オートマチックトランスミッションオイル、略して「オートマオイル」。
ディーラーやガソリンスタンドで点検の際にオートマオイルの交換をすすめられた方も多いのではないでしょうか?
エンジンのオイルはこまめに交換しないといけないのは何となくわかるが、オートマのオイルとなると本当に交換しないといけないのかや、どれくらいの頻度で交換すべきものかわからないといった疑問をお持ちの方もいると思います。
今回はそんなオートマオイルについてまとめました!
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車のオートマオイルの交換時期は
オートマオイルの交換時期は、車種やそのミッションの種類により様々です。
そもそもミッションという部品は、エンジンが生み出した動力を伝達する部品です。
伝達する際にそのエンジンからの力や回転数を増幅する役割があります。
そのなかでオートマオイルの役割も様々あり、動力の伝達を油圧で行ったり、ギヤチェンジするための部品の作動を行ったり、あるいは中身の部品の潤滑、またミッションの冷却など多岐に渡ります。
ひと昔まえのオートマチックトランスミッションであれば、走行距離にして5万Km走行毎にオートマオイルの交換がメーカーからも推奨されていました。
最近の車両であれば部品の性能も上がっていることから10万Km走行毎や、あるいは無交換で良いといった車種もあります。
なのでエンジンオイルとは違い、一度もオートマオイルを交換しないまま車を乗り換えるといったことも珍しくはありません。
自身の車のオートマオイルの交換時期はどれくらいなのか、一度取り扱い説明書で確認するか、ディーラーに確認すると良いでしょう。
また一般的に車は10年落ち、もしくは10万キロ以上の走行距離で車の買い替えの目安となります。
こちらを過ぎると車の価値はほぼ0になってしまうケースが多いです。
故障車の買取の相場もありますので、併せて調べてみる時期と言えるでしょう。
車を高く売る交渉術に関してはこちらの記事が参考になりますのでご覧ください。
車のオートマオイルの交換値段はいくら?
一般的なオートマオイルを使用する車種であれば1万円前後で交換が可能です。
ただ車種によっては、通常の種類のオイルが使えない構造のミッションであったり、専用のオイルが求められる車種もあります。
そういった際はオイル代も比較的に高額となり、2~3万円かかる場合もあります。
交換時期と同じく、一度ディーラーなどに確認することをおすすめします。
車のオートマオイルの色が赤色の理由について
なかなか車を使用しているなかで、オートマオイルを生で見ることはないと思います。
実はオートマオイルは「赤い」色味をしています。
他のオイルであれば「エンジンオイル」は「茶色」です。
ではなぜオートマオイルは「赤色」なのか?
それは1つは他のオイルとの見分けができるためと言われています。
車を点検する際、どこからかオイル漏れが発生し濡れている場合、それが何のオイルなのか判断し、漏れの発生箇所を特定しなければいけません。
そういった際にオイルの色で何のオイルが漏れているのか分かりやすくするために着色しているという側面があります。
もう1つの理由としては、オートマオイルの規格による制限もあります。
オートマオイルは「D-Ⅱ」や「D-Ⅳ」などの規格が定められています。
その規格のなかで一定範囲内の赤色に着色しなければならないと決められています。
なのでオートマオイルは赤い色が定番となっているのです。
車のオートマオイルを交換するメリットは
オートマオイルの交換は、車の様々な走行性能を保つことにつながります。
上述のようにオートマチックトランスミッションには様々な役割があり、エンジンの動力を伝えたり、シフトチェンジ(変速)を行ったり、あるいはミッション内部の潤滑や洗浄を行っています。
なのでオートマオイルの交換はこれらの性能の低下を防ぐメリットがあると言るでしょう。
具体的に、また体感できる可能性があることで言えば「燃費」です。
エンジンの動力伝達をオートマオイルが行いますが、オートマオイルが劣化し性能が落ちると燃費の悪化につながります。
なのでオートマオイルを適切に交換すると燃費の向上が期待できます。
(新車時より良くなるのではなく、低下していた分が復活するイメージ)
ほかにはオートマオイルを交換することでミッション内部の洗浄に効果があります。
ミッションオイルは各部を循環しながら鉄粉などのゴミを集め内部を洗浄していますので、使用と共にオイル自体が汚れていきます。
なのでオートマオイルを交換することで汚れをオイルと一緒に出すことができ、また新しいオイルを注入することで洗浄作用を復活させることにつながり、ミッションの性能向上に寄与できるでしょう。
車のオートマオイルを交換するデメリットやリスクについて
オートマオイルを交換するデメリット(注意点)としては、長期間交換をしていないオートマオイルを交換すると、かえってトランスミッションを壊してしまう恐れがあります。
理由としては、オートマオイルには鉄粉などの洗浄が挙げられますが、長期間交換をしていない場合ゴミなどがミッション内部の各部に付着し固まっている可能性があります。
その状態からオイルの交換を行うとその付着していたゴミが浮き上がり循環し、ミッション内部を詰まらせてしまうことがあるのです。
なので、メーカー推奨の交換時期を大幅に超えて使用してしまっている場合は注意が必要です。
オートマオイルの交換時間はどれくらい?
