2019年1月31日発売のモーニング第9号に掲載
GIANT KILLING【第506話】を読んだのであらすじネタバレと感想をまとめました。
目次
GIANT KILLING 前回のあらすじ
同点に追いつき、さらに攻撃をしかける日本は桐生に代わり畑が投入される。椿は桐生からかけられた言葉を思い出し、試合を決定づけるようなプレーをしようと意気込む。その言葉の通り、猛攻をしかける日本、そして椿に絶好のシュートチャンスが訪れる。
しかし、これをイスマイールが顔面ブロック!そのプレーに会場のUAEサポーターは盛り上がりをみせる。これまで沈黙していた敵エースの逆襲が始まる!
GIANT KILLING【第506話】のネタバレ
会場全体に「イスマイール!!」の声援が響き渡る。
その様子にカメラマンたちは「エースが身体を張って守備をしただけでこんなにもスタンドのムードが変わるなんて」と驚きを隠せない。
そしてこのプレーを称える。スーパースターの成せる業だと。
その声援を受けてイスマイールは不敵に微笑む。
さらにこのプレーに火をつけたのは観客だけではないと指摘する。
その言葉の通りUAEのチームメイトもイスマイールのプレーでさらに気合が入っていく。
「イスマイールがここまでやってんだ。俺達も死ぬ気で戦おうぜ!」「俺達の手で…アジア王者を倒そうぜ!!!」と気合十分だ。
カメラマンたちはUAEチームの気合を近くで感じている。
スターの情熱が仲間の目の色まで変えた。さぁどうする日本代表。ようやく掴んだいい流れを相手にプレゼントしてしまうのか。
椿はこの会場の雰囲気に驚きを隠せない。そしてイスマイールの影響力の大きさにも驚いていた。
椿はイスマイールに大丈夫かと声をかける。
イスマイールは椿の肩に手を置き「気にするな。俺はお前達の10番以外は眼中にない」と椿の心配とずれた答えを伝えてポジションに戻っていく。
言葉のわからない椿は大丈夫と言ってくれたのかな?と少し不安げだが去っていくイスマイールを見て、何かを感じ取る。
反撃ムードの高まるUAE。
戦況を見つめる記者たち。「サポーターに背中を押されて…勢いづいてきたぞUAE!!」とUAEが盛り返してきた分析する。
UAEの選手がドリブルをしかける。
その気持ちはイスマイールに向けられている。
あそこまで闘争心むき出しのイスマイールはなかなか見られない…。きっとPK失敗の責任を感じていると。
日本もスライディングでドリブルを阻止する。
しかし、そのボールはまたUAEに拾われる。
拾った選手もイスマイールに思いを向けていた。
イスマイールがいなければ…ここまで強くなれなかった。
そして、戦う気持ちを強くする。
アジア制覇はこのチームの悲劇!!この大一番でイスマイールを俺達が助けるんだ!!
センタリングを上げる。
このボールを星野がパンチングではじく。
UAEがボールを拾い、イスマイールにパスを送る。
このパスは志村がヘディングでクリアする。
星野がミドルシュートに警戒しろと声をかける。
ボールがUAE選手のもとへこぼれる。
ミドルシュートを放つ。しかし椿のスライディングでコースが変わり、不発に終わる。
怒涛の攻撃にさらに盛り上がるUAEサポーターたち。
このCKのチャンスを得点に結びつけようぜ!!とチームに声援を送る。
ボールのもとに向かうイスマイールに選手たちが檄をとばす。
絶対に競り勝つからよ!いいボールを頼むぞ!!
