ヘッドライトでは夜間走行時での十分な視界確保を目的主なとし、ウインカーやブレーキランプ等といった夜間走行以外での安全確保には必ず必要となっている車の灯火装置。
ヘッドライトを始め、低電力を目的とするLED仕様においては新車時ではやや主流になりつつもあります。
今回は車に装備されるそれぞれの灯火装置についてその「名称」と「用途」、あと操作方法など簡単な解説を交えながら各項目でまとめて行きたいと思います!
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ヘッドライト ハロゲン電球とは
ヘッドライトバルブ(電球)として昨今主流でもあるハロゲン球。
通常の白熱電球とは違い、電球内に含まれた微量のハロゲンガスによって白熱電球以上の明るい光を放ち、また比較的長寿命である事から現在もオールラウンドに使用されております。
尚、発光色としての電球が放つ光の数値(色温度)では3000~3200k(ケルビン)辺りとされており、一般的にも黄色味がかった電球色などが純正としてのハロゲン色になってます。
ヘッドライト hidとは
現在ポピュラーとされているヘッドライトのLED化以前、一時期はかなりの需要とされていたHIDのヘッドライト。
自然な電球色であるハロゲン電球に対し、その独特な透明感ある白い光はかなり明るい事からも広い視認性をもたらします。
フィラメントの通電によって白熱させる電球とは違い、フィラメントが無い電極間でのアーク放電によって光を放つ仕組みからも寿命がハロゲン電球の約5倍となってます。
白い光だけにファッショナブルにまとまり、その見た目からもドレスアップの定番として人気があります。
ヘッドライト LEDとは
発光ダイオードと呼ばれる半導体により独特の光を放ち、これまでのハロゲン電球やHIDとは違ったバリエーションが楽しめる事から現在ではポピュラーでもあり、人気も需要も上がりつつあるヘッドライトのLED。
主な特徴としてはハロゲンやHIDと比べて消費電力と発熱自体がかなり低く抑えられ、また長寿命である上に点灯までの立ち上がりは従来の電球と比べダントツの速さです。
明るさではHIDと比較すると若干劣るものの、低電力を目的とする幅広い用途では今後も需要が増すものと思われます。
ウインカー(方向指示器)
自動車やオートバイなど一般路上での走行時において右左折や進路変更する際、その方向を周囲に示す為の物として車両に標準装備されている保安装置。
操作方法としては特別な仕様でない限りその殆どはハンドルの付け根辺り(コラム付近)あるレバーを必要に応じて上下するタイプとなっており、旧車を省いた現行車の多くはオートリターン機能が備わっております。
フォグランプ(フォグライト)
雨や霧などによって視界が不十分な場合、ヘッドランプの補助的な役割として用いられるフォグランプ(前部霧灯)。
灯色は白、または淡黄色とされてる事からも主に前方を照らすヘッドランプとは異なり、悪天候であっても乱反射は極力抑えられ、また広照射角の配光レンズを用いてる事からも広い視認性を確保する仕組みが最大の特徴となってます。
つまり理屈上から言えば「白」から「黄色」に近づけば近づくほどに前方は見やすくなるという事です。
ポジションランプ(スモールライト)
日没に入る夕暮れ時など(ヘッドライトを点灯させる程ではない明るさの場合)において、車幅や車の存在自体を周囲に伝える灯火類としても全ての車両に標準装備となっているポジションランプ(車幅灯)。自動車整備士などが使う専門用語ではクリアランス灯とも言われておりますよね。
尚、明るさには光源、光度、色と保安基準に基づく制限がそれぞれに設けられており、国が定めた条件をそれぞれで満たしていなければ車検には通りません。
デイライト
2016年10月の保安基準の改正により、市販品での新しい要件が規定される事となったデイライト(day time running ramp ? デイ タイム ランニング ランプ)。
保安基準では「昼間走行灯」が正式表記となっております。
一般的にはLEDを使用した昼間点灯用ライトの事を指しており、オートライトとは異なる「日中ライト点きっぱなし状態」なのが特徴となってます。
基本となる操作方法はキーを回したイグニッション連動となっており、エンジンがかかっている間は常時点灯となっています。
