2019年7月24日発売の月刊LaLa9月号に掲載
夏目友人帳の最新話【第101話】『眠る依代の里・其の二』を読んだのであらすじとネタバレ、それと感想をいち早くお伝えします!
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目次
夏目友人帳前回のあらすじ
夏目は消えたニャンコ先生を探すために白霞焼の里・灯邑に向かいますが、夏目のバッグに隠れていたニャンコ先生と無事(?)再開を果たします。
しかし、その里で出会った不気味な男に襲われてしまいます。
夏目の危機を救ったのは柊でした。
そして追い詰められた夏目達を救ったのは的場で……?
夏目友人帳【第101話】『眠る依代の里・其の二』のネタバレ
「ま、的場さん!?なんでこんな所に…」
「助けに来たんですよ」
その言葉に驚く夏目にニャンコ先生が来るぞと注意します。
と、今度は紙人形が木偶人形へと向かっていきます。
「良かった、無事か。この隙にこっちへ」
「!名取さん」
紙人形を放ったのは名取でした。
柊をねぎらい、名取は夏目にどうしてこんな所に現れたのか聞きます。
「それは…謎の家出をしたニャンコ先生を探しに…」
そういう夏目に今度はニャンコ先生が抗議をします。
「(家出)などするか。夏目の超ウルトラ級の勘違いだ」
「…その、色々複雑な経緯が…」
答え直す夏目も名取たちがこの里にいる理由を尋ねます。
「…私は一門の長として招かれていた大事な会食中だったのですが」
的場が答えます。
「突然飛び込んできたこの名取に首根っこつかまれて連れてこられたんですよ」
驚く夏目に言葉を続けます。
「聞けば君の危機だと言う。相手が相手だけに私の助力が必要らしい。まったく迷惑極まりないが、まあ…夏目君になら恩を売るのもおもしろそうだ。それに名取の式がこの里にいた理由も気になりますね。なぜあの男に監視をつけていたんです?」
「…ちょっと事情がありましてね…」
それに答える名取は、柊に彼がここで何をしていたのか問います。
柊が言うには、あの男は里中を歩きながら何かを物色している様子で、放棄された民家や納屋、そして唯一家人のいるあの工房へと。そこへ夏目と猫が来たと…。
そこへ瓜姫と笹後が名取のもとへ戻ってきます。
「見まわってまいりましたが、やはり…この里を包む結界がすでに張られています」
名取は瓜姫と笹後に結界の性質を探りに行かせます。そして、夏目に説明します。
「夏目…すぐにでも帰してあげたいところだけど、妖は―――君の先生は今、ここから出られない状況だ。この里はもうあいつの狩場なんだよ」
「おい夏目。何か匂わないか?あの茂みのむこうだ」
ニャンコ先生の言葉に夏目がすかさずツッコミをいれます。
「美味しいうどん屋が とかじゃないだろうな先生」
「違う!! しかし何だか妙な…香のような…」
「―――いえ そう言えば確かに、悪い匂いではないのですが、あまりあちらへ行きたくないような…」
柊も同じ匂いに気付いたようで、そう言います。
ならば行ってみましょうかという的場。
「妖が近づきたくないと感じる場所なら、あの木偶共寄ってこないかもしれませんよ」
そこには何やら意味ありげな建物が建っています。
中は変わった作りをしていて何もありません。
「先生、柊、大丈夫か?」
「ああ、入ってからは何ともない」
「私もだ」
夏目の問いに答えるニャンコ先生と柊。外に対して妖避けがしてあるらしいという柊の言葉に何故そんなものがと思う夏目。その疑問に名取が答えます。
「祓い屋界隈とのつながりがあったから…だろうね。焼物の里という名の裏で、この灯邑は昔、術具としての特殊な陶器も焼いていたんだよ。白霞焼にはなぜか不思議な力が宿りやすくてね。ここで焼かれた妖祓い用の面や壺は超一級品だったらしい。」
的場が言葉を引き継ぎます。
「生真面目な職人が多く気に入った相手としか取引しない。そのためほとんど出回らなかったのだとか。まさに幻の術具。しかし時が経つにつれそうした品を焼ける能力ある職人も絶え、今ではただの焼物の窯が一件残っているだけの侘しい里なんです」
夏目はふと職人のことを思い出します。名取が言葉を続けます。
「とはいえ、そういう歴史の土地だ。どこかに何かが残っているかもしれないと、ここに踏みこんでくる横暴な奴もいる。たとえば野心の強い祓い屋とか節操のないコレクターとか」
「―――長髪のあの男の人、コレクターと呼ばれていました。…コレクターって…?」
夏目の問いに答える的場と名取。
