外車と言えば故障が多いというイメージがあると思います。
外車に乗りたいけど故障が多いのであれば考え物ですよね。
では、どこの外車メーカーの故障が多くて、どこの外車メーカーの故障が少ないのかというのを検証してみました。
これから外車を購入しようと悩んでる方へ、なるべく整備費用がかからないような外車や、今まで知らなかっただけで意外と自分好みの外車があるんだなと知っていただけるような話が出来ればと思っております。
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外車の故障率はどれくれらい?
外車は本当に壊れやすいのでしょうか?
なぜこんなにも外車が壊れやすいというイメージがあるのかというと、よく言われていることが、日本には四季があり夏は高温多湿で冬は氷点下になり気温差が激しいからです。
もう一つが渋滞大国で信号も多いので、低速走行やストップ&ゴーの走行が多いからと言われています。
だからどこが壊れるの?と思いますよね。
気温差や湿度で壊れやすいものは、接着剤やシーリング剤などの劣化による剥がれやゴム製品などの変形です。
低速走行やストップ&ゴーによる壊れやすいものは、走行風がないためエンジンルーム内で熱がこもり、電装品や配線、プラスチック類などが劣化します。
環境に対しての故障というより耐久不足です。
外車が壊れやすいのではなく、国産車の故障が少なすぎるから外車がよく壊れるイメージがあるのと、日本人は海外の物や外の物に対しての評価が厳しい為に、そのような情報が拡散してしまうのだと思います。
その他に不具合が多いのが電気システムによる不具合です。
外車では車内エンターテイメントから走行快適性、セーフティーシステム、ドライビングアシストシステムなどのコントロールユニットが100個近くもあるのです。
国産車と比べるとコントロールユニットの数が違うので、その分エラーの数があります。
しかし外車も年々不具合が起きる数が減ってきているので、外車イコール故障が多いイメージも覆される日も近くなっています。
故障しにくい外車メーカーは
ドイツのメーカーであるMINIです。
この車のサイズはコンパクトでオシャレなデザインになっている為、女性にも人気な車です。
走りもレースで培った技術でドライバーの意思のままに加速して、気持ちのいいマフラーサウンドを聞かせてくれます。
コーナリングに安定感があり、楽しませてくれる車であることは間違いありません。
MINIの良さは新車3年間のメーカー保証があり、この間で何か不具合が起きた場合に無償で修理してくれます。
タイヤ&ホイール保証は3年間のみとなっています。
タイヤ&ホイール以外で3年以降の保証もあるのでご安心ください。
MINI WARRANTY+では2年又は1年の延長保証があり、さらに再延長プランで1年8カ月の延長が可能です。
最大で新車時から6年8か月の保証を受けることが出来ます。
新車だけではなく中古車もMINI NEXT延長保証があり、最大で4年間の保証を受けられます。
保証期間後、車に何か不具合が起きても他の外車メーカーと比べ修理代がかからないので安心して乗ることが出来ます。
故障の多い外車ランキング一覧は
どのメーカーさんもこんなことを言われて嬉しくないとは思いますが、フォローを交えつつ話したいと思います。
今回故障が多い点で注目されたのがフォルクスワーゲンです。
数ある外車から選ばれた理由は、日本で走っている台数が多いため他より少し故障があると注目されてしまうのです。
フォルクスワーゲンの故障で多いものは電気系統です。
電気系統での不具合は警告灯が点灯するのでドライバーがすぐに気づきます。
フォルクスワーゲンでは安全走行するために様々なセンサーが取り付けられ、車の状態を常に監視して、些細な不具合や一時的なエラーでも警告灯を点灯させてドライバーの安全を守っているので、他のメーカーさんと比べると故障にシビアと言えます。
次にパワーウィンドウの不具合です。
フォルクスワーゲンでは定番とも言える故障です。
パワーウィンドウが動かなくなることがあり、その前兆としてパワーウィンドウを動かすときに異音がしたり、動作が以前と比べて遅くなったりします。
最後にミッションです。
フォルクスワーゲンではDSG(Direct Shift Gearbox )と言いますが、一般的にはDCT(Dual Clutch Transmission )と呼ばれることが多いです。DSGはミッション自体がマニュアルトランスミッションですが、変速を自動でしています。
日本ではストップ&ゴーや、渋滞による低速走行が多いため、耐久不足により振動やシフトの変速ショックが起きてしまいます。
故障が少ない外車ランキングは
日本で新車購入後、36~53ヶ月経過した自動車を対象に8分野177項目で自動車の不具合を聴取している会社が、J.D. パワージャパンといいます。
J.D. パワー ジャパンの「J.D. パワー2021年日本自動車耐久品質調査」データを参照し、紹介致します。
数値は、100台あたりの不具合の数であり、低いほど品質が高いことを示しています。
また、8分野とは1.「外装」2.「走行性能」3.「装備品/コントロール/ディスプレイ」4.「オーディオ/コミュニケーション/エンターテインメント/ナビゲーション(ACEN)」5.「シート」6.「空調」7.「内装」8.「エンジン/トランスミッション」です。
調査回答者数 1万9327人中から外車での故障が少ないランキングは
1位MINI(60)
2位BMW(68)
3位メルセデス・ベンツ(78)
4位フォルクスワーゲン(86)です。
業界平均では(57)となっています。
国産車でのトップ3は
1位レクサス(34)
2位トヨタ(51)
3位ダイハツ(52)です。
国産車と比べると不具合件数は多いですが、ずば抜けて多いわけではないようです。
さらに、過去3年のデータと比べてみると、国産車の平均不具合指摘数が57から-18に対して、外車の平均不具合指摘数は75から-35も減少していることから急速に品質改善されていることがわかります。
故障の頻度で外車を選ばないで!
結局、車を買うときはお気に入りを購入するのが一番です。
故障が多くても車は直せば長く走ることが出来るので、どんどん愛着が湧いてきます。
外車に乗りたくて維持費で車を選んでも、気に入ってないのですから飽きてしまいます。
手のかかる子ほどかわいいと言うことわざがあるように車も可愛がってあげるといいことがあります。