クルマの屋根は長く乗っていると塗装が剥げていることがあります。
これは紫外線や風雨による劣化ですから、長期間使用するとどんなクルマでも発生するリスクがあります。
そこで、クルマの屋根の塗装が剥がれた場合の修復料金の相場と、修理工場の選び方について詳しく解説します。
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車の屋根の塗装は劣化する?
クルマの屋根の塗装が白茶けていたり、クリアが剥がれてボロボロになっているクルマを見かけます。
クルマの屋根は、太陽からの紫外線をたっぷり浴びやすいので、クルマの中でも劣化しやすい部位です。
特に、青空駐車が基本のクルマは、常に雨風や紫外線の影響を受け続けています。
常に洗車を行い、ワックスがけをしていても劣化は少しずつ進んでいます。
特に熱を吸収しやすい濃色車では塗装が劣化しやすいことで知られていますが、その中でも赤や紺のクルマは劣化しやすいでしょう。
車の天井の塗装剥がれの原因は
塗装は樹脂なので、紫外線の影響を受けやすいといってよいでしょう。
そのため天井は太陽の光を多く浴びるので、塗装剥がれが起きやすい場所といえます。
塗装が紫外線で剥がれる原因は、紫外線のパワーにより塗装の樹脂が破壊されるからです。
また、大気中の汚れや雨、そしてイオンデポジット汚れも塗装剥がれの原因です。
これらの汚れは、常日頃のメンテナンスで簡単除去できるので、塗装剥がれが起きないように常にボディをキレイにして、コーティングやワックスでボディを保護するとよいでしょう。
車の塗装剥がれの修理料金 オートバックスはいくら?
クルマの塗装剥がれの修理料金は、塗装する部位によって大きく変わります。
ドアミラーのように小さい部品は8,800円~修理が可能ですが、ドアやフェンダーになると一気に高くなり35,000円以上~の修理費用になっています。
全て、クルマの大きさや塗装の色の種類で価格が異なる他、剥がれの状態も費用に大きく影響するので、詳しい見積もりは店頭で相談することをお勧めします。
車の塗装剥がれの修理料金 イエローハットはいくら?
イエローハットでは、塗装剥がれの修理費用を7,000円~としています。
ただし、ドアミラーのような小さい部品でソリッドカラーであれば7,000円程度で修理できますが、ボンネットなど大型パーツでホワイトパールなどになると、50,000円を超えることも珍しくありません。
修理費用は、基本的に剥がれの状態と何色なのかにより変わってきます。
さらに塗る場所が広範囲になるほど金額は高くなることも忘れないでください。
ルーフのクリア剥げの料金はいくら?
メタリックやパールのクルマで特に濃色車になるとルーフのクリア層が剥がれることがあります。
このルーフのクリア層剥がれを修理する場合、ベースとなる塗装色まで劣化が侵食していると、かなりの高額になることが多いでしょう。
基本的に、クリア層だけ修理してほしいと頼んでも、多くの場合紫外線でその下のベース塗料まで劣化している場合がほとんどです。
そのため、ルーフの再塗装が必要となり、10万円以上かかることも少なくありません。
もちろん、ルーフの大きさが小さければ5万円程度で済むこともありますが、何色なのかによっても大きく金額が変わります。
特にパールホワイトやMAZDAのソウルレッドなど特殊な色は高額になります。
車の屋根の塗装剥がれの料金の相場は?
