ブレーキを構成する部品の中にブレーキディスクがあります。
このブレーキディスクにも寿命があり、定期的に交換しなければクルマを安全に停車させられません。
そこで、ブレーキディスクの交換時期や目安、そして交換する場合に必要な費用について詳しく解説します。
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ブレーキディスクの寿命はどれくらい?
ブレーキディスクの寿命は一般的に10万kmといわれています。
ただし、乗り方や車種により10万kmに届かずに交換の場合も起こりえますから、必ず10万kmで交換とはいえません。
また、国産車と輸入車とでは、ブレーキディスクの減り具合が異なり、特にドイツ車などは、ブレーキパッド交換と同時期にブレーキディスク交換が必要な場合もあり、3万km程度で交換が必要となることもあります。
このように、クルマの種類によってもブレーキディスクの寿命は異なりますが、走行する場所によっても変わってきます。
例えば、毎日峠道を通勤するような場合は、平坦路しか走行しないクルマに比べ、ブレーキ使用頻度が増えますから、峠道を毎日走行すればブレーキディスクの交換時期は早くなります。
ブレーキディスクの交換時期や目安は
ブレーキディスクの交換時期は、目視による点検でわかります。
通常、車検や定期点検では、ブレーキを分解して点検します。
この時に、ブレーキパッドによりディスクが削れて段付きが激しくなっている場合や、クラックが入ってしまった場合は交換時期と判断します。
このほか、ブレーキパッドの残量が残っているのにブレーキ鳴きが激しくなってきた場合も交換時期といえるでしょう。
ブレーキディスクの残量について語る方もいますが、車種により新品時のディスクの厚みも異なるので、残量が何mmになったら交換とは一概に言えませんが、一般的に新品より1mm以上減ったら交換したほうが良いといわれています。
ブレーキディスクの交換時期 輸入車の場合は
輸入車のブレーキディスクの交換時期は、ブレーキパッド2回に1回というのが目安になります。
輸入車は国産車と異なり、ブレーキパッドとディスクローターが同時に磨耗することで、制動力を高めているため、ディスクローターがあまり摩耗しない国産車と比べて輸入車のディスクローターはとても磨耗が早くなります。
ブレーキパッドは、3~4mm以下が交換の目安となり、これ以上摩耗が進むと、制動力低下や異音などの原因となることがあります。
乗り方やブレーキの使用頻度などによりますが、約30,000~40,000km走行で交換時期がやってくるでしょう。
ブレーキディスクは、ブレーキパッド2回に1回が交換の目安なので、約60,000~80,000km走行で交換時期となります。
また、ブレーキディスクには、例えば「MIN 18.4mm」というような磨耗限度値が記載されており、ディスクローターの厚みを測定して、この数値以下であれば交換が必要となります。
ブレーキ廻りは、早めに交換をしないと危険なので、定期的な点検・整備が重要になります。
ブレーキディスク交換の費用の相場は
ブレーキディスク交換の費用は、ディスク本体の料金と交換工賃なので車種により価格は大きく異なります。
国産車であれば交換工賃は1輪5,000円程度ですが、ブレーキディスクは車種や商品により価格が異なります。
例えば軽自動車であれば1輪10,000円程度ですが、ミドルクラスSUVになると1輪20,000円程度になるでしょう。
また、ブレーキディスクは通常フロントのみ又はリアのみの交換ですので、1度に交換する場合の相場は30,000円から50,000円程度でしょう。
もちろん、交換ではなく研磨で済ませることも可能です。
その場合に費用は脱着と研磨費用込みで、1輪10,000円前後が相場でしょう。
ブレーキディスク交換のDIYに必要な工具とは
ブレーキディスク交換に必要な道具は、ホームセンターでも簡単に手に入ります。
リジットラック
まずクルマをジャッキアップさせて、安定させるがリジットラック必要です。
