クルマの部品交換は、何処で行っても同じではありません。
それは使用する部品が純正か純正同等品でも大きく変わり、さらに中古品になればかなり金額に差が出るからです。
そして、ディーラーとショップでは使用する部品が大きく異なることから、部品交換費用に差が出てくるでしょう。
そこで、ディーラーとカーショップではどちらが安いのか、そして双方のメリットとデメリットはどのようなものがあるのか詳しく解説します。
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ディーラーでの部品交換のメリットデメリットとは
ディーラーでは、自社メーカーのクルマの修理であればどんな部品でも調達が可能です。
また、新品純正部品を使用するので、修理後も安心して乗り続けられます。
このほか、最近多くなったハイブリッド車は、部品交換にはディーラーでなければ難しい場合もありあります。
しかし、ディーラーでは必ず新品純正部品を用意してくるため、部品代は割高になるデメリットがあります。
また、部品交換を純正同等品や中古部品、リビルト部品で修理をお願いしてもディーラーで調達してもらえないため、純正部品以外で部品交換する場合は自分で調達する必要があります。
しかし、ディーラーによっては自社で用意する純正部品以外では修理しないということも多く、部品交換の部品を選ぶ場合は事前にディーラーと相談する必要があるでしょう。
カーショップや民間業者での部品交換のメリットデメリットは
カーショップや民間業者で部品交換するメリットは、用意する部品の種類が純正品でなくても問題ないことが挙げられます。
純正以外で部品交換できるということは、部品代を安く済ませられる大きなメリットがあります。
しかし、カーショップや民間業者では、交換する部品によっては難しい場合があります。
例えば、ハイブリッド車の駆動用バッテリーの交換では、低圧電気取り扱い特別教育を受けている必要があります。
そのため、この教育講習を受けていない事業者では、ハイブリッド車の駆動用バッテリー交換ができません。
部品交換の費用が安いのはどっち?
部品交換する際、ディーラーとカーショップ、民間整備工場を比べると、圧倒的にカーショップや民間整備工場のほうが部品交換費用が安いでしょう。
また、部品代が安く済ませられるほか工賃も大きく異なります。
特にディーラーの工賃は高めなので、カーショップや民間整備工場なら部品代と安い工賃で、部品交換費用に大きな差が出てきます。
交換時間が早いのはどっち?
交換時間は、交換する整備士の技術が同じであれば、入庫しているクルマの数で変わってきます。
ディーラーでは、入庫車数がカーショップや民間整備工場より多いので、予約する時点から差が広がるでしょう。
そして、同じ時間に同じ部品を交換するとすれば、交換時間にそれほど大差がありませんが、部品取り付け後のチェックはディーラーのほうが時間かかることが多いでしょう。
それは、ディーラーは整備する人がチェックした後、納車チェックする人もいるためダブルチェックを行っているからです。
そのため一般的に交換時間は長いといえます。
しかし、複雑な作業が必要な部品交換の場合はディーラーのほうが早いこともあります。
多くの部品を外しての作業は、熟練していても自社のクルマを扱うディーラーのほうが整備のポイントをわかっているので素早く作業が可能です。
また、ディーラーは自社に整備書を備え付けているので、問題の部品交換手順も的確に指示されるため効率よく作業できます。
よって、複雑な作業になるほどディーラーのほうが早い場合が多いでしょう。
アフターケアがしっかりしているのはどっち?
アフターケアについては、ディーラーは純正部品を使用するため部品に保証が付帯していることがほとんどです。
しかし、一般的に大きな高額な部品は、部品購入時に保証が付帯していることがほとんどなので、カーショップも民間整備工場もアフターケアに大差がないといえるでしょう。
ただし、中古部品を使って部品交換をする場合は、当然保証がないのでカーショップや民間整備工場は交換後のアフターケアに応じません。
そして、作業に関してのアフターケアは、店舗ごとで行うサービスが異なるため、カーショップや民間整備工場ではアフターケアに期待ができないこともあるでしょう。
しかし、中にはディーラーに負けないアフターケアを行うカーショップや民間整備工場もあるので、どのようなアフターケアがあるのか作業前に聞いてみることです。
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部品交換は部品の状態によって大きく対応が異なる
カーショップも民間整備工場も、ディーラーと負けないほど充実したサービス体制を敷いていることもあります。
そのため、アフターケアを考えるとどこで部品交換しても変わらない場合もあるでしょう。
しかし、費用に関しては間違いなくディーラーは高めです。
これは新品部品に純正部品を使用しているからで、民間整備工場やカーショップのように部品の状態を選べないからです。
部品交換をする場合、安く済ませたいなら間違いなくカーショップや民間整備工場への依頼が良いでしょう。