尚、保安基準改定後では取り付け可能な車種、照度、色などが国で定めた範囲内に収める必要がありますので、自身での取り付けの際は道路運送車両法の詳細をしっかりと確認しましょう。
ハザードランプ(非常灯)
位置付けとしてはウインカー(方向指示器)の付帯的な機能とされながらも、緊急時を含む車の駐停車などを周囲に知らせる上では重要な役割となるハザードランプ(非常点滅表示灯)。
装置としての構造ではウインカーと同じ点滅灯を使用し、ウインカーが右左折のみでの点滅に対し、ハザードではその両方が同時に点滅する仕組みとなっております。
街中の走行時においてよく見受けられるのが「ありがとう」の意味合いで点滅させるハザードサイン。
また前方が詰まっていると判断される場合での追突防止の緊急合図として点滅させるハザードサインなど、本来の使用目的からは若干逸脱しつつもドライバー同士のコミュニケーションでは事実上として成立しています。
バックランプ
自身が運転する車両をバックさせる際、後退の合図として後方車両に知らせる目的から全ての車両に装備が義務付けられているバックランプ(後退灯)。
常時点灯としての機能では無く、シフトギアをR(リバース)に入れた時のみ点灯する仕組みとなっており、点灯させた状態での発光色は「保安基準により白色」と定められております。
役割としては自車をバックさせる際での周囲(歩行者や付近での通行人)に対しての注意喚起を踏まえた意思表示や、夜間など目視しづらい状況下での後方安全確認と視界確保が主な目的となってます。
テールランプ(尾灯)
主に後続車や歩行者など、自車の存在を知らせる為の点灯装置として道路交通法第52条によって夜間点灯が義務付けられているテールランプ(尾灯)。
一般的にはスモールライト(ポジションランプ)を点灯させるON/OFFスイッチとの連動が殆どであり、また使用時においてはヘッドライトやポジションランプと同時点灯させる仕組みとなってます。
ブレーキランプ(制動灯)
こちらはスモールライトやヘッドライトといった操作時のみで点灯させる灯火装置とは違い、車両の減速を後続車に伝える為に「ブレーキを踏んだ時のみで点灯させる制御灯」のブレーキランプ(ストップランプ)。
夜間走行時(スモールライト点灯時)ではテールランプ(尾灯)の灯りに加えて2段回に光量が増える形で明るくなり、見た目の特徴としては昼夜に関係なく点灯する仕組みになってます。
バックフォグライト
海外車両では一般的に標準装備となっておりますが、日本車においての装備は極めて少ないのが現状となっているバックフォグライト(後部霧灯)。
通常でのフォグライト(前部霧灯)同様、悪天候時による視界不十分の際での後続車へ存在を知らせる為の灯火類として使用します。
保安基準が定める告示においても灯火装置としての発光色は赤と定められており、日本においては馴染みが薄い事からもテールランプとの混同に注意しなくてななりません。
ナンバー灯
装備としては車両後方にあるナンバープレートのみに点灯される灯火装置となっており、国が定めた保安基準に沿って点灯の義務が厳しく制定されてるナンバー灯(番号灯)。
ランプ点灯の有無などが整備不良と直接関わってくる事となりますので、違反する・しないの大きな別れ目にもなりかねない電球切れの確認はシンプルでもありますが大切な点検と言えます。
ルームランプ
夜間などの車内を照らす照明器具としてドアの開閉に連動して作動する仕組みがとられてるルームランプ。
運転席真下に設置されたマップランプや車内中央に位置するセンターランプと同様、車両の灯火類の中では唯一保安基準に沿った厳しい制定がありません。
また「夜間の走行中に点灯させる」といった特別危険につながる使用方法でない限りは必要に応じた光量、光色でのカスタマイズなどがドライバーにとっての楽しみになっております。
まとめ
車内を照らすルームランプ以外、基本として保安基準範囲内での取り決めが細かくそれぞれに制定されていおります。
何よりも正しい取り扱い方法を第一とした上で国が定める整備範囲をしっかりと厳守し、灯火類のカスタマイズにおいては法令違反のない範囲であっても決して他人に迷惑をかけない事というのが大前提。
つまり「ルールから一脱した妥協」でななく、「ルールに沿った妥協」こそがまさに充実したカーライフと言えますよね!
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