もしジャッキのみで作業した場合、ジャッキが不用意に外れたら命にかかわる危険があるからです。
ラチェットレンチ 眼鏡レンチ プラスドライバー マイナスドライバー
次にブレーキを分解するために、数種類のラチェットレンチと眼鏡レンチ、そしてプラスとマイナスドライバーが必要です。
プラスチックハンマー
ブレーキディスクが固着して外れない時の対処方法として、プラスチックハンマーがあると便利です。
キャリパーコンプレッサー C型クランプ
ブレーキディスクが新品になるとブレーキパッドとのクリアランスがなくなるので、ブレーキキャリパーのピストンを押し戻すキャリパーコンプレッサーかC型クランプを用意します。
あとは清掃のために、ブレーキクリーナーを用意しておくとよいでしょう。
ブレーキディスク交換のdiyのやり方と手順はこちら
最初にホイールナットをすべて軽く緩めます。
次にジャッキアップして、確実にリジットラックでクルマを固定してからタイヤを外します。
ブレーキローターを外すには、ブレーキキャリパーを最初に外しますが、この時にとまっているボルトは、14mmまたは17mmのボルト2本で止まっていることがほとんどです。
ブレーキキャリパーが外れたら、ブレーキホースにテンションがかからないように、サスペンションの上部に針金などでブレーキキャリパーを吊るします。
フロントの場合は、ブレーキキャリパーが外れれば、ブレーキディスクは手前に抜けてきます。
もし固着している場合は、軽くローターの周りをプラスチックハンマーで叩くと抜けやすいでしょう。
リアの場合で、サイドブレーキがブレーキディスク内蔵の場合は、硬く外しにくい場合があります。
その時のために、ディスク面にハブと切り離すサービスホールが2カ所あるので、その穴に合うボルトを用意し、ボルトをねじ込むとブレーキディスクは外れます。
取り付けは、外した逆の手順ですが、キャリパーピストンを押し戻さなければブレーキキャリパーが取り付けられないので、キャリパーコンプレッサーやC型クランプを使用してピストンを押し戻してから組付けます。
リアのサイドブレーキ内蔵型の場合は、ブレーキディスク装着後、クリアランス調整が必要です。
調整方法は、ハブボルトの円周上にゴムのメクラキャップがあるので、それを外して調整します。
中を覗くと、ギザギザの歯車が見えます。
マイナスドライバーで上に回すとブレーキシューが広がり、下に回すとブレーキシューが縮まります。調整は、ローターを回して引っかかりがないか、サイドブレーキを引いて確実に止まるか確認しながら行います。
ブレーキディスク交換は、重要保安部品であるブレーキを分解するので、ある程度クルマの知識がなければ難しい作業なので、自信がない方は整備工場に依頼しましょう。
ブレーキディスクの修理費用が高額なら車を手放す選択肢も
車の走行距離や年式を考慮して、あとどれくらい乗るつもりか、高額な修理費用をかける価値があるかどうかを判断しましょう。
新しい年式の車であれば、ディーラーでの下取りや中古車買取業者の利用を検討すると良いでしょう。
手続きや乗り換えの手間を減らしたい場合はディーラーでの下取りが便利です。
一方、少しでも高額で売りたい場合は、中古車買取業者の利用がおすすめです。
しかし、古い年式や走行距離が多い車は、値段がつかないこともあります。
そんな時は、廃車や故障車の買取業者を利用すると良いでしょう。
廃車・故障車の買取業者は、古い車や走行距離の多い車、さらには事故車や動かない車でも買い取ってくれます。
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ブレーキディスクも交換部品なので定期的に点検して安全運転を
ブレーキディスクは、ブレーキパッドと同様に消耗品です。
しかし、ブレーキパッドほど交換頻度が高い部品ではないので、忘れがちになる方も多く見られます。
ブレーキパッドを交換してもブレーキ鳴きが収まらない場合や、すでに新車から10万kmを超えていて1度もブレーキディスクを交換していないのであれば、安全のためにブレーキディスクを点検しましょう。