クルマの売却には、買取と下取りがありますが、どちらにもメリットやデメリットがあります。
クルマを売却する状況に合わせて選ぶことも重要なほか、それぞれのメリットとデメリットを考えて自分に合った方法を選択すべきでしょう。
しかし、買取と下取りでは買取のほうがお得であると一般に言われているので、何も考えずに買取へ査定に出す方も多く見られます。
ここでは買取と下取りのそれぞれのメリットとデメリットを解説し、どちらがお得な売却方法なのか、そして上手にクルマを売るにはどうすればよいかお伝えします。
車の売却は買取業者によって、数万円から数十万円も変わる場合があります。
いかに業者選びを上手に行うかが、乗り換えの大きなポイントになります。
車の売却は、ここ数年で最も高く中古車が売れているこの時期がおすすめです!
以下の記事で、車買取のおすすめ業者を7選、ご紹介しています。
ぜひ参考にしてください。
車の買取りのメリットデメリットは
クルマの売却で買取店に依頼するメリットは、まとまった現金を手に入れられることと買取価格交渉により買取価格を吊り上げられる場合があることです。
このほか買取店では、様々なキャンペーンを行っている場合があり、クルマの売却時にお得になることもあるでしょう。
しかし、買取ではデメリットもあります。
店舗にもよりますが、2重査定によるトラブルや、後からクルマの瑕疵担保責任を問われ、減額や契約破棄といったトラブルもあります。
このほか買取店を探すために、一括査定に登録するとこちらの都合を考えずに電話攻撃されて非常に迷惑になる場合も多いでしょう。
特に一括査定を利用すると、多くの買取店から査定依頼の連絡が入りますが、中には他店に売却されたくないがために契約のハンコを押すまで帰らないといった強硬手段を取る店舗もあります。
車の下取りのメリットデメリットは
クルマの下取りとは、新しいクルマに乗り換える時に、今乗っているクルマを新しいクルマの購入資金として充当する方法です。
大きなメリットは、新車などを購入する店舗で、購入と売却が同時に行えるので手間がかかりません。
また、下取の金額も新車などの値引き材料にも使えるメリットがあるでしょう。
しかし下取は、買取店に比べて査定額が安いことで知られています。
これは新車ディーラーなどがクルマを販売する場所であり、古いクルマを買い取る店舗ではないためです。
そのため、下取りしたクルマは買取店に売却されることも多く、結果、買取店への売却の手数料がかかるため下取は安いのが現状です。
年式や走行距離のみですぐに査定0と言われたけど本当に0なの?
クルマは、使用された期間と使用された走行距離によって、基準価格から減額されます。
また、年式が古くなれば基準価格は下がり最終的に0円になるでしょう。
そして走行距離も同じように距離が延びるほど減額され、たとえ基準価格が残っていても走行距離が多いと0円まで減額される場合もあります。
ただし、クルマの人気度も大きく関係しており、中古車市場で高い人気があるクルマなら、年式や過走行車でも0円とはなりにくいといえます。
逆に、不人気車の場合、年式が古く過走行になると中古車として人気がないため、需要が見込めないことから査定0円と言われてしまいます。
車は買取りと下取りどっちがお得?
クルマを売却する場合、買取と下取りを比較したら、通常は買取のほうがかなりお得でしょう。
それは買取のほうが、査定額が一律に高額になる場合が多いからです。
下取が買取より高値にならない理由は、下取されたクルマは、業者オークションや買取店に流通させるため、多くの業者を挟むことになります。
そのため、多くの手数料が発生することから、最初に下取りする時点で、かなり安く買い取らなければ、ディーラーなどが損してしまうからです。
しかし、下取も買取よりメリットが大きい場合もあります。
例えば決算セールや下取りキャンペーンといった時期には、下取り車を新車購入に有利になるように査定することもあるので、一概にいつでも下取が安いとも言い切れません。
クルマの買い替えを検討しているなら、とりあえず下取り査定を受けてみて、買取金額と比較検討することをお勧めします。
上手に車を売る方法とは!
クルマを上手に売却する方法は、買い替えを検討しているなら買取店と下取りの両方で査定するのが基本です。
そして、クルマを処分するなら多くの買取店で査定しましょう。
買い替えの場合、新車ディーラーなどに新しく購入するクルマの見積もりを貰いに伺うことでしょう。
その時に、今乗っているクルマの下取りがある場合と、ない場合の見積もりを出してもらいます。
下取ありと無しの両方の見積もりを取る理由は、下取があるとさらに値引きするキャンペーンを行っている場合があるからです。
次に、買取店で査定します。
この時に1社だけでなく数社の買取店で査定するのがポイントです。
すべての買取店で査定が完了したら、一番高い買取価格と、下取価格を比べます。
ほとんどの場合、買取価格が高いので今度は新車ディーラーに向かい買取査定額を提示して下取り価格の交渉をしてみます。
万が一買取価格を上回る下取価格を提示した場合は、今度買取店で下取り価格を提示して査定額の交渉をします。
これで一番高く買い取る業者を決めて売却します。
次に、売却のみを考えている場合は、一括査定などを利用し多くの買取店で査定します。
そして一番高い買取査定を2番目と3番目の買取査定額を出した店舗で価格交渉します。
もし、1番目より高い価格を出す業者が現れたら、今度はその価格を1番高い業者に提示して価格交渉します。
これで、1番高い業者がさらに高い金額を提示すればそれで決めてもよいでしょう。
また、時間があるなら、さらにもう一度2番目もしくは3番目の業者と価格を競合させて査定額交渉に臨むのもありです。
ただし、あまりしつこく価格交渉しても、これ以上は無理という話が出てきたなら潔く引き下がることも重要です。
車の一括査定に関してはこちらの記事でかなり詳しくご紹介していますのでご覧ください。
クルマの売却は買取が有利
クルマの売却は、買取店が下取りより高額査定を出しやすいでしょう。
それは、買取店が直営店舗を持っていることが多く、間に業者を挟まないことから手数料がかからないため、高額な査定が出せるからです。
ただし、ディーラーでも下取りキャンペーンを行うときもあるので、買い替えを考えているなら下取り査定も利用して買取店と価格を比較しながら交渉してみましょう。