クルマのローンを定年後に組めないと言う話を聞きます。
確かに定年後は仕事がないので安定した収入は見込めません。
しかし、65歳を過ぎれば年金を受給できるので、それを待っているという方もいます。
実際、年金でマイカーローンを支払っている方もいますが、かなり稀な例といえるでしょう。
ここでは、60歳や65歳を超えた定年後にクルマのローンが組めるのか、そして組むとすればどのような方法があるのか詳しく解説します。
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定年後に車のローンは組める?
ローンは、クルマに限らず借入なので、支払い能力があるかどうかが重要なポイントです。
定年後にクルマのローンを組もうとする場合、安定した収入が見込めないことからほとんどは審査に通らないでしょう。
定年後は安定した収入がありませんが、年金を受給している場合もあるでしょう。
そのため、年金からローンの支払いに回そうと考える方も多く見られます。
しかし年金は、生活するための資金であり、ローンの支払いに回らないことが普通です。
また仮に、返済に回せる資金を年金から捻出できるとしても、返済比率が大きくなることや金融機関が定める年齢制限に引っかかりローンには通らないといえます。
もちろん、年金を担保にローンを組むことも可能な年金担保貸付もあります。
しかし、完済するまで年金から支払金額が自動で振り替えられるので、手取りが少なくなるか全く年金を手にできない状況になる恐れがあるためお勧めできません。
ローン審査に通らない人の特徴とは
マイカーローンは、20歳以上の安定した収入がある方なら審査が通ります。
しかし、年齢制限がある場合がほとんどで、大体70歳以下でなければ審査基準を満たしません。
ローンの審査に通らない方の特徴は他にローンを組んでいる方や、安定した収入がない場合、そして携帯電話料金やクレジットカードの遅延がある方です。
まず、他にローンを組んでいる場合、支払い金額と収入金額のバランスから、クルマのローンの借入額が大きいと審査が通らないでしょう。
このほか、何社も借入を起こしているような場合も、クルマのローンの審査は難しいといえます。
特に、携帯電話料金とクレジットカードの遅延情報は1年から5年信用情報として記録されているので、1度でも遅延経験がある場合はローン審査が通らないでしょう。
60歳以上で車のローンを組むのに必要な事とは
60歳以上でも、安定した収入が見込める仕事に従事していれば、クルマのローンを組める場合があります。
しかし、クルマのローンを組める年齢として20歳以上、70歳以下としている金融機関がほとんどなので、年齢制限に引っかかるとローンは組めません。
これを踏まえると、60歳から70歳以下で安定した収入があればクルマのローンが組めるように思えますが、実際は銀行系のマイカーローンの場合70歳で完済、そしてディーラーなどのローンでは65歳で完済するよう定めている場合がほとんどです。
このことから、60歳以上でローンを組む場合、借入金額を低くして、できるだけ早く完済できるように申し込むことがポイントです。
65歳を過ぎて車のローンは組める?
クルマのローンは、一般的に18歳以上であれば組むことが可能であり、65歳を過ぎても借りられるローン会社も多くみられます。
ただし、ローンを完済する年齢を75歳までと定めている金融機関もあるので、借入れする年齢によっては、ローンの支払い期間が短くなります。
つまり、月額が大きくなるデメリットもあることを理解しておく必要があります。
ディーラー系では、上限を65歳と設定している場合が多いので、ディーラーではローンが組めないことも多くあります。
ローンには、銀行などのマイカーローン、信販系のカーローン、そしてディーラー系のカーローンがありますが、それぞれローンが組める年齢上限が設定されており、銀行ローンと信販系ローンなら65歳でもローンが可能です。
70歳を過ぎても車のローンは組める?
ローンを組む場合、一般的に契約時の年齢ではなく、完済時の年齢を考慮することが多く、完済時に70歳を超えているとローンが組めないことが多いでしょう。
ただし、信販系ローンの場合は、75歳までに完済すればローンが組める金融機関も増えているほか、最近は80歳を過ぎてもローンが組める機関も出てきました。
70歳を過ぎると、ローンできる金融機関は非常に少なくなります。
しかし、そこに目を付けた悪徳金融機関も存在します。
特に「誰でもローンが組める」「必ず貸します」といったフレーズで営業している業者は法外な金利を請求するので注意が必要です。
ローンを組む方法やコツはある?
60歳以上でローンを組む方法は、非常に難しいと言わざるを得ません。
しかし、ローンを組む方法が全くないわけではありません。
ただし、ある程度高齢になると条件が厳しくなるでしょう。
まず、60歳以上でローンを組む場合、安定した収入があることが条件です。
アルバイトやパートでも、毎月の安定した収入があればローンを組めるのがカーローンですが、年齢が高いと年齢が審査基準に引っかかりローンに通らない場合も少なくありません。
しかし、家賃収入がある場合や、年金受給しているとローンが通る場合があります。ただし、借り入れできる金額はかなり低くなるので、頭金を入れて借入金額が少なくてもクルマが購入できるよう対処しておきましょう。
また、クルマのローンは年収も関係してくるほか、家族構成や雇用形態、そして居住年数も審査対象です。
これらを乗り切るには、一般的に家族に保証人になってもらう方法を取ります。
そして、60歳以上でローンをどうしても組めない場合、家族にお願いして代わりにローンを組んでもらう方法もあります。
20歳以上で60歳以下の安定した収入がある方が家族にいれば、その家族名義でカーローンを組むことも可能です。
しかし、自動車ディーラーの場合には、クルマの使用者がローンを組む方と同一でなければならないので、車検証上自分の名義になりません。
ただし、銀行系であれば借入する方と車検証の名義が異なっても特に問題がないので、家族名義でローンを組んでもらうなら、銀行でローンを組むと自分名義のクルマになります。
定年後にクルマのローンを組むのは難しい
定年後は、年金生活者になることがほとんどなので、年金という安定した収入があります。
しかし、金融機関では年金は安定した収入とみなされないのでローンの対象外がほとんどです。
そのため定年後は、ローンでクルマを購入することは考えずできれば一括でクルマを購入できるように定年までに資金をためておきましょう。