「この業界においては、妖にまつわる品や強力な術具を収集している者をそう呼びます」
「―――君の会ったその男の名は伴。業界でも悪名高い、ある女性コレクターに仕える術師だよ」
――― その頃、伴は木偶人形を壊した紙人形を見つけていました。
「どこのネズミだろうか」
名取が話を続けます。
「―――伴は古い祓い屋の家系の男で板人形を操るんだ。狙った獲物を囲いこみ追いたてる、さながら狩りの手法でね…術具の収集に従事する今なおハンターなんて揶揄されているけど、笑えない相手だよ。とにかく主のコレクションのためなら容赦がないのさ。目をつけたものは必ず手に入れるし、更に未知の品を求めて各地を訪ねまわる」
「―――そしてこの里にやってきた伴は偶然、とびきりの術具に出会ってしまったというわけです。君が持っていたその猫の器にね」
的場の言葉に夏目は思い出します。伴の言葉を。
――― それも 欲しいな ―――
「ありがとうございます……」
夏目の言葉に驚く的場。夏目は続けます。
「こんなところまで、名取さんも的場さんも柊たちも、先生とおれを助けに来てくれて、ありがとうございます……!」
言葉をかけれない的場と名取。するとニャンコ先生が夏目の手にかじりつき言います。
「あほう。何をびびっている。そんなちんけな連中はこの私が返り討ちに」
「しっ」
外の気配に気づいた的場に口をふさがれるニャンコ先生。とっさに身を低くし隠れます。
建物の周りを回る伴。やがてあっちの森へ向かっていきます。
「では奴が森へ行ってる間に工房の方でも身に行きましょうか」
的場は不本意とはいえせっかく灯邑に来たんだからと、この建物を基地にして動こうとします。名取たちは隠れているようにと。しかし、夏目が一緒に行きたいと言い出します。先生は隠れていてくれと言う夏目にニャンコ先生は言います。
「お前が恐れるべきは下等な狩人などではなく、この私なのだ。この私に出食わさぬよう せいぜい奴の心配でもしておくんだな」
その言葉に夏目は笑みを浮かべます。
「―――そうなのか?」
「そうなのだ」
――― その頃、瓜姫と笹後は上空で結界の様子を見ていましたが、外に出ることはできませんでした。笹後が何かの気配を感じぞわっとするが、瓜姫はカラッポだといいます。しかし笹後は気配を探ろうとするとザワめくものを感じると言います。
工房へ向かう途中、的場は蔵があるとそちらへ行こうとします。夏目は里を包む結界を張った伴という人はすごいんだなと思います。
「―――夏目」
ふいにニャンコ先生が何かを言いかけますが、やめてしまいます。夏目がここに住む戸室という職人は、人々が暮らした名残だけが静かに眠っているこの村に今は一人…さみしくはないのだろうか―――と思いをめぐらせていると。
「お前は小僧どもと一緒にいろ」
そう言ってニャンコ先生は夏目の手から抜け出して走って行ってしまいます。その様子が夢と重なり夏目は慌てて先生を追いかけます。
縁側に倒れている職人さんを見つけ声をかけると、その横からニャンコ先生がひょこっと顔を出します。慌てて夏目は先生を抱え上げます。
そこへ名取と柊がやってきて、職人は眠りの術をかけられているので、妖よけの建物に運ぶことにします。
名取は友人帳を気にして、緊急だったからと危険な人を連れてきてしまったことを謝ります。伴相手にはどうしても的場の助言が必要だと。だから、先生に気を取られて友人帳のことを的場や伴に気付かれないように注意して欲しいと。
夏目は言います。
「名取さんに聞いていてもらえてよかったです。友人帳のこと―――。迂闊に人に話せなかった…これからも秘密にしていくことだけど、何かあっても……名取さんが知っていてくれてると思うと―――」
そんな夏目の言葉に名取は聞きます。
「友人帳は…重いかい?」
「はい。宝モノなので」
夏目は答えます。
そして、職人さんを連れて建物に戻ろうとすると、書物を抱えた的場と合流します。興味深い書がたくさんあったのでと悪びれない的場ですが、夏目を見ていいます。
「夏目くん、どうしたんですそれ」
「え?」
「何です?その猫」
驚く夏目。と、そこへ
「待たせたな。この裏に珍しい山ブドウがなっていたのだ…」
そう言って戻ってきたのはニャンコ先生。驚く夏目と名取。そしてニャンコ先生も。
夏目が抱えていた猫はすぽんと抜け出し逃げていきます。
「追え夏目!私のニセモノを逃がすな」
ニャンコ先生の言葉に追いかける夏目達。その先には廃屋があり、そこに逃げ込んだ猫。
「先生、今の猫、背中が欠けてた…」