エンジンが生み出した動力をタイヤへ伝えるオートマチックトランスミッション。
このオートマのオイルもエンジンオイル同様に交換が可能です。
オートマオイルの交換に要する時間は短い車種であれば15分ほどで完了します。
一方で時間がかかる車種では1時間ほど。
この違いは車種や交換方法によって異なります。
一昔前のオートマオイルのレベルゲージが装着されているタイプの車種であればレベルゲージの穴から抜き取りと注入を繰り返し行い、30分ほどで完了するでしょう。
最近の車種ではレベルゲージが無いものがほとんどで、その場合はエンジンオイルと同様に車両の下から抜き、新しいオイルを注入する方法で交換します。
その交換方法であれば15分ほどで作業は完了するでしょう。
一部の車種では新しいオイルを注入した後に、温めたりしながら量の調整が必要な車種もあり、その場合だと1時間ほどかかる場合もあります。実際に自分の車は交換にどれくらいの時間を要するのかディーラーやカーショップに相談してみましょう。
オートマオイルは交換不要?必要性はある?
最近の車種はオートマオイルの推奨交換時期が走行距離にして10万キロ毎や無交換で良いというものが増えてきています。
ではオートマオイルは本当に交換しなくて良いのか?ディーラーでオートマオイルの交換を勧められたが、必要なのか?このような疑問をもたれるかたも多いと思います。
結論としては、自身の車との付き合い方によると考えます。
メーカーが基本無交換で良いと考えた作りのため、オートマオイルを交換しなかったことが原因で起こる大きな不具合はないと考えることができます。
一方で無交換で使用できるとはいえ、内部では必ず劣化していたり汚れが溜まっている状況であり、性能の低下は否めません。
そのため加速性能や燃費性能の維持を目的として定期的にオートマオイルを交換することは効果的を言えます。
なので特に故障を引き起こすようなものではないなら、交換しなくても良いと考えるなら不要、車の性能低下が心配なのであれば交換すべきといったところでしょうか。
その車と後どれくらい付き合うのかを加味して交換するか否かを判断すると良いでしょう。
オートマオイルがなくなるとどうなる?
オートマオイルがなくなるとどうなるか?
そもそもオートマはオイルの油圧によってエンジンの動力をタイヤへ伝えたり、変速を行います。言い換えればオートマオイルがなければ何も仕事ができません。
したがってオートマオイルがなくなってしまうとどうなるのか?その答えは「車が走ることができなくなる」ことにつながります。
ただ全くの走行不能に至るまでに、加速が悪くなったり、変速時に振動やショックが大きくなるなどの予兆が起こります。普段の感覚と違ったり、調子が悪く感じる時点でカーショップやディーラーに点検を依頼しましょう。
今、車が最も高く売れます。
この時期に売らないと損です。
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車の売却は、ここ数年で最も高く中古車が売れているこの時期がおすすめです!
車の売却は買取業者によって、数万円から数十万円も変わる場合があります。
いかに業者選びを上手に行うかが、乗り換えの大きなポイントになります。
以下の記事で、車買取のおすすめ業者を7選、ご紹介しています。
車が高く売れるこの時期に必ず査定をしておきましょう。
かなりもったいないです。
まとめ
いかがでしたか?
オートマチックトランスミッション自体は現代のほとんどの車が搭載している部品ですが、そのオイルのことまではなかなか認知されていないと思います。
自身の車の交換時期を知り、適切なメンテナンスを行いましょう!