クルマのトランクが急に開かなくなったり、閉まらなくなったりするとかなり焦ります。
しかし、冷静に考えると単純な方法でトランクの開閉ができないことがほとんどです。
その中で多いのが、スマートキーの電池切れですが、電池交換しても開閉ができない場合は、荷物が挟まるなど物理的にトラブルになっていることが多いでしょう。
ここでは、トランクの開閉ができない原因と対処方法に加え、トランク開閉のトラブルでよくある事例について詳しく解説します。
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車のトランクが開かない原因と対処法は
クルマのトランクが開かない原因は、以下の5つが考えられます。
- トランクを閉めた時に知らずにものを挟んでしまった場合
- スマートキーの電池切れ
- トランクの開け閉めを制御している車両側の故障
- ワイヤータイプは、ワイヤーの何らかのトラブル
- グローブボックス内のトランクロック
対処方法は、①から⑥までそれぞれ異なりますが、自分でできない故障は③と④で、自力で努力して開く可能性があるけど、難しい場合があるのが①です。
それぞれ順を追って説明します。
①トランクを閉めた時に知らずにものを挟んでしまった場合
こちらの対処方法は、何らかのモノがトランクのロックとキャッチの間に挟まりそれが邪魔をして開かなくなることです。
よくあるのが、ビニール袋などが挟まり開かなくなることですが、ビニール袋であればトランクを開ける方向に力を加えるとすんなりと開くことが多いでしょう。
しかし、力を加えても全く開かない場合はモノが深く噛みこんでいる場合や、原因が他にあることが考えられますので整備工場に相談しましょう。
②スマートキーの電池切れ
スマートキーの反応が悪いとトランクも開かなくなります。
電池交換してみましょう。
③トランクの開け閉めを制御している車両側の故障
トランクを開けるモーターが故障している場合や、配線に断線があると作動しなくなります。
整備工場に相談しましょう。
④ワイヤータイプは、ワイヤーの何らかのトラブル
最近のクルマではあまり見かけなくなりましたが、ワイヤーによりトランクを開け閉めするタイプでは、トランクを開けるレバーを引いても引いた感覚がなくなります。
ワイヤー点検を整備工場でしましょう。
⑤グローブボックス内のトランクロック
高級車に多く見られるのが、グローブボックス内のトランクロックです。
このロックを誤って作動させるとトランクは開かなくなります。
車のトランクが閉まらない原因と対処法は
トランクが閉まらない原因の多くは、荷物が当たっていて閉まらない場合です。
また、ロックの部分が何らかのタイミングでしまった状態になってしまい、トランクが閉まらなくなります。
荷物が当たっていないか確認し、もし荷物がトランクの閉まる部分に干渉していなければロック解除ボタンを押してみましょう。
このほか、トランクのキャッチ部分が緩み閉まらなくなる場合もありますからキャッチ部分にガタがないかも確認します。
車のトランクをぶつけて開かない時の対処法は
トランクをぶつけて開かない場合、人力で開く方向に力を加えられれば開くこともまれにありますが、ぶつけて開かない場合は一般の方が開けるのは難しいでしょう。
速やかに自働車板金修理工場などに入庫させます。
一般的にぶつかった場所を開けるには、ぶつかった場所を正規の場所まで何トンもの力で引っ張り戻してから開けます。
車のトランクを開けっ放しで走っても大丈夫?
トランクを開けっぱなしで走行することは、道路交通法の運転者遵守事項第71条の4項に違反します。
よってトランクを開けたまま走行すると、道路交通法違反で検挙されるでしょう。
その理由としては、トランクを開けている場合荷物の転落の危険があることや小さな荷物が飛散する恐れがあるからです。
それらは後続車を事故の危険にさらすため、道路交通法で禁止されています。
車のトランクの開けっ放しはバッテリーが上がる?
トランクには、夜間でも内部が見えるようにライトが装備されていることがほとんどです。
このライトは、トランクを開けると点灯する仕組みで、昼夜問わず点灯します。
そのため、エンジンを停車させているときに、長時間トランクを開けているとバッテリー上がりの危険があります。
ただし最近は、消費電力が少ないLEDを装着するクルマが増えたので、トランクのライトを点灯していても数時間でバッテリー上がりになることはありません。
車のトランクの雨漏りの原因と対処法は
トランクには、雨水などが侵入しないようにウェザーストリップと呼ばれるゴムのパッキンが開口部に装着されています。
このウェザーストリップが長年の使用で変形すると雨漏りの原因になるでしょう。
また、開口部に荷物を挟み強く閉めてしまった場合、トランクの建付けが狂うことがあります。
そうすると雨漏りするでしょう。
いずれの場合も専門の知識を持ったプロでなければ原因を把握できませんから、自動車鈑金工場などに相談しましょう。
トランクの修理費用が高額なら車を手放す選択肢も
車の走行距離や年式を考慮して、あとどれくらい乗るつもりか、高額な修理費用をかける価値があるかどうかを判断しましょう。
新しい年式の車であれば、ディーラーでの下取りや中古車買取業者の利用を検討すると良いでしょう。
手続きや乗り換えの手間を減らしたい場合はディーラーでの下取りが便利です。
一方、少しでも高額で売りたい場合は、中古車買取業者の利用がおすすめです。
しかし、古い年式や走行距離が多い車は、値段がつかないこともあります。
そんな時は、廃車や故障車の買取業者を利用すると良いでしょう。
廃車・故障車の買取業者は、古い車や走行距離の多い車、さらには事故車や動かない車でも買い取ってくれます。
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トランクの開閉ができない場合は不注意が多い
トランクの開閉システムは壊れにくいシステムなので、もし開閉が上手くできない状況になった場合ものが挟まっていないか、スマートキーの電池容量があるか確認しましょう。
大概の場合、不注意による開閉不良がほとんどですから、今一度トランク開閉方法が間違っていないかゆっくり確認してみましょう。