車のダンパーはご存じですか?
なかなか聞きなれない部品かもしれません。
しかし、車の乗り心地を良くするには欠かせない部品です。
今回は、ダンパーの構造や、寿命、交換費用を解説していきます。
そして、ダンパーにオイル漏れが出たときの修理代についても細かく解説していますので、ダンパーについて知りたい方は、是非最後までご覧ください。
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車のダンパーとは
ダンパーとは、一言で言うと、乗り心地を良くしてくれている部品です。
車は走行中に段差や、デコボコな道を走ります。
その衝撃をバネとダンパーで制御し、車の乗り心地を損なわないようにしています。
例えば、デコボコ道を走行すると車は上下に揺れますよね。
上下に揺れる時に、下に沈む力を抑制しているのがバネです。
バネのおかげで、下に沈む力を抑える事ができます。
そして、下に沈むとバネは縮み今度は反発してバネは伸びようとします。
そうする事で上にはねる力が加わるのですが、そこで活躍するのが、ダンパーです。
バネの反発する力をこのダンパーが抑える事で、上下に揺れる、上に行く力を抑えてくれます。
なので、ダンパーとはバネの反発する力を抑制し乗り心地を良くしてくれている部品と言えます。
車のダンパーの構造は
ダンパーの構造は、金属製の筒の中に充填されたオイルの中を、小さな穴のあいたピストンが通る抵抗によって減衰力を発生させる構造です。
そしてダンパーには2種類あります。
- 複筒式ダンパー
- 単筒式ダンパー
この2つがあります。
複筒式ダンパーは、ほとんどの車で採用されているダンパーです。
二重に重なった筒の中にオイルを充填してあり、外側にはガスが入っています。
オイル室とガス室を並列に配置させているため、ストロークが確保しやすくケースがダメージを受けても動作出来るように作られています。
単筒式ダンパーは、減衰力を発生させる内部のバルブ径を大きくできるため、わずかな動作量で減衰力を発生させる事ができ、より乗り心地がよくなるダンパーです。
一般車両では複筒式ダンパーが使用されていて、モータースポーツなどでは単筒式ダンパーが使用される場合がほとんどです。
車のダンパーの寿命はどれくらい?
ダンパーの寿命は10年もしくは10万キロと言われています。
ダンパーに劣化が生じてくると、段差を踏んだりデコボコ道を走行すると乗り心地が悪くなります。
これはダンパーの劣化で、バネの反発を抑制することが出来ないためです。
ですので、目安が10年もしくは10万キロとなります。
しかし、乗り心地が低下してもそのまま乗る事も珍しくありません。
なぜなら交換費用が高くついてしまうので、このまま無交換で乗り続ける選択をされる方も多いです。
また一般的に車は10年落ち、もしくは10万キロ以上の走行距離で車の買い替えの目安となります。
こちらを過ぎると車の価値はほぼ0になってしまうケースが多いです。
故障車の買取の相場もありますので、併せて調べてみる時期と言えるでしょう。
車を高く売る交渉術に関してはこちらの記事が参考になりますのでご覧ください。
車のダンパーのオイル漏れの修理代はいくら?
車のダンパーは使用していくと、経年劣化でオイルシールなどが痩せてしまい、オイルが漏れてしまう事があります。
ダンパーからオイルが漏れていると、ひどい場合は車検に通りませんので修理が必要となります。
しかし、純正のダンパーは修理する事が不可能な為、交換しか直す方法がありません。
社外品の場合は修理できる場合がありますが、その期間車に乗れなかったり乗るにしても変わりのダンパーを用意したりと費用がかさむ可能性がありますので整備工場と要相談となります。
車のダンパーの交換費用はいくら?
車のダンパーの交換費用はフロントを変えるのか、リアを変えるのかで金額が大きく変わります。
フロントが部品代で2万円から3万円、リアが部品代で1万円から2万円となります。
工賃はフロントなのか、リアなのか、1本なのか、4本なのか、で変わります。
なので、1万円から4万円と金額は大きくバラつきます。
フロントかリアかで値段が大きく変わりますが、おおよそフロント1本5万円前後、リア1本2万円前後となります。
部品代で金額が大きく変わりますので目安としてください。
縁の下の力持ち、ダンパー
いかがでしたか?
ダンパーの重要性が理解いただけたかと思います。
車を快適に乗るには、欠かせないダンパーですが、使用すれば経年劣化で寿命を迎えてしまいます。
そんな時には、整備を行ってあげることで、また快適に車を乗れます。