ヘッドライトの殻割りは初心者でも出来る。
今よりもっとヘッドライトをかっこよくしたいけど費用が高かったり納期が遅くて待ってられないなら自分で出来ないかな?
そう思っている人向けにコツさえ知っていれば自分で出来ちゃいますよって話です。
必要な工具も家であるものでも出来ますので、そのやり方を伝えします。
伝えたいポイントは5つだけ!
それさえ気をつけて作業をすれば女性でも誰でも殻割りは出来るのです。
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ヘッドライトの殻割りとは
バルブやリフレクター(反射板)が収まっているハウジングとレンズを分離することです。
古い車だと水漏れで修理の為に行ったりレンズが割れたり曇っているから交換の為にする作業ですが、ドレスアップなどでヘッドライトの中身を加工して入れ替える為に殻割りをしたり、イカリングを付けてみたりLEDライトでかっこよく見せてみたり色を変えてみたりと、様々な目的でユーザーがカスタムしています。
ヘッドライトの殻割り工賃はいくら?
ヘッドライトの殻割り費用と言っても、まず車から外さなければなりません。
バンパーを外してヘッドライトを外して、それからようやく殻割りになりますがその費用が大体2万円前後になります。
車によっては熱分解出来ないライトもありますので、その場合は特殊な機械を使って作業を行いますので大体5万円前後の金額になると思って下さい。
ヘッドライトの殻割りに必要な工具は
殻割りするにあたり必要な工具を紹介します。
家庭用のドライヤー、割り箸、ハサミ、軍手、ダンボールです。
これだけあればわざわざ買い揃えなくても出来ますが、あると時間短縮になる工具も合わせて紹介させてもらいます。
ヒートガン
価格は3000円~1万円位でドライヤーとは比べ物にならないくらい高温の風が出るのでブチルシールを柔らかくするまでの時間が早くなります。
但し使い方に注意!
内張剥がし
価格は1500円~2000円位で硬い物が好ましいです。
作業用グローブ
内側がゴムになっているので高価なライトを落とさずに済みます。
ヘッドライトの殻割りの手順はこちら
殻割りの手順をお伝えする前に、まずご自分の新品ライトの値段を一度調べてみてください。
もし取り返しのつかないことになった場合に知っておいたほうがいい事です。
同時に、その金額を知れば自然と慎重かつ丁寧な作業になると思いますので。
それでは、ヘッドライト単品になったらまずライト全体を観察してください。
どんな形をしていて部品はどのようについているのかという事です。
この簡単な作業をするだけで、部品を壊さずに済んだり元に戻す時に苦労しなくなります。
次にライトが傷つかないようにする作業で、養生テープを全面に貼ります。
この時ライトとハウジングの境目には貼らないようにします。
後でドライヤーをライトに直接あてることになった時にテープがベタベタになるからです。
次に周りの付属部品を外します。
バルブ、HIDのバルブやバラスト、カバーなどです。
ビスも外しますが、冷えたブチルシールと被っている部分は、外す時にねじ山をなめてしまう恐れがあるので温めてから外します。
付属部品を外したらライトの大きさに合うようにダンボールを加工します。
ちゃんと蓋が閉まるようにしてださい。
大きすぎたりすると温まるまでに時間がかかったり温まりきらなかったりします。
箱が出来たら、レンズに直接風が当たらないようにドライヤーの大きさに合わせて下の方に穴を開けます。
熱は下から上に行くからです。
完全密閉にすると風の流れが良くないので、上側に直径5センチ位の穴を開けておきます。
これでライトを温めてブチルテープを柔らかくする準備が出来ました。
次にドライヤーを穴から刺して30分程度温めます。
風の強さは弱でも大丈夫です。
冬場であればダンボールの蓋を閉じずにヒーターで直接温めても大丈夫です。
温まったらすぐにビスを外しますが電動工具を使わないようにしてください。
相手はプラスチックなので手の感覚で慎重に外します。
締める時も同様です。
レンズを剥がす際は、ライトの形状にもよりますが外側につれてだんだんと細くなっているものが多いので、グリル側の角から順番に剥がしていきます。
細い方から剥がし始めると、無理に力がかかり割れてしまう恐れがあります。
少し剥がれてきたら割り箸を差し込んで戻らないようにしておきます。
引っ張った感覚で一気にいけそうな場合はそのまま剥がしても大丈夫ですが、いつまでも硬いままの感覚のときはそのまま一気に剥がさずに一旦諦めて、ここは慎重に反対側の角を剥がしてください。
だんだんブチルシールが冷えて硬くなってきたらドライヤーで直接温めてから剥がします。
横着して勢いで剥がそうとすると後悔する羽目になります。
角が剥がれたら横の面に取り掛かります。
先ほどの作業の繰り返しです。
レンズが半分くらい剥がれて来てブチルシールが伸びて垂れるようになったら切り取って除去するようにしてください。
リフレクターに付くと剥がすのが大変になります。
片側ずつ剥がしていき、最後まで気を抜かずにやり切ればレンズを外すことができます。
取り付ける場合は、張り付いたブチルシールをなるべくきれいに剥がし、パーツクリーナーという脱脂材で綺麗にしてから再度シーリングして取り付けるようにしてください。
レンズの内側に指紋やごみなどを残しておくとバルブの熱で焼けて跡に残りますので注意してください。
失敗しない為のポイントや注意点とは
レンズにドライヤーをあてるときは、近づけ過ぎないように10センチの距離をキープし広範囲を往復して温めるようにしてください。
レンズを剥がす時には、とにかく慎重に少しずつ剥がすことと金属ドライバーでこじらないようにしてください。
これだけは知ってほしい事
自分の車に時間もかけてお金もかけてかっこよくカスタムしたけど車検の時に保安基準不適合ですので車検通りません。
なんてことにならないように、事前に車検に通ることを確認してから自分好みのカスタムをしてくださいね。
ちなみに、ヘッドライト脱着の際は必ず光軸の調整をしないととんでもない方向を照らしてライトそのものの役割がなってないなんてことにならないよう注意してください。