2019年3月23日発売の月刊LaLa5月号に掲載
赤髪の白雪姫の最新話【第106話】『真面目に研究!真面目にスケッチ?気になるその実力は!?』を読んだのであらすじとネタバレ、それと感想をいち早くお伝えします!
目次
赤髪の白雪姫前回のあらすじ
一人前になるにはどうしたらいいか悩むリュウはラタの言葉を胸に、オビの持ってきた仕事を引き受けました。
一人で騎士団の患者と接したり、またシダンの思いを聞いたりしたリュウは自分はまだ学ぶことがあるんだと考えます。
そして、何かを得たリュウは白雪に会って話がしたいと言いますが・・・?
赤髪の白雪姫【第106話】『真面目に研究!真面目にスケッチ?気になるその実力は!?』のネタバレ
リュウが白雪と話しがしたいというので、鈴が白雪を探しに行きます。
ユズリと一緒にいた白雪ですが、鈴に交代と言われオビの元へとやってきます。
リュウは少し離れたところで待ってるからと移動すると少し下ったところにしゃがんで何かを見ています。
「リュウ、どうかし……」
降りてこようとする白雪をリュウは止めます。
「ま、待って。……あの、白雪さんに話したい事が出来たんだけど……」
少し口ごもるリュウの様子にオビが言います。
「俺はその辺で飲んでるからね」
「え」
「え……居ていいものかい?」
「うん」
意を決して、リュウは言います。
「……フォスティリアスを広める旅、おれも白雪さんとオビさんと一緒に行きたい」
少し驚く白雪とオビですが。
「はい! 行きたいです私も」
そう白雪は答えます。
「……なんで?」
そう問いかけるリュウにオビが言います。
「リュウ坊! そこはリュウ坊から話すんだ!」
少し暖かい場所に移動した後、リュウは話はじめます。
「……おれは……薬室長が前に言ってた、自分の世界を広くするものは大切にしなさいっていう言葉が、ようやく少しわかったから……」
辞令でリリアスに来たころは何かが変わるとは思ってなかったけれど、この2年間は違っていた、と。リュウの言葉は続きます。
「北の気候に合わせた薬草の管理もオリンマリスの研究も騎士団基地との連携も、教えてもらったり協力したり、信用してもらう必要があって、自分が頭で覚えさえすれば出来るわけじゃなかった。
……城では薬室長がきっとおれに必要なものを教えてくれてたんだと思う。それが終わって外に行かせてくれたんだろうなって。
もし、おれ一人で来てたら……それもわからなかった。城から知ってる、白雪さんとオビさんが一緒に居たからなんだ。
……おれにとっては城に居たおれと外の人達との間に白雪さんとオビさんが居てくれたから、リリアスの薬剤師になれた……と思うんだ
白雪さん、おれと仕事をしてくれてありがとう。
おれは薬草と薬草園が好きだから、この先もずっと居たいけど、ただそこに居るだけじゃだめなんだってわかったんだ。おれが薬剤師でいられるのは薬室の皆がものを見て考えて自分に出来ることをし続けて作ってる場所があるからだ。
……おれもちゃんとその一人になりたい。
だから 一旦城にもどるんじゃなくて白雪さんたちが見てるものをおれも見て勉強したいんだ。力には……なれないかもしれないけど、どうやったらなれるか考えるからついて行かせてほしい。
って、薬室長に伝えていい……?」
うなずく白雪。オビに呼びかけると、
「体力いるぞーリュウ坊」
と笑いかけます。
リュウが話してくれたので、と白雪も話します。
「私は王城に居た頃から朝早くに採った方がいい薬草の収穫期間は絶対に寝坊しないリュウがとても好きです。あと、薬室で一番インクを使う人と皆に認識されていますし、リュウの仕事は丁寧であたたかです。それは持ち続けたまま、環境の違うリリアスで世界を広げていくのを見ていました。
私はそういうリュウに沢山教わっていて……。
一緒に行きたいのはリュウと仕事をするのが好きだからです」
「……おれも……ありが………本当に?」
「はい!師匠」
鈴たちと合流して飲みながら白雪は考えます。
(私も……私もだ)
――― ゼンと出会って皆と出会ったこの国で……どう生きていきたいのか、イザナ陛下に伝えられるまで ―――
その様子をみていたオビが問いかけます。
「フォスティリアスの承認が長引いたりした場合はどうなるのかな俺達」
どこに居ても広めたいという白雪に、そうかどこに居ても広めることはできるのか、と同意するオビ。
「研究の経緯を知ってるガラク薬室長の想定のもとで来てる指令だから……大きくはずれたりはしないはずだよってシダンさんも言ってた」
「じゃあ、すらすら進むといいねぇ。リリアス出るのは寂しいもんだけど」
「……寂しいものだね」
そう言って、ちらとオビを見る白雪。
「前から思っていたけど、オビは夜に炎の光があたってるのが似合うよね」
そう言って白雪は続けます。
「どこに居ても行くことになっても、いつも通りいられるのはオビが来てくれたからだよ。一緒にリリアスに居られて良かった。本当にありがとう」
「リュウ坊につられたのかい?」
「これからもよろしくね」
「こちらこそ」
そう言って笑い合う二人。オビは言います。
「これからあんたと行くところがどこだろうが面白そうだ」
「面白そう……」
「山でも、海でも、騎士団基地でも」
「うん、その期待で行こう」
王城の薬室では、朝から部屋に籠もったままのガラク薬室長にヒガタが声を掛けると、出てきたガラクは今日は乾杯をしようと言います。
仕事が終わってることに驚いたヒガタが問いかけると、一通の手紙を嬉しそうに見せます。それはリュウからの手紙でした。
それからリリアスには研究の照合をしに官吏がやってきました。
リュウが白雪とオビの元に手紙を携えてやってきました。
「おれもリリアスに居て……旅が決まったら一緒に行っていいって」
そして二か月後。
オビが歩いていると白雪とリュウを見かけます。
「おーい。昼飯迎えに来てくれたのかい」
声をかけたオビに白雪が言います。
「オビ! 出発です!」
「え?」
赤髪の白雪姫【第106話】『真面目に研究!真面目にスケッチ?気になるその実力は!?』の感想
リュウの一緒に行きたいっていう思いがよく伝わってきました。
辞令が出たときは、あれ、リュウは行かないんだ?ってちょっと意外だなって思ったんですが、これで揃った感じですね。フォスティリアスについてはリュウもいないと寂しいですよね。
少し不安な思いもあった白雪も、オビの言う「面白そうだ」に気持ちが落ち着いた感じで良かったです。
いよいよ出発ですが、フォスティリアスをどんな場所でどんな風に広めていくのか大変楽しみですね。
赤髪の白雪姫次号予告
旅立ちを迎えた白雪・オビ・リュウの3人。
向かう先には……!?
次回の赤髪の白雪姫を掲載の月刊LaLa6月号発売日は4月24日(水)です!
まとめ
赤髪の白雪姫【第106話】『真面目に研究!真面目にスケッチ?気になるその実力は!?』のネタバレあらすじと感想をお届けしました。
やっぱり漫画は実際に絵と一緒に読むと迫力や面白さが違います。
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