出番がなく何年も放置しっぱなしになりがちなスペアタイヤ。
同じ車を大切に長く乗られている方、スペアタイヤの状態を最後に確認したのはいつでしょうか。
いざ使おうと思ったらかなり劣化していて使えない…そうならないためにも、定期的にスペアタイヤの状態をキチンと把握しておきましょう!
今回はスペアタイヤの交換時期はどれくらいなのか、交換時にかかる費用、自分で交換する場合のやり方などをご紹介していこうと思います。
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実際にパンクや故障した時に個人で路上で対応するのは非常に危険だし、はっきり言って難しいです。
スペアタイヤの交換時期は
スペアタイヤにも様々な種類がありますが、その中でも代表的なテンパータイヤの交換時期について触れていきます。
普段履いているタイヤの交換時期は大体4~5年に一回と言われています。
雨天時の走行や紫外線の影響など、外的要因から劣化していくのは想像がつくと思いますが、そもそもゴムという物自体が経年により劣化していくものなのです。
テンパータイヤは、乗用車であれば車内のトランク下に収納されていることがほとんどなので、雨水や紫外線などの影響を普段受けることはありません。
しかし、先程説明したようにゴム自体も劣化しますので、最低でも1年に一回は目視により、劣化状態を確認しておくべきでしょう。
劣化が始まってきた場合、ゴムは硬化していくので、ヒビ割れていきます。
ヒビ割れ具合で交換するべきかどうか判断してください。
そしてもう一つ交換した方がいい場合があります。
それは、テンパータイヤを長距離使用した場合です。
自宅から離れた場所でパンクしたため、テンパータイヤに履き替えて自宅まで帰ってきたなどの場合は次回のパンクに備え、テンパータイヤを新品に交換した方が安心です。
テンパータイヤは収納の関係上、普段履くタイヤよりもかなり細いため、使用した場合、テンパータイヤにはかなりの負担がかかります。
近所で使ったくらいならまだしも、長距離使ってしまった場合は交換するようにしてくださいね。
また余談ですが車は10年落ち、もしくは10万キロ以上の走行距離で車の買い替えの目安となります。
こちらを過ぎると車の価値はほぼ0になってしまうケースが多いです。
故障車の買取の相場もありますので、併せて調べてみる時期と言えるでしょう。
車を高く売る交渉術に関してはこちらの記事が参考になりますのでご覧ください。
スペアタイヤ交換の料金の相場はいくら?
劣化してしまったテンパータイヤは交換しなければいけません。
テンパータイヤの交換料金となると前例があまりないので難しいのですが、タイヤを1本交換するのと同等の料金だと思われるので、1万円~2万円の間で予算を組んでおけば間違いないかと思います。
しかし、車種によってテンパータイヤのサイズは当然変わってきますので、インチ数が大きい車は少々お高い可能性もあります。
スペアタイヤ交換に必要な工具とは
ここではスペアタイヤに交換する際必要な工具をご紹介します。
基本的にスペアタイヤ交換に必要な工具は、車載工具として車に搭載されています。
一度どんな工具があるのか確認してみることをおすすめします。
パンタジャッキとジャッキを回すためのハンドル、そしてホイールナットを緩める締める際に使うレンチ。
これらが揃っていればスペアタイヤ交換を行うことが可能です。
おすすめのスペアタイヤ交換セットはこちらです。
万が一の為にも車に必ず常備しておきましょう。
スペアタイヤDIY交換の手順は
まず、パンクしてしまったタイヤを外していきます。
車載工具のレンチを使用しホイールナットを緩めていくのですが、ここで注意していただきたいのは緩めすぎないことです。
ではどの程度緩めればいいの?と思いますよね。
具体的にいうと90度です。
次に、車をジャッキアップします。
パンタジャッキとハンドルを使用し、交換するタイヤ付近のジャッキアップポイントをジャッキアップします。
タイヤを持ち上げたらレンチし使用してホイールナットを取り外してください。
ちなみに、先に少しだけホイールナットを緩めておいたのは、タイヤを浮かせた後に緩めようとしても、タイヤが回ってしまいホイールナットを緩めることができないからです。
パンクしたタイヤを取り外し、スペアタイヤを取り付けます。
ホイールナットを取り付けて、軽く締め込みます。
ジャッキダウンし、ホイールナットを確実に締め込み作業は完了です。
スペアタイヤDIY交換の注意点とは
気を付けていただきたいことが一つあります。
それはスペアタイヤの空気圧です。
指定の空気圧については、スペアタイヤ自体に記載されているものや、取扱説明書などに記載されているものなどさまざまですので、確認しておくことをおすすめします。
スペアタイヤで高速道路を走っていいのかはこちらの記事で詳しくご紹介していますのでご覧ください。
まとめ
今回はスペアタイヤの交換時期や費用、DIYで交換する際の手順や注意点をご紹介しました。
スペアタイヤは存在が地味なため、ついつい点検を怠ってしまいがちですが、万が一の時にあなたを救ってくれる強い味方です。
定期的に点検をし、いつでも使えるようにメンテナンスしておくことが重要です。
そして万が一の時にスムーズに交換ができるように、一回練習してみてもいいかもしれませんね。
今回紹介した交換方法なども参考にしていただければ幸いです。