静かにイスマイールはうなづく。
日本ベンチでは通訳がこの状況に焦りを感じていた。
日本の体力が落ちてきた終盤にUAEが猛攻をかけてくる…UAEの思惑通りになってしまっている。
ブランは少し考えたあと「まあーそうかもね」とどこか気のない返事。
ブランの様子に落ち着かない通訳。
UAEのサポーターも選手たちもここが勝負どころって雰囲気になってしまっている。
イスマイールのコーナーキックが蹴りこまれる。
越後がヘディングではじき出す。
通訳はこのプレーに肝を冷やす。
しかしブランは落ち着いている。そして静かに語り始める。
「勝負どころか…。確かにそのくらいの熱量を相手からは感じるね。だからこそ…余計に温度差が気になる」
そしてUAEベンチを、マチューを見つめさらに分析を続ける。
「どうしてUAEベンチは残り1枚のカードを使って勝負に出てこないのだろう」
このブランの指摘に日本ベンチもハッとした様子。
「何か不安でも感じているのかい?マチュー。」とまるでマチューに語り掛けるようだ。
その指摘は的中しているのかマチューの表情は厳しい。
そして自分に語りかける。
(何を躊躇しているのだ…!この俺は…!!)
プラン通りに試合が進んでいる。残り10分で自分たちがボールを握れている。
サブの選手の準備もできている。攻撃の厚みを増して選手たちを助けてやればいい。
(なのに…何故動けん…。勝負をかけるなら今しかないだろ…!!)
見つめる先の日本ディフェンスの様子に何かを気づく。
記者たちは日本の攻められる様子を分析している。
バテてきたのか、なかなか前にでていけない。とうとう流れを相手に渡してしまったと。
しかし、藤澤記者は別の分析をしていた。
日本ディフェンスは本当に危ない場面は作らせていない。
その言葉のようにUAEのパスをクリアする。
藤澤記者は言葉を続ける。
「自陣で相手にボールを持たれ…運動量の低下も否めないけど…それでも…私は日本ペースのような気がしてます。そのぐらい…窪田投入以降の日本代表からは…王者の貫禄のようなものを絶えず感じられませんか?」
その言葉のように花森、志村、江田の表情は落ち着いたものだった。
椿はさっき気づいたことを思い返していた。
当たり前のことを見落としていた。いくらUAEが環境に慣れているからといっても日本との激しいゲームでスタミナの消耗は避けられない。
90分で試合を決めたいのは…UAEも同じだ!
せめるUAEだがパスコースがなく焦りを感じていた。
フリーの選手がパスを要求する。
パスを受けるとダイレクトで前線の選手にパスを送る。
途中投入の選手だ。ボールを受け取りドリブルを仕掛ける。
城島が息を切らしながらディフェンスに動く。
UAE選手がスピードを上げ仕掛ける。
しかし、城島がスライディングでボールを奪う!
そこにはこんな自信があった。
(途中出場で入ってきたからスピードでぶっちぎれると思ってるかもしれねぇが…ボールを奪うのはタイミングなんだよ!!)
ボールを奪い窪田にパスを送る。
この様子にイスマイールも焦りを感じ、窪田にディフェンスする。
しかし、その前に窪田は椿にパスを送る。
パスを受けた椿は気合の入った表情。
ドリブルをしかけ、UAEディフェンスをふりきる。
このプレーに後藤が声援を送る。
ドリブルをしかえる椿。
UAEも疲れてきてる。だからこそ…絶対に負けない場所は…ここだ…!!
左足で逆サイドにパスを送る。
このプレーにマチューは驚き、ブランは静かに見つめる。
そして逆サイドの投入間もない畑がそのパスに反応し、走りだす!!
GIANT KILLING【第506話】の感想
イスマイールのプレーでUAEが息を吹き返してきました。エースが身体を張ったプレーをみせるとチームの気持ちが高まりますね。決して華麗なプレーではないですが、泥臭いプレーでもチームを盛り上げるのがエースなんですね。
日本は攻められていますが、しっかりと守れているのか大きなピンチにはなっていません。そこに王者の貫禄が感じられますね。
そしてマチューの不安とブランの確信は試合の展開を占ったものなのでしょうか。二人の監督の駆け引きも気になります。
椿は試合をしっかりと分析していいプレーを見せられていますね。このナイスパスをチャンスにつなげてほしいです。
GIANT KILLING次号予告
次号、日本のカウンター!逆転なるか!?
次回のGIANT KILLING掲載のモーニング発売日は2月7日(木)です!
まとめ
GIANT KILLING【第506話】のネタバレあらすじと感想をお届けしました。
やっぱり漫画は実際に絵と一緒に読むと迫力や面白さが違います。
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