車オークションはどれくらい安い?店頭価格との違いを徹底解説

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「車を買うなら少しでも安く手に入れたい」そんな方に注目されているのが車のオークション購入です。

特に「中古車販売店よりかなり安いらしい」と耳にして、興味を持った方も多いのではないでしょうか。

しかし実際のところ、「オークションって本当に安いの?」「どれくらい安くなるの?」
「安いけどリスクはないの?」といった疑問や不安もあるはずです。

この記事では、車オークションの仕組みから価格の相場、どれくらい安くなるのか、そして“安さ”の裏にある注意点まで、初心者にも分かりやすく解説します。

後悔しない車選びのために、まずは“車オークションのリアル”を知るところから始めましょう。

 

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車オークションとは?仕組みを簡単に解説

「オークション」と聞くと一部の業者やマニアしか使えないものと思われがちですが、近年は個人でも参加可能な車オークションも増えており、一般の人にも身近な存在になりつつあります。

この章では、車オークションの基本的な仕組みや種類を初心者向けに分かりやすく解説します。

 

一般人も利用できるの?

結論から言うと、個人で直接オークションに参加するのは難しいのが現実です。

なぜなら、日本で主流となっている「業者オークション(オートオークション)」は、自動車販売店や買取業者などの会員制で運営されているため、一般の人は原則として参加できません。

ただし、「オークション代行業者」を利用することで、個人でも車をオークションから購入することが可能になります。
代行業者が希望車種を探し、落札・手続き・納車までをサポートしてくれるため、初心者でも比較的安心して利用できます。

 

業者オークションとネットオークションの違い

車のオークションには主に以下の2種類があります。

種類 特徴 個人利用
業者オークション
(オートオークション)
プロ業者専用。出品台数が多く、全国規模で開催されている。 ×(代行業者経由で可)
ネットオークション
(ヤフオク!など)
個人も出品・落札可能。値段は安いが、状態や保証に注意が必要。 ○(ただし自己責任)

業者オークションは価格が安く、流通台数が豊富な点が魅力ですが、参加には制限があります。
一方、ネットオークションは手軽さがあるものの、車両状態やアフターサポートの不安が残るため、知識と経験が求められます。

 

車オークションはどれくらい安くなる?相場と具体例

車オークションの最大の魅力は、なんといってもその価格の安さです。

「中古車販売店で買うより数十万円も安くなる」といった話もありますが、実際にはどれくらい安くなるのでしょうか?

ここでは、中古車販売店との価格差や、実際の落札価格の具体例、そしてなぜオークションだと安くなるのかを詳しく見ていきましょう。

 

中古車販売店との価格差の実例

オークションでの購入価格は、中古車販売店の店頭価格より10〜30%程度安くなることが一般的です。具体的には、以下のような価格差が見られます。

車種 販売店価格 オークション価格(平均) 差額
トヨタ アクア(年式2017) 約90万円 約70万円 約20万円安い
ホンダ フィット(年式2016) 約80万円 約60万円 約20万円安い
日産 ノート(年式2015) 約75万円 約55万円 約20万円安い

このように、同じ車種・年式でも、オークションで買うことで20万円前後の節約ができるケースが多く見られます。

 

実際の落札価格の目安(車種別)

車種やグレードによっては、さらに大きな価格差が出ることもあります。
以下は、2025年時点でのオークション落札価格の一例です。

  • トヨタ プリウス(年式2018・走行5万km)

     → 中古車店:140万円前後/オークション:110万円前後(差額30万円)
  • スズキ ワゴンR(年式2017・走行3万km)

     → 中古車店:70万円前後/オークション:50万円前後(差額20万円)
  • マツダ CX-5(年式2019・走行4万km)

     → 中古車店:200万円前後/オークション:170万円前後(差額30万円)

このように、車種によっては30万円以上安くなることも珍しくありません。

 

安くなる理由とは?マージンや経費の違い

なぜこんなにも価格差が出るのでしょうか?その理由は、主に以下の点にあります。

  • 中古車販売店は利益を上乗せして販売している

     店舗運営費、人件費、広告費、保証料などが価格に反映されています。
  • 中間マージンが少ない

     オークションは「売り手と買い手を直接つなぐ場」なので、間に業者が少ない分、価格が純粋に反映されやすい構造です。
  • 競争によって価格が決まる

     人気がない車種や時期によっては、相場より大幅に安く落札されることもあります。

ただし、安く買える一方で、整備や保証がついていないケースが多く、自己責任の要素も強くなります。このあたりは次章で詳しく解説します。

 

車オークションの「安さ」の裏にある注意点

車オークションは中古車を安く手に入れる手段として非常に魅力的ですが、「安さ」だけに目を奪われると後悔することもあります。

なぜなら、オークションならではのリスクやコストが存在するからです。

この章では、車オークションを利用する際に知っておくべき注意点や落とし穴について解説します。

 

