日産エクストレイルCVTの故障とは?よくあるトラブルと修理の実例付き解説

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エクストレイル cvt 故障 車のメンテナンス

日産エクストレイルは、SUVとしての高い走行性能と使い勝手の良さが評価されている人気車種です。
しかし、その一方で「CVT(無段変速機)のトラブルが多い」という声がユーザーから上がっているのも事実。
加速不良や異音、警告灯の点灯など、CVTに関連する不具合を経験した人は少なくありません。

この記事では、エクストレイルに搭載されるCVTの特徴、よくある故障症状、原因、修理費用の相場、そして実際の体験談まで詳しく紹介します。
CVTの不調を早期に見抜き、トラブルを回避するために、ぜひ参考にしてください。

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エクストレイルに搭載されるCVTの特徴とは?

エクストレイルに採用されているのは、日産独自の「エクストロニックCVT」です。
これは、燃費性能と静粛性を両立させたCVTであり、近年の多くの車種にも搭載されています。

しかし、エクストレイルのような重量級のSUVで使用する場合には、それ相応の負荷がかかるため、適切な使い方やメンテナンスが不可欠です。
この章では、CVTの構造と、エクストレイル特有の注意点について解説します。

 

エクストロニックCVTの基本構造

日産のCVTは、金属ベルトと可変プーリーによって無段階の変速を実現する仕組みです。
変速ショックがなく滑らかに加速できる点が大きなメリットですが、油圧とフルードの管理が非常に重要になります。

 

SUVにCVTを搭載するメリットとデメリット

SUVにCVTを搭載することで、走行の滑らかさや燃費性能が向上するといったメリットがありますが、一方で車両重量や走行環境により故障リスクが高まるというデメリットも存在します。
エクストレイルのように、街乗りからアウトドアまで幅広く使われるSUVでは、CVTの特性を理解したうえでメンテナンスすることが非常に重要です。

メリット

  1. 変速ショックが少なく、滑らかな走りを実現できる
  2. エンジン回転数を最適化し、燃費性能が向上する
  3. 都市部での走行や渋滞時でもスムーズな加減速が可能
  4. ギア構造がなく軽量なため、車両全体の効率化につながる

デメリット

  1. SUVのような重量車ではCVTに大きな負荷がかかる
  2. 長時間の登坂や悪路走行で油温が上昇しやすい
  3. フルードの劣化や内部摩耗が早まり、故障リスクが高くなる
  4. 部品構造が繊細で、修理費用が高額になりがち

 

CVT故障を防ぐために知っておきたいこと

フルード交換時期の管理や冷却対策の有無が、CVTの寿命に大きく影響します。
「無交換でOK」といわれることもありますが、実際には3〜5万kmごとの交換を推奨する整備工場も少なくありません。

 

エクストレイルでよく報告されるCVTの故障症状

CVTのトラブルは突然ではなく、段階的に進行することが多いです。
エクストレイルで特に多く報告されているCVTの故障症状を紹介します。

 

エンジン回転数が上がるのにスピードが出ない

「アクセルを踏んでも加速しない」「回転数ばかり上がる」といった症状は、CVT内部の“滑り”によるものです。
これはフルード劣化やベルトの摩耗によって油圧が正常に伝わらなくなっている状態で、放置すると悪化します。

 

ギクシャク感や変速ショックの発生

CVTはもともと変速ショックが少ない構造ですが、異常があると加減速時にギクシャクしたり、「ガクッ」とするような感覚が現れます。
これは、ソレノイドバルブやバルブボディの不調による油圧制御ミスが原因であることが多いです。

 

異音や警告灯の点灯

「ウィーン」「ゴロゴロ」といった異音、あるいはメーター上のCVT関連の警告灯が点灯するのは、CVT内部で深刻な異常が発生しているサインです。
この段階での放置は致命的で、本体交換が必要になることもあります。

 