夏目の言葉に何か思うニャンコ先生。
押し入れに逃げ込んだ猫をみつけ、中を見ると天上に隙間があり中を覗くと……。
そこには11匹のニャンコ先生がいました。驚いて悲鳴をあげる夏目と先生。蜘蛛の子を散らすように逃げていく猫たち。名取と柊が慌ててかけつけます。そこにはへたり込んでいる夏目と先生が青くなっていました。
建物に戻った夏目達。目を覚ました職人さんは彼らに祓い屋かと尋ねます。的場がうなづくと、職人さんは自分は術具を焼けないし、もう何も残っていないと言います。
「―――猫は何匹かいるようですよ」
的場の言葉に、ああと答えます。
「懐かしい話だ…。確かにかつてこの里では呪具として招き猫型の器を焼いていた時期もあったと…。しかしあまりに強い術具だったようで人に譲るのをやめ、この地の蔵にしまいこんだと聞きました。けれど、だいぶ昔に出火で蔵の中が崩れひとつも残らなかったそうです。私も目録でしか見たことはなくお譲りもできませんよ」
それを聞いた夏目はリオウのことを思い出します。ここはたぶん、リオウを封じていた黒ニャンコの器が焼かれた場所。そしてニャンコ先生の招き猫の体も…
「見てわかったでしょう。もう何もない。ただの凡庸な焼物しか焼けない陶芸家が静かに暮らしているだけの土地なんです。―――さぁ帰ってくれ…」
そう言って職人はまた眠りに落ちてしまいました。
夏目は何か気にかかる様子です。伴が言っていた言葉が引っかかるようです。
「あの人、『君が持ってる、それも欲しいな』って」
なるほど、と的場は言います。
「伴はどうやら全部欲しているようですね。この里に隠れている 猫全部を―――」
――― 瓜姫と笹後が森の中、気配を追っています。しかし、何も見つからないので一度名取のところへ戻ろうとしますが……。瓜姫が振り返るとそこに笹後の姿がありませんでした。
話を続ける夏目達は、伴も夏目が見た猫たちに気が付いていると考えます。
「何者……なんでしょう、あの猫たちは。先生のように何かを封じたものでしょうか…」
だとしたらなぜみんなこの里へ…?と思う夏目。しかし的場は、何者だろうと伴は気にしないと言います。
「彼の主は術具のコレクター。中身なんて連中にはどうでもいい」
ずるっ!
突然の物音に驚く夏目は、職人さんがいないことに気が付きます。
「廊下からだ!」
慌てて廊下に出た3人が見たものは……?
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夏目友人帳【第101話】『眠る依代の里・其の二』の感想
白霞焼の里・灯邑の謎が長い語りでだいぶ紐解けた感じがします。
まさかの招き猫の術具たち。実はお話の中では数には触れていませんでしたが、天井に隠れていたのは11体で、ニャンコ先生を含めると12体の猫。12という数字はこういうお話ではいろいろと気になるんですよね。集められたと考える夏目の言葉から、ニャンコ先生も引き寄せられたということなんでしょうね。やはり12体で1セットと考えてしまいます。
今回は名取と的場の解説回の様相でしたが、ところどころにニャンコ先生が意味ありげに登場するので気になります。文字では伝わりにくいので申し訳ないのですが。それぞれに何かを封じているのではなく、全て斑だったりしてとか思ってしまいました。
そう言えば、夏目が恐れるのは狩人ではなく私だ~というくだりはさすがニャンコ先生でしたね。夏目も落ち着きを取り戻しましたし、ああいう時はやはり大物っぷりが現れる気がします。
友人帳を気遣う名取の言う「重い」は夏目を思っての事。夏目の「重い」は大切だから。その意味の違いは悲しい未来を予想してしまいますね。いつか名取は夏目から友人帳を奪って処分しようとするのかなと。
招き猫の正体がとても気になりますが、流石に斑の正体はわからないのでしょうけれど、依代についてのお話なので何かヒントになるのかなとか期待してしまいます。次回もとても楽しみです。
夏目友人帳次号予告
招き猫たちの正体とは…? 狙われたニャンコ先生はどうなるのか……!?
次号はお休みです。
次回の夏目友人帳を掲載の月刊LaLa11月号発売日は9月24日(火)です!
まとめ
夏目友人帳【第101話】『眠る依代の里・其の二』のネタバレあらすじと感想をお届けしました。
やっぱり漫画は実際に絵と一緒に読むと迫力や面白さが違います。
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