2019年1月10日発売の週刊モーニング第6号に掲載
鬼灯の冷徹【249話】『凶霊の日②』を読んだのであらすじとネタバレ、それと感想をいち早くお伝えします。
これからネタバレを紹介していきますが、実は鬼灯の冷徹などの漫画を無料で読む方法もあります。
鬼灯の冷徹 前回のあらすじ
鬼灯は座敷童子達がクリスマスリースを作る姿を見て渡し忘れていたハロウィンのおみやげを思い出す。
ハロウィンの日、鬼灯はスカーレットに招かれアメリカを訪れていた。
全力で驚かそうと張り切るスカーレット達だったが、現在スカーレットのしもべとなっている霊たちはそこにスクールカースト上位で自分をいじめていた主犯がいることに気づきビビりだす。
そんな彼らに悔しくはないの?一矢報いてやる気はないの?と問うスカーレットは、彼女が自分の一族を殲滅した過去のことを語り出すのだった。
鬼灯の冷徹【249話】『凶霊の日②』のネタバレ
並んで座る鬼灯としもべ達に向け、スカーレットは語り出す。
スカーレット:ウチの一族の…特に父がね、血がどうとか家柄がどうとかそういうことにこだわる人だったのよ。スクールカーストとかそんなのじゃない、そんなの上位で当たり前、社会的にも上位で当たり前、そういう一族だったの。
スカーレットにはエディ…エドガー・テイラーといういとこがおり、幼い頃から家のためにスカーレットとの結婚が決まっていた。
スカーレット:でもエディには彼女がいたわけ。私も彼のことは嫌いではなかったけど別に凄い好みというわけでもなく。
鬼灯:ドウェイン・ジョンソン氏の名前が出てからそんな気はしていた。
スカーレット:でもその彼女のね、人種とか家柄とかそ~いうのがウチの家にとって恐ろしく気にくわなかったわけ。
そのためスカーレットもエディも彼女のことを言えずにいたが、とうとう父にバレ、一族が信じていた宗教の儀式の名の下に彼女に酷いことをしたのだという。
時代や家柄のこともあり、警察は事故扱い…しかし彼女はスカーレットの友人でもあり、スカーレットはエディとともにその神様の像を破壊した。
娘もエドガーも悪魔に取り憑かれた。穢れている者は祓わねばならない。
スカーレット:お察しでしょうが私とエディの最期よ。ただ皮肉なことに、その邪教の由緒正しい呪われた血統がそこで幸いしたのか…凶霊爆誕
スカーレット:気性が優しくて恨みがましくないエディは凶霊にならずにあの世に逝っちゃった。引いた?
沈黙する一同の中、鬼灯は「まあ私も似たようなものです」と応えた。
鬼灯:鬼と言うのは妖怪を指す言葉であり、凶霊を指す言葉でもあり、要するに「人でないもの」の意です。
鬼灯:私も元々人でした。人が鬼になるということは、よくも悪くも人から外れるということです。その上、私の名前の鬼灯というのはは亡者の火。ハロウィンのオバケの火と同じですね。
その言葉に嬉しそうに笑い、仲間!とはしゃぐスカーレット。そんな2人の会話にしもべの1人が割って入り、かつて面白半分にゴーストバスターしようとしたことを謝り、スカーレットは「いいのよ、私もアンタ達を返り討ちにしてるから」とそれを受け入れた。
スカーレット:じゃあ心置きなく本題よ!!!アンタ達、恐ろしいとか言ってないで今こそ主役に躍り出なさい!霊の中では我々はクインビーとジョックでしょ!今日の主役は凶霊の我々でしょ!
その言葉にはげまされ、凶霊達は我々に足りないのは気概!と気合いを入れ直し手始めに食べ物をポルターガイストさせようと力を使う。
しかし人々は驚いたものの、もしかしてハロウィンの演出?と女性が尋ねるとかつてイジメの主犯だった男が「実はそうなんだ」と答えたことで主役はそちらにシフトしてしまう。
「やっぱり主のようにはいかないっすね。」「元来人気者気質の奴ってすごいよな。クソが!」と凶霊達はやさぐれるのだった。
スカーレット:三つ子の魂100までか畜生
鬼灯:人間は死んでもそうそうは変われない
スカーレット:ひるまないでよ!チャッキィ!ジェイソン!フレディ!凶霊の名に恥じない働きをしてよー!
凶霊:うっさいうっさい!主だけど13歳の美人に何がわかる!
スカーレット:テイラー家の力で呪うわよ!
そう言いながらパカパカと殴るスカーレットに突然「見たーいテイラー家の呪い!」とひょっこりとリリス達が現れた。
リリス:一部始終聞かせてもらったわ。素敵な死因に素敵な家柄!悪魔として迎え入れるのに本当申し分ないわ!
ベルゼブブ:ますますサタン様にとって逸材だ。
スカーレット:ハロウィンの真打ちが来やがった!!!
もっと生い立ち聞かせて!と迫るリリス達に「悪魔に出てこられたら凶霊は前座じゃないのよ畜生!」と嘆くスカーレット。
一方でしもべ達は「お客さんが来ちゃったら仕方ないすね、今年は帰りましょう」「この際主に悪魔になっていただきまして連動で俺らも悪魔になりまして、そんでアイツに取り憑くのが1番手っ取り早い気がしてきた。だからこの悪魔さんらをもてなそうぜ。」と臆面もなく話すのだった。
スカーレット:清々しいまでにチキンクズ野郎すぎて逆に好感すら沸いてきたわ。
そして彼らは貴様の寿命までに1回はビビらせてやるからな!と志の低い捨て台詞を吐きながらその場を後にしたのだった。
スカーレットの屋敷で凶霊達が呪いの言葉を吐く姿を見てリリスはにこにこと「ああやって呪いや恨みを募らせればますます負の力が増すからいいわ~」と話す。
確かに屋敷のハロウィンの飾りが段々と呪いに満ちていい雰囲気になっている、と鬼灯はその飾りをおみやげとして持ち帰ったのだった。
鬼灯:…という経緯で頂いたおみやげがそれです。
座敷童子:市販じゃなくて本物のハロウィン土産だったんだね。でもそのお姉さん今は友達と楽しそうだね。
座敷童子:今の私たちと一緒。
鬼灯:…今の私とも一緒かもしれません。
場面は最後にビリーのもとへ。
ビリー:怖え~何だったんだあの1人で小一時間座ってブツブツ言ってた東洋人…ポルターガイストも東洋の魔術か?この辺で見かけねー奴だったしあの廃墟の方に消えて行ったし…誰かに話して…でもビビってるって思われたくねーしなー…
ビビらせるという凶霊達の低すぎる志は一応達成していたのだった。
鬼灯の冷徹【249話】『凶霊の日②』の感想
スカーレットが凶霊になった過去がついに明らかになりましたね。内容はかなり重いものですが、相変わらすちょっとコミカルなやり取りがはさまることで笑い所もあり、シリアスになりすぎない雰囲気がこの作品らしいです。
スカーレットいわくチキンクズ野郎の凶霊達もついに名前が出てきましたが、いい味を出してますね。今の私も…という台詞で少し鬼灯の思いも垣間見えたのも印象的でした。
鬼灯の冷徹 次号予告
次回の鬼灯の冷徹を掲載の週刊モーニング発売日は1月24日(木)表紙で登場です!
まとめ
鬼灯の冷徹【249話】『凶霊の日②』のネタバレあらすじと感想をお届けしました。
やっぱり漫画は実際に絵と一緒に読むと迫力や面白さが違います。
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