エンジンマウント交換費用はいくら?相場とコツを解説

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エンジンマウント交換費用 車のメンテナンス

「最近エンジンの振動が気になる…」「発進時にガタつくような気がする…」

そんな症状が出てきたら、エンジンマウントの“へたり”が原因かもしれません。

エンジンマウントは、エンジンの振動を吸収し、車内の快適性や安全性を保つための重要なパーツ。

しかし経年劣化により性能が落ちると、不快な振動や異音が発生し、放置すれば他の部品にも悪影響を及ぼしかねません。

そこで気になるのが「交換費用はいくらかかるのか?」という点です。

この記事では、エンジンマウントの交換費用の相場や、オートバックスでの交換事例、へたりによる症状、放置するリスクなどをわかりやすく解説します。

後悔しないためのチェックポイントや節約のコツも紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

 

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  1. エンジンマウントとは?役割と「へたり」の意味
    1. エンジンマウントの基本的な働き — 振動や衝撃の吸収とは
    2. 「へたり」とは — ゴムの劣化や金属部の摩耗が起きるメカニズム
    3. へたりが進行すると現れる主な症状
  2. エンジンマウントの「へたり症状」で気づける危険サイン
    1. エンジン振動やガタつきが大きくなる
    2. 発進・停車時の不快な振動/衝撃感
    3. 異音やエンジンの揺れ、走行中の違和感 — 早めのチェックが重要
  3. エンジンマウント交換費用の相場 — DIY vs 整備工場/ディーラー
    1. 部品代の目安(ゴムマウント・金属マウントなど)
    2. 交換工賃の相場(軽自動車・普通車・大型車ごとの目安)
    3. 合計費用の目安 —「一般的なケース」と「複数箇所交換あり」の違い
  4. オートバックスで交換する場合の流れと費用の目安
    1. オートバックスでの見積もり方法とチェックするポイント
    2. 部品手配から作業完了までの日数と注意すべき点
    3. オートバックスのメリット・デメリットと費用節約のヒント
  5. 交換しないとどうなる?放置によるリスクと二次被害
    1. 振動による他部品の劣化(マウント以外にも影響)
    2. 走行安定性・安全性の低下による事故リスク
    3. 結果的に高額修理になる可能性
  6. 安心して修理するためのチェックポイントとタイミング
    1. 「へたり疑い」が出たらまず点検を依頼する
    2. 交換後のメンテナンス・点検サイクルの確認
    3. 複数箇所交換の可能性がある場合の予算の準備方法
  7. まとめ|エンジンマウント交換で快適&安全なカーライフを

エンジンマウントとは?役割と「へたり」の意味

エンジンマウント(エンジンマウントブッシュ)は、エンジンと車体をつなぐ部品で、エンジンの振動や衝撃を吸収・緩和する役割を持ちます。
小さなパーツですが、乗り心地や静粛性、車全体の安全性にも大きく関わる重要な存在です。

 

エンジンマウントの基本的な働き — 振動や衝撃の吸収とは

自動車のエンジンは走行中、常に振動しています。
この振動が直接ボディに伝わると、車内がガタガタ揺れたり、不快な音が響いたりします。

エンジンマウントは、金属とゴム素材を組み合わせた構造でエンジンを“浮かせる”ように支え、振動を吸収します。

また、発進時やブレーキ時のエンジンの動きを制御し、スムーズな走行をサポートする役割も担っています。

 

「へたり」とは — ゴムの劣化や金属部の摩耗が起きるメカニズム

エンジンマウントは、走行による振動や熱の影響を長年受け続けるため、内部のゴム部が劣化して硬化・ひび割れ・変形することがあります。
これを一般的に「へたり」と呼びます。

また、マウントの金属部も繰り返しの応力で摩耗・損傷することがあり、これも性能低下の原因になります。

 

へたりが進行すると現れる主な症状

エンジンマウントがへたると、以下のような症状が現れることがあります。

  • アイドリング中の車内振動が強くなる
  • 発進・停車時に「ドンッ」とした衝撃を感じる
  • エンジンから異音やガタつきが聞こえる
  • シフトチェンジ時の違和感や不快な揺れ

これらの症状は徐々に進行することが多く、見落とされがちですが、早めの交換で他の部品への悪影響を防ぐことができます。

 

エンジンマウントの「へたり症状」で気づける危険サイン

エンジンマウントの劣化(へたり)は、最初は気づきにくいものですが、進行すると明確な不調として現れます。
ここでは、「そろそろ交換が必要かも?」と判断するための具体的な症状を紹介します。
ひとつでも当てはまる場合は、点検をおすすめします。