故障の原因は?エクストレイル特有のリスクにも注目

CVTのトラブルには共通する原因がありますが、エクストレイルならではのリスクも存在します。
ここでは代表的な原因と、それぞれの影響について解説します。

 

CVTフルードの劣化と未交換

長期間フルードを交換していないと、冷却・潤滑・圧力伝達の機能が落ち、金属粉やスラッジが発生して油路を詰まらせてしまいます。
エクストレイルのように使用頻度の高い車種では、5万km以内の交換が望ましいとする整備士もいます。

 

ソレノイド・バルブボディの不調

CVT内部の油圧制御部品が劣化・故障すると、変速ショックや滑りが発生します。
これらの部品は比較的修理しやすいものの、放置すればCVT全体に影響するため早期の診断が必要です。

 

高負荷な使用環境(登坂・積載・悪路)

アウトドア用途でも使われるエクストレイルは、長時間の登坂・雪道・砂利道などで負荷が高まりやすく、CVTの油温も上昇します。
冷却不足が続けば内部パーツの劣化を早めてしまうため、使用環境に応じた点検が求められます。

 

修理・交換の費用相場と対応方法

CVTが不調になった際、症状の程度によって修理か交換かが判断されます。
この章では、その費用感と判断基準について紹介します。

 

軽度トラブルは修理対応可能なケースも

CVTフルードの交換やソレノイド清掃など、軽度なトラブルであれば2〜5万円前後で修理可能なこともあります。
違和感を覚えた段階で早めに点検することで、大きな出費を防げます。

 

本体交換になると高額出費に

CVTユニットの本体交換となると、部品代と工賃を合わせて40〜60万円以上がかかることもあります。新車登録から5年または10万km以内であれば、特別保証の対象となるケースもあるため、事前に保証内容を確認しておきましょう。

 

ディーラーと整備工場どちらに相談すべき?

ディーラーは純正部品・専用機材が揃っているため安心感がありますが、費用は高め。一方、信頼できる整備工場であれば費用を抑えつつ的確な対応が期待できます。
CVTに精通した整備士がいるかどうかがポイントです。

 

実際にエクストレイルのCVTが故障した体験談

エクストレイルユーザーの体験談は、故障が起きた状況やその後の対応を知るうえでとても参考になります。
ここでは代表的な3つの実例を紹介します。

 

高速走行中に回転数が上がり滑り発生(ユーザーA)

「高速道路で合流中にアクセルを踏んだら、回転数だけ上がって加速しない感じに。CVTフルードが劣化してたらしく、交換したら症状が改善した」

引用元:みんカラ

早期に対応できた好事例。
フルード交換で改善するケースは意外と多く、定期点検の大切さがわかります。

 

登坂時に異音と変速ショック(ユーザーB)

「坂道で走ってるときに『ゴンッ』っていう異音とショックが出て、CVTバルブの異常と診断されました。約10万円かかったけど本体交換は免れた」

引用元:kuruma-news.jp

異音やショックが出たときの対応が遅れると、本体交換が必要になる可能性も。
この方のように早めの点検は賢明です。

 

警告灯点灯後にCVT交換(ユーザーC)

「いきなりCVT警告灯が点いてディーラーに直行。診断の結果、本体交換が必要とのことで費用は50万円オーバー…。保証が切れてて痛かった」

引用元:car-me.jp

高額修理につながる典型例。
警告灯が出たら躊躇せず早急に点検を受けるべき、保証期間の管理も大事です。

 

まとめ

エクストレイルのCVTは、快適な走行性能を実現する一方で、重い車体や高負荷な使用状況ではトラブルが起きやすい傾向があります。
異音や滑り、加速不良といった兆候が出たら早めに点検を受けることが重要です。

定期的なCVTフルードの交換と、使用環境に合った点検・整備を行うことで、故障を未然に防ぐことができます。
保証制度や修理の選択肢をうまく活用し、安心してエクストレイルを乗り続けましょう。

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