手数料や整備費など、追加コストに注意

オークションでの落札価格がいくら安くても、それが「支払総額」ではない点に注意が必要です。
代行業者を利用する場合は、以下のような費用が加算されます。

  • 代行手数料(3万〜10万円前後)
  • 陸送費・輸送費
  • 車両登録・名義変更費用
  • 点検・整備費用
  • 消費税・リサイクル料・自動車税など

たとえば、「オークションで50万円で落札した車」が、諸費用込みで最終的に70万円以上になるケースも少なくありません。

そのため、総支払額で比較することが重要です。

 

車両の状態が見えにくいリスク

オークション出品車には「出品票」や「評価点」などの情報がありますが、実際に現車を見て確認することはできません(特に個人購入の場合)。

そのため、

  • 細かなキズやへこみ
  • 異音やエンジン不具合
  • 内装の劣化や臭い
  • 事故歴・修復歴

といった見落としがちなリスクを抱えることになります。

信頼できる代行業者であれば、出品票の内容やリスクも説明してくれますが、完全な保証はないため、慎重な判断が求められます。

 

保証や返品が難しいこともある

中古車販売店で購入した場合、最低限の保証や返品制度がついていることが多いですが、オークション購入ではそれがないか、ごく限定的な場合がほとんどです。

とくに、下記のようなトラブルには注意が必要です。

  • 購入後すぐに故障しても、修理費用は自己負担
  • 登録後に不具合が見つかっても返品できない
  • 「事故歴なし」と言われたが、実際は修復歴ありだった

こうしたリスクを避けるためには、評価点が高く信頼性のある車両を選ぶことと、代行業者選びに慎重になることがポイントです。

 

安くて安心な車を手に入れるためのポイント

車オークションは「安さ」が最大の魅力ですが、“安心して長く乗れる車”を見極める目も欠かせません。

特に初心者が失敗しないためには、情報の見方や業者選びのコツを知っておくことが重要です。

この章では、オークションで後悔しない車選びをするためのポイントを3つに分けてご紹介します。

 

評価点や出品票の見方を知る

業者向けの車オークションでは、出品されるすべての車に「出品票」と呼ばれる詳細な車両情報が添付されます。

主な評価ポイント

  • 総合評価点(例:4.5点、R点など)

     → 5点満点中、4点以上なら状態良好とされます。
  • 外装・内装の評価(A〜Eなど)

     → A〜Bが良好、C以下は使用感あり。
  • 修復歴の有無

     → 「修復歴あり」はフレーム交換や大事故歴の可能性。

また、車両の傷・へこみ・交換歴などは略号や図で細かく記載されているため、読み方を事前に学んでおくと安心です。

 

信頼できる代行業者の選び方

個人が業者オークションを利用するには、代行業者の存在が不可欠です。
選ぶ際は以下のようなポイントをチェックしましょう。

選び方のチェックリスト

  • 実績があり、口コミ評価が高いか
  • 落札手数料やその他の費用が明確か
  • 車両状態やリスクについて丁寧に説明してくれるか
  • 保証サービスや点検オプションがあるか

安さだけを売りにする業者よりも、「安心して任せられるか」を重視することが、満足度の高い買い物につながります。

 

予算と希望条件を明確にする

オークションでは数千台もの車が出品されているため、希望条件を絞っておかないと迷ってしまいます。

以下の項目を事前に決めておくと、代行業者とのやりとりもスムーズです。

  • 予算(車両価格+諸費用を含めた上限)
  • 希望の車種・グレード
  • 年式や走行距離の上限
  • 修復歴の有無
  • 必要な装備(ナビ、ETC、4WDなど)

希望条件が明確になっていれば、落札チャンスを逃すことなく、納得のいく1台を手に入れる確率が高まります。

 

まとめ

車オークションは、中古車を通常よりも安く手に入れる方法として注目されています。
中古車販売店と比較して10〜30%、場合によっては数十万円もの差が出ることもあり、コストを抑えたい方にとっては非常に魅力的な選択肢です。

しかし、オークションには「車両の状態を直接確認できない」「保証やアフターサポートが乏しい」「手数料などの追加費用がかかる」といったリスクも伴います。
特に初心者にとっては、情報不足のまま購入を進めてしまうと、かえって高くつくケースもあるため注意が必要です。

後悔しないためには、信頼できる代行業者を選び、評価点や出品票の内容をきちんと理解した上で、総額費用を比較・検討することが大切です。

正しい知識と準備があれば、車オークションは「安くて、納得のいく車選び」を実現できる手段となるでしょう。
価格だけでなく、安全性と信頼性にも目を向けながら、満足度の高いカーライフを目指してください。

 

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