 

エンジン振動やガタつきが大きくなる

最もよく見られる症状が、エンジンからの振動が車内にダイレクトに伝わってくるというものです。特にアイドリング中や信号待ちの際、ハンドルやシートにビリビリとした震えを感じるようになったら要注意です。

これは、エンジンマウントのゴムが劣化し、衝撃吸収機能が低下している可能性が高いサインです。

 

発進・停車時の不快な振動/衝撃感

停止から発進する瞬間や、ブレーキを踏んで車が止まる時に、「ドンッ」という突き上げるような衝撃が発生することがあります。
これもエンジンの揺れをうまく制御できていないために起こる現象です。

この衝撃は慣れてしまうと気づきにくくなるため、家族や同乗者からの指摘にも耳を傾けることが大切です。

 

異音やエンジンの揺れ、走行中の違和感 — 早めのチェックが重要

走行中に「ガタガタ」「ゴトゴト」といった異音がする、カーブ時や加減速時にエンジンが揺れて不安定な感じがするといった場合も、マウントのへたりが進んでいる可能性があります。

この状態を放置していると、排気系や冷却系など他の部品の破損につながる恐れもあり、修理費がかさんでしまうことも。違和感を感じたら早めに点検を受けましょう。

 

エンジンマウント交換費用の相場 — DIY vs 整備工場/ディーラー

エンジンマウントのへたりが進んだら、基本的には部品ごと交換する必要があります。
では、実際に交換するとなると、どの程度の費用がかかるのでしょうか?
ここでは、交換費用の相場や、依頼先による違い(ディーラー、整備工場、DIY)について解説します。

 

部品代の目安(ゴムマウント・金属マウントなど)

エンジンマウントの部品代は、車種やマウントの種類によって異なりますが、おおよそ以下が目安です:

  • 普通車のゴムマウント:約3,000円〜8,000円/1個
  • 高性能車や金属マウント:約10,000円〜20,000円以上/1個

車両によってはエンジンマウントが3〜4箇所使われていることもあり、すべて交換する場合は部品代だけでもそれなりの金額になります。

 

交換工賃の相場(軽自動車・普通車・大型車ごとの目安)

工賃は車種やエンジンの搭載位置、マウントの配置によって変わります。
目安は以下の通りです。

  • 軽自動車:約5,000円〜8,000円
  • 普通車:約8,000円〜15,000円
  • ミニバン・SUV・輸入車:約15,000円〜30,000円以上

マウントの場所によってはエンジンを吊り上げる作業が必要な場合もあり、その分工賃が高くなる傾向があります。

 

合計費用の目安 —「一般的なケース」と「複数箇所交換あり」の違い

エンジンマウント交換にかかる合計費用(部品代+工賃)の目安は以下の通りです。

  • 1箇所のみ交換:約10,000円〜25,000円
  • 2〜3箇所まとめて交換:約30,000円〜60,000円以上

交換する個数が多いほど当然費用は上がりますが、工賃はまとめて作業した方が安く済むこともあるため、状態によっては一括交換を検討する価値があります。

 

オートバックスで交換する場合の流れと費用の目安

全国展開しているカー用品店「オートバックス」では、エンジンマウントの交換作業にも対応している店舗があります。
ディーラーや整備工場と比べて価格や対応の柔軟さが魅力ですが、事前に知っておくべき点もいくつかあります。

 

オートバックスでの見積もり方法とチェックするポイント

オートバックスでエンジンマウント交換を検討する場合、まずは店舗への問い合わせまたは事前予約を行い、見積もりを依頼します。
その際に確認しておきたいポイントは以下の通りです。

  • 対応可能な車種かどうか(年式や輸入車などは非対応のケースも)
  • マウント部品の在庫や取り寄せの可否
  • 部品持ち込みが可能か(節約したい人向け)
  • 工賃に含まれる作業範囲(部品代別か、込か)

見積もりは無料で対応してくれる場合が多く、事前相談で納得した上で依頼できます。

 

部品手配から作業完了までの日数と注意すべき点

エンジンマウントは一般的な在庫品ではないため、取り寄せに数日かかるケースがほとんどです。作業予約と部品手配が完了してから、1〜2時間程度で交換作業が行われます。

注意点としては以下の通りです。

  • 取り寄せ部品に時間がかかる場合、交換は後日になる
  • 持ち込み部品での作業は、保証が効かない可能性がある
  • 一部の作業は提携整備工場で実施されるケースも