クルマの屋根の塗装が剥がれた場合の料金は塗装の劣化している広さにかかわらず屋根全体を塗装するので、劣化の大小による料金の大きな差はありません。
一般的に、セダンタイプの屋根を修復する場合は7万円前後でしょう。
ただし、塗装する色により塗料の値段と作業工程が変わることから塗装料金が変わってきます。
そのため、屋根の広さだけでなく塗る色によっても価格が異なることを理解しておきましょう。
板金塗装に関してはこちらの記事で詳しくまとめてます。
ぜひ参考にされて下さい。
車の屋根の塗装修理 ディーラーのメリットデメリットは
クルマの屋根を塗装する場合にディーラーにお願いするメリットは、自分で鈑金塗装工場を選ぶことが出来なくてもディーラーなら多くの板金塗装工場と契約しているので、ディーラーに預けるときに仕上がりについてオーダーすれば、それに合った仕上がりで塗装修理されます。
その反面デメリットもあり、ディーラーにお願いすると費用が高くなる傾向です。
車の屋根の塗装修理 塗装店のメリットデメリットは
クルマの屋根を塗装依頼する場合、知っている鈑金塗装工場があればそこに依頼すればよいですが、そうでなければ自分で鈑金塗装工場を探す必要があります。
町の鈑金塗装工場なら、費用が安くできることと、塗装修理の仕上がりについてオーダーを細かく出せます。
しかし仕上がりは、鈑金塗装工場の職人の技量が大きいので、鈑金塗装工場選びでその工場の仕上がりに納得できない場合があるでしょう。
ディーラーと塗装店ならどっちがおすすめ
ディーラーと塗装店でおすすめは、仕上がりに多くを求めないのであれば、ディーラーでもよいでしょう。
ディーラーもある程度腕の良い職人がいる塗装店と契約していますが、ディーラーと契約している塗装店は流れ作業化しておりある一定のレベル以上の仕上がりは期待できません。
また金額も仕上がりに比べて高い場合も見られます。
そして、塗装店への依頼では、自分で納得できる塗装店を探す必要があります。
設備が整っていても腕が良いとは限らないので、知っている塗装店がなければ自分で口コミなどを参考に選ばなければなりません。
また、多くの塗装店では、仕上がりの塗料の種類を選ぶことが可能で、特にトップコートと呼ばれるクリアには硬さや耐久性に種類があるため、高級な塗装で仕上げられます。
しかし、高級塗料を使用していても、職人の腕が伴わなければキレイな仕上がりは期待できません。
塗装店を選ぶなら口コミなどを参考にするだけでなく、実際に塗装店に足を運び、ほかのクルマの仕上がり具合などを確認して依頼するとよいでしょう。
このようなことから、ディーラーにも塗装店にも一長一短があるので、忙しく塗装店を探す手間がないのであればディーラーを、そして完璧を目指すのであれば自分の足で塗装店選びをしましょう。
車の屋根の塗装はdiyでできる?
クルマの屋根の塗装は器用な方ならdiyでも可能でしょう。
しかし、屋根はAピラーやCピラーにつながっているので、塗装の見切りをつける部分をボカシ塗装しなければなりません。
このボカシ塗装もボカシ用塗料も販売されているので、個人でもやれないことはないでしょう。
しかし、トップコートのクリア塗料選びも限られた商品しかありません。
最近は2液タイプのウレタン塗料が販売されていますが、プロが使う塗料より耐久性はかなり劣ります。
クルマの屋根は、軽自動車でもかなりの広さがあります。
また、ミニバンやSUVなどは、車高が高いので屋根を塗装するための足場も必要でしょう。
このほか、広い屋根なので慣れないと塗装してもムラができやすいため難易度はかなり高いといえます。
このようなことから、一般にクルマの屋根を自分で塗装するにはある程度の経験がなければ難しいといえます。
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クルマの屋根は劣化しやすいので劣化が起きないように対処しよう
クルマの屋根の塗装は劣化しやすいので、できるなら屋根のある車庫で保管が望ましいといえます。
しかし、屋根付き車庫を持っている方はそう多くありません。
そこで、今はやりのガラスコーティングなどで屋根を守りましょう。そうすることで塗装劣化をかなり長期間守れます。
また劣化してしまったら、自分で塗装するより、プロに依頼したほうがキレイに耐久性がある補修が可能です。
また一般的に車は10年落ち、もしくは10万キロ以上の走行距離で車の買い替えの目安となります。
こちらを過ぎると車の価値はほぼ0になってしまうケースが多いです。
故障車の買取の相場もありますので、併せて調べてみる時期と言えるでしょう。
車を高く売る交渉術に関してはこちらの記事が参考になりますのでご覧ください。