スパークプラグは、エンジンを動かすために必要な部品です。
そのため、交換時期も自動車メーカーが指定しており、その時期を過ぎると車の調子が悪くなります。
ここでは、スパークプラグの交換時期と交換しなかった場合の症状に加え交換費用とその効果をお伝えします。
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スパークプラグの交換時期とは
ガソリンエンジンは、ガソリンと空気を混合しそこに火花で着火したときに起きる爆発エネルギーを回転運動にしています。
そして、火花を発生させる部品がスパークプラグですが、このスパークプラグは、使用時間が長くなると次第に良い火花が出なくなります。
なぜ良い火花が出なくなるのかというと、スパークを繰り返すことで電極がすり減りスパークさせる電極のクリアランスが大きく広がることと、電極が丸まってしまうからです。
そこで、スパークプラグは走行距離に応じて自動車メーカーでは交換を推奨していますが、最近のクルマは電極が減りにくい白金やイリジウムといった長寿命のプラグを使用しているので、概ね10年もしくは10万km程度で交換するようにボンネット裏などに記載があります。
しかし、一般的なスパークプラグを使用している場合は軽自動車で10,000km程度、普通車では20,000km程度で交換が必要です。
スパークプラグの寿命前のよくある症状は
スパークプラグが寿命を迎えると、エンジンのかかりが悪くなり走行中の加速力の低下や燃費悪化が見られます。
スパークプラグは、燃料と空気の混合ガスに着火させる重要な部品なので、火花に力がなくなれば、キレイに着火しないのでエンジンが持っているパワーを発揮できません。
また、燃料がキレイに燃えないことからパワーダウンになり、それに伴いアクセルを普段より多く踏むようになるため燃費悪化につながります。
特に、始動時のエンジンのかかりの悪さは最近のコンピュータ制御のエンジンでは補正が入り気付きにくいですが、寿命が近づくと火花の力が弱くなります。
そして、劣化が進行するとコンピュータの補正が追い付かなくなることから、次第にセルモーターを回す時間が長くなってきます。
スパークプラグは交換しないとどうなる?
スパークプラグが劣化しているのに放置すると最悪はエンジンが始動しなくなります。
ただし、最近のクルマでは始動しなくなる前に様々なセンサーに悪影響を与えてトラブルを増やすことになるでしょう。
交換サイクルを無視した場合、スパークプラグの劣化が進みます。
すると異常燃焼が起き始め、エンジンに不快な振動が発生するようになります。
これは不完全燃焼による症状で、このまま放置すると排気管に装着しているセンサー類を焼失させて、スパークプラグ交換以上に高額な修理費が必要になるでしょう。
スパークプラグの交換費用はいくら?
スパークプラグの交換費用は、エンジンの種類で大きく異なります。
例えばV6エンジンなら6本、コンパクトカーのほとんどなら4気筒エンジンなので4本、そして軽自動車のほとんどは3気筒エンジンなので3本のスパークプラグが使用されています。
また、スパークプラグの種類でも価格が異なり、昔からある一般的なスパークプラグなら1本1,000円程度、最新のイリジウムプラグなら1本2,500円程度します。
そして、工賃も車種により異なりますが、一般的に1本1,000円程度の交換工賃がかかります。
そのため、4気筒であればスパークプラグ4本で4,000円、工賃が4カ所で4,000円かかり、合わせて8,000円かかります。
スパークプラグ交換は、1本だけ交換ではなくエンジンに使用しているスパークプラグの本数分費用がかかるので、気筒数が多いエンジンほど費用が高くなります。
スパークプラグの交換時の効果は
スパークプラグを交換すると、エンジン始動性能向上、加速力向上、そして燃費改善がみられます。
この効果は、クルマの性能がアップしたわけではなくクルマの性能が元に戻ったに過ぎませんが、調子の悪かったクルマでは効果が大きく感じられるはずです。
また、プスパークプラグの交換時に、今までより性能が高いスパークプラグに交換すると、高価はより一層大きく感じられるでしょう。
性能が高いスパークプラグは、着火させる火花が強力になることや火炎が効率よく伝播するよう設計されているので、純正採用されるスパークプラグより力強いエンジンになるでしょう。
また、パワーが上がればアクセルを踏み込む量も減るので、燃費改善にもつながり、少し高価なスパークプラグでも、燃費改善や走行性能向上の効果の方が大きく感じられることから、価格以上の満足度が得られるでしょう。
スパークプラグ交換を自分でやる手順や方法は
スパークプラグの交換は、一昔前のクルマであればプラグコードがエンジン上部にあったので、それを引き抜いてプラグレンチを使用すれば交換できました。
その後、ダイレクトイグニッションシステムが登場すると、10mmのボルトを外してイグニッションシステムを外す作業する手間が増えましたがまだ作業自体はそれほど面倒ではありません。
しかし最近のクルマは、エンジン本体が見えないようにエンジンカバーで覆われているので、それを外して作業する必要があります。
しかもエンジンカバーを外しても、補機類がエンジン上部に取り付けられており、それらを外さなければスパークプラグが外せないクルマもあります。
このように、スパークプラグまでのアクセスが面倒になった理由は、交換サイクルが10年10万kmとなっていることが原因で、それほど頻繁に交換する必要がなくなったからです。
そのため、エンジンがほとんど見えない最近のクルマは、自分でスパークプラグ交換はかなり面倒な作業なので、自動車修理工場にお願いするのが良いでしょう。
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スパークプラグは消耗品!定期交換で快適なドライブを
スパークプラグは、エンジンの状態を保つために欠かせない部品の一つです。
そして、消耗品でもあり、劣化してくると燃費悪化や加速不良など走行に不具合を起こします。
スパークプラグ交換は、一般に10,000kmから20,000kmでの交換が必要ですが、最近は長期間交換不要のスパークプラグ装着車が増えています。
必ず交換時期がクルマのエンジンルームに記載があるほか、取扱説明書にも交換時期の記載があるので、メーカー推奨の交換時期を守って快適なドライブをしましょう。