時間に余裕を持って相談するのがおすすめです。

 

オートバックスのメリット・デメリットと費用節約のヒント

メリット

  • 比較的安価な工賃設定(整備工場より安い場合も)
  • 全国どこでも対応可能、相談しやすい店舗環境
  • ポイント還元やキャンペーン割引の活用も可

デメリット

  • 車種や症状によっては対応不可の場合がある
  • メカニックの技術や経験にばらつきがある
  • 必ずしもディーラー品質の保証があるとは限らない

【費用節約のコツ】

  • 事前に他店と相見積もりを取る
  • 必要に応じて中古部品や社外品の使用を相談する
  • キャンペーンや会員特典を活用する

 

交換しないとどうなる?放置によるリスクと二次被害

エンジンマウントのへたりや劣化を「まだ走れるから大丈夫」と放置してしまうと、思わぬトラブルや修理費用の増加を招くことがあります。
ここでは、エンジンマウントを交換しないことで起こり得るリスクと二次被害について解説します。

 

振動による他部品の劣化(マウント以外にも影響)

エンジンの振動が適切に抑えられないと、その振動が排気系(マフラーなど)や冷却系、配線類など他のパーツに伝わり劣化を早める原因になります。

特にエンジン周辺のホースやカプラーは、振動によりひび割れたり断線したりするリスクがあり、結果的に追加修理が必要になるケースもあります。

 

走行安定性・安全性の低下による事故リスク

マウントが大きく劣化すると、エンジンが本来の位置からズレることもあり、走行時のバランスや安定性に影響が出る場合があります。
シフトショックの悪化や、急なブレーキ時の不安定さなど、安全性にも直結する問題です。

最悪の場合、エンジンの動きが制御できず、他部品との干渉による故障や事故につながる危険も。

 

結果的に高額修理になる可能性

一時的に費用を節約しようとして交換を後回しにした結果、複数のマウントが一気にダメになったり、関連部品の交換も必要になったりして、トータルでの修理費が数倍になることもあります。

「1万円の修理をケチったせいで10万円の修理になった…」というのは、エンジンマウントでもよくある話です。

 

安心して修理するためのチェックポイントとタイミング

エンジンマウントの交換は、タイミングを誤ると不要な出費や不具合を招くことがあります。
ここでは、安心して修理・交換を行うためのポイントや、最適なタイミングの見極め方について解説します。

 

「へたり疑い」が出たらまず点検を依頼する

「振動が増えた気がする」「走行中に異音がする」など、気になる症状があれば、早めに整備工場やカー用品店で点検を受けるのがベストです。

点検では以下のようなことが確認されます。

  • エンジンマウントのゴム部分の劣化・ひび割れ
  • エンジンの揺れや動きの大きさ
  • 他のマウント(ミッションマウントなど)の状態

点検自体は数千円〜無料の店舗もあり、早期発見につながります。

 

交換後のメンテナンス・点検サイクルの確認

新品のエンジンマウントも経年劣化は避けられません。
交換後も定期的に点検を受けることで、次の交換タイミングを見逃さずに済みます。

おすすめの点検頻度

  • 車検ごと(2年ごと)に点検
  • 異音・振動が出たときはすぐにチェック

また、他のマウント(トランスミッションマウントやサスペンション周り)も同時に確認しておくと、次回の交換がスムーズになります。

 

複数箇所交換の可能性がある場合の予算の準備方法

多くの車ではエンジンマウントが複数(3〜4個)使われているため、1つ交換したら他のマウントも劣化が進んでいることが多いです。

そのため、修理を計画する際は以下のように予算を考えておきましょう。

  • 最低でも1個あたり10,000円〜15,000円を目安に計算
  • 予算に余裕があればまとめて交換の方が工賃を抑えやすい
  • 点検結果に応じて「優先順位」をつけて段階的に交換も可能

無理なく、でも確実に対応するためには事前の見積もり・相談がカギとなります。

 

まとめ|エンジンマウント交換で快適&安全なカーライフを

エンジンマウントは見えにくいパーツですが、快適性・安全性に大きく影響する重要な部品です。

振動や異音などの「へたり症状」が現れたら、放置せずに早めの点検・交換を検討することで、他の部品へのダメージや高額修理を防ぐことができます。

違和感を感じたらまずはプロの点検を受け、必要に応じて適切なタイミングで交換することで、愛車を長く快適に保てます。

安全で快適なカーライフのために、エンジンマウントの状態にも目を向けてみてください。

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