高級スポーツカーや輸入車につや消しカラーがあります。
独特の雰囲気なのでつや消しにしたい方も多くいますが、自分でできるのかそしてプロに依頼するとどれだけの費用が掛かるのか不安になる方も多いでしょう。
ここでは、つや消しの方法や必要な道具、そしてプロに依頼するとどれだけの費用が掛かるのか詳しく解説します。
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車のつや消しラッピングの費用の相場はいくら?
クルマのラッピングは、色と大きさにより費用は大きく異なります。
大きさにより価格が異なるのは、使用するラッピングの量が異なるので当然ですが、意外に大きさが変わると値段の開きが多いのも事実です。
それでは気になる相場を見ていくと、カーラッピングでクルマ1台つや消しにする場合、軽自動車で40万円前後、ミドルクラスのミニバンやSUVになると60万円前後かかるでしょう。
もちろん、施工する店舗により価格は大きく異なるので、何店舗かに当たり見積もりを取ってみるべきです。
しかし、カーラッピングが高いといっても、かつての全塗装と比べれば半額以下で施工できるうえ、いやならすぐに元に戻せるメリットもあります。
車のつや消しのメリットデメリットは
最近、国産車でも増えてきた艶消しのクルマですが、艶消しのクルマを見ると硬派でカッコ良いイメージを持たれるのではないでしょうか。
また、高級感が高いと感じる方もいるかもしれません。
このように、メリットとしてはつや消しによって他にはないスタイルにできることでしょう。
しかし、つや消しの場合、塗装はかなりデメリットが大きいといえます。
というのもつや消しなので、市販のワックス入りカーシャンプーなど絶対に使えません。
また、キズが付くとその部分をコンパウンドで磨くとそこだけ艶が出てしまいます。
洗車にも気を使い、キズも付けられないというかなり特殊な色がつや消しです。
では、カーラッピングの場合はどうかというと、好きな時にカラーチェンジできる醍醐味があることが最大のメリットでしょう。
しかし、カーラッピングは耐久性が悪く、2年程度で劣化が始まります。
そして、それを放置すると剥すときにオリジナルの塗装が剥げてしまう恐れもあります。
カーラッピングは、短期間クルマのカラーチェンジを楽しむアイテムであり、永続的に色を楽しめない商品ということを覚えておきましょう。
車のつや消しは自分でもできる?
クルマのつや消しは、部分塗装であれば自分でも不可能ではないでしょう。
しかし、全塗装をつや消しでやろうと思ったら、まず一般の方ではできません。
次に、カーラッピングですが、こちらもパーツ事でラッピングするなら可能かもしれません。
しかし、クルマ1台ラッピングする場合、高度な技術と知識そして道具が必要であり、塗装と同じく個人でクルマ1台ラッピングは現実的ではありません。
車のつや消しのDIYに必要な道具は
つや消しのカーラッピングをDIYで行う場合、道具をケチっては絶対だめです。
カーラッピングの完成度は技術も必要ですが、道具が良くなければプロでもきれいにできません。
そこで必要な道具はこちらです。
A型カッターナイフ
何はともあれカッターナイフが必要です。
このカッターナイフですが、取り回しがしやすいスリムタイプのA型カッターナイフがお勧めです。
このほかペン型などや、刃角が異なるカッターナイフを数種類用意しておくと便利です。
スキージー
フィルムをしごくスキージーを用意します。
こちらも硬さのタイプが様々ですが、中ぐらいの硬さで片面にフェルトが貼ってあるタイプがお勧めです。
カーラッピング用手袋
素手でもできなくないですが、手の保護とラッピングの保護に重要なアイテムです。
滑りが良く薄手の手袋がおすすめです。
ヒートガン
クルマの曲面部分ラッピングする際に必要なのが、ヒートガンです。
ドライヤーでも代用は不可能ではありませんが、熱量が異なるのでフィルムに効果的に熱が行き渡らないため、失敗の原因になります。
ヒートガンはなければ用意しましょう。
また、ヒートガンの値段も様々ですが、安物は長時間の使用でオーバーヒートして壊れてしまうので、ある程度良い商品を購入したほうが良いといえます。
非接触温度計
非接触温度計を揃えておくと、ポストヒーティング(施工後の剥がれやフィルムの収縮、浮きを押さえる工程)時に適正な温度管理で作業できます。
車のつや消しの手順ややり方は
ツヤ消しを塗装することは難しいので、ここではラッピングについて解説します。
ラッピングは、洗車、圧着、ポストヒーティングの3工程に大きく分けられます。
まず洗車は、施工の前日までに、ワックスや油分をしっかり落としておきます。
ラッピングでは、油分は密着の大敵ですから入念に洗車しましょう。
続いて、圧着はスキージーを使いしっかり密着させます。
この時に気泡を抜くようにしましょう。
最後に、ポストヒーティングですが、レーザー温度計などの非接触型の温度計で95度前後まで温めながらフィルム温めます。
車のつや消し自分でする時のコツやポイントとは
クルマのつや消しを自分でするコツやポイントは最初から大きなラッピングに挑戦しないことです。
小さいパーツから作業して、慣れてきたら大きなパーツをラッピングしてみましょう。
失敗の原因は、密着不足やポストヒーティング不足です。
特にポストヒーティングは、熱で伸ばして貼った場所に行うことで、施工後に剥がれることを予防します。
仕上げた後にもう一度確認し、伸ばして貼った部分にポストヒーティングを忘れていないか確認しましょう。
つや消しは自分で難しいと思ったらプロに相談しよう
つや消しの方法は、言葉で説明すると簡単に感じることでしょう。
しかし、何も知らない方がすぐにできるカスタムではありません。
最初から上手くいかないことがほとんどなので、自分でどうしてもやりたい方は何回も練習してみましょう。
それでもできない場合は、一部分だけでもプロに施工してもらいましょう。