2026年秋にも登場が予想されている、スバル・レヴォーグのフルモデルチェンジ(3代目)。
現行モデル(2代目VN型)のデビューから約6年が経過し、ついに新型への期待が高まっています。
注目は、スバルが力を入れる新世代ハイブリッドシステム「S:HEV」の搭載。
これにより、燃費性能が最大43%向上するとの予測もあり、走りと環境性能を両立するモデルへと進化する可能性があります。
また、デザインや内装の刷新、先進装備の充実なども含めて、「次期レヴォーグはどう変わるのか?」という疑問に答えるべく、本記事では最新情報と予想をまとめてご紹介します。
レヴォーグ次期モデルのフルモデルチェンジはいつ?
現行型(2代目)の発売は2020年|次期モデル登場の周期とは?
スバル・レヴォーグの現行モデル(2代目VN型)は、2020年10月に日本で発売されました。
フルモデルチェンジの周期はおおむね5〜6年が一般的であり、歴代モデルの販売期間から見ても、2026年頃が次期モデルへの切り替えタイミングと考えられます。
さらに、2024年〜2025年にかけては「D型」「E型」といった年次改良(マイナーチェンジ)も実施されており、商品力の向上とともに次期型への準備段階が進んでいることが伺えます。
フルモデルチェンジ予想時期:2026年秋〜2027年春が有力
複数の自動車専門メディアやリーク情報によると、次期レヴォーグ(3代目)は2026年秋〜2027年春に登場する可能性が高いとされています。
特に、スバルが得意とするジャパンモビリティショー(旧・東京モーターショー)などでのプロトタイプ公開が、2025年後半に行われる可能性もあるとのこと。
発売時期については、2026年夏〜秋に正式発表 → 同年末〜2027年初頭に販売開始という流れが有力です。これは、スバルの他モデルと同様のスケジュール感であり、既存の生産ラインや開発サイクルを踏まえても妥当な予測といえるでしょう。
「F型年次改良」が2025年に登場予定|フルモデルチェンジ前の最後のマイナーチェンジ
一方で、2025年には「F型」と呼ばれる年次改良モデルが登場予定です。
これは現行型レヴォーグの最終進化型とも言える存在で、装備の充実や細かな改善が施されると予想されています。
この「F型」が登場することで、フルモデルチェンジ前に現行型の魅力をさらに引き出す狙いがあると見られ、“あえてF型を選ぶ”というユーザーも少なくないでしょう。
とはいえ、本格的な変化を求めるなら、やはり2026年の次期型を待つ選択肢も有力です。
フルモデルチェンジで何が変わる?次期レヴォーグの進化ポイント
2026年に登場が予想される3代目レヴォーグは、見た目から中身まで大幅な進化が期待されています。
ここでは、現時点で噂・予測されている変更点を中心に、外観・内装・機能面の注目ポイントをご紹介します。
外観は“BOLDERデザイン”へ|よりアグレッシブで存在感のある顔つきに
ボディサイズについても若干の拡大が予測されており、全長は約4,755mm、全幅は1,800mm超になる可能性も。
これにより、レガシィに匹敵する存在感のあるスタイリングが実現されそうです。
内装はAIアシスタントや新UI搭載|縦型モニターや快適装備が充実
次期型では内装も大きく刷新され、AIアシスタントや音声操作機能の強化、新しいUI(ユーザーインターフェース)が搭載される可能性があります。
とくに注目されているのが、縦型の大型インフォテインメントディスプレイと、ジェスチャー操作対応の電動リアゲートなど、快適性と操作性を両立する装備です。
また、スバルの得意分野である運転支援技術「アイサイト」もさらなる進化が予想されており、準自動運転レベルの機能が強化されるかもしれません。
ボディサイズの変更予想(全長4755mmなど)
新型レヴォーグは、全長・全幅ともに若干サイズアップが行われると見込まれています。
これは前述のBOLDERデザインと合わせて、より力強く安定感のある走りとデザインを両立させるためのものです。
- 現行型:全長4,755mm/全幅1,795mm
- 次期型予想:全長4,755mm前後/全幅1,820mm程度
このわずかなサイズアップにより、後席空間や荷室容量の改善にもつながる可能性があります。
レヴォーグ ハイブリッドはいつ登場?スペック・燃費予測
「次期レヴォーグにはハイブリッドが搭載されるのか?」は、ユーザーの間で最も注目されているポイントのひとつです。
現行モデルでは1.8Lおよび2.4Lターボのガソリンエンジンが中心ですが、環境性能や燃費改善の観点からハイブリッド化は確実視されています。
S:HEV(ストロングハイブリッド)を新搭載か?
スバルは2024年以降、グローバルで順次S:HEV(ストロングハイブリッド)を展開しています。
これはトヨタのTHS(ハイブリッドシステム)をベースにしながら、スバル独自のチューニングが施された次世代ハイブリッドです。
すでにクロストレックなどで採用が進んでおり、次期レヴォーグにもこのS:HEVが搭載される可能性が非常に高いと予想されています。
これにより、発進加速や低速走行時のモーターアシストに加え、高速巡航時の燃費性能も大きく改善される見込みです。
燃費は最大43%向上の予測|2Lエンジン+モーターの実力
S:HEV搭載モデルでは、従来のガソリンモデルと比較して最大で約43%の燃費向上が見込まれています。
次期レヴォーグも、搭載されるパワーユニットとして2.0Lエンジン+高出力モーターの構成が予想されており、燃費とパワーのバランスが取れた走りが期待されています。
現行1.8Lターボモデルの燃費がWLTCモードで約13.6km/Lであることを踏まえると、次期ハイブリッドモデルは18〜20km/L台になる可能性もあります。
従来の1.8L・2.4Lターボとの共存はあるか?
一部の情報では、ハイブリッド化が進む一方で、現行の1.8Lおよび2.4Lターボエンジンも一部グレードで継続販売される可能性があるとされています。
とくにSTI Sport系など、走行性能を重視するグレードではガソリンターボが好まれる傾向が強く、「選べるパワートレイン」という方向性が考えられます。
したがって、次期レヴォーグでは「ハイブリッド重視の快適志向」と「ターボ重視の走り志向」を両立させる、多様なユーザー層に応えるモデル構成になると見られます。
レヴォーグ フルモデルチェンジ後の価格と発売スケジュール
フルモデルチェンジを迎えるレヴォーグ(3代目)は、見た目や装備だけでなく、価格や発売時期にも注目が集まっています。
ここでは、最新予測に基づくスケジュールと価格動向についてまとめました。
予想価格は現行より10〜20万円アップか?
フルモデルチェンジに伴い、価格は現行モデルより10〜20万円ほどの上昇が見込まれています。
特に、S:HEV(ストロングハイブリッド)や先進安全装備が標準化されることで、ベースグレードでも300万円を超える可能性が高いでしょう。
現行モデルの価格帯は以下のとおりです。
- 1.8L GT系グレード:~310万円前後〜
- 2.4L STI Sport R:~420万円前後〜
次期モデルでは、ハイブリッドモデルが330〜350万円前後、STI系は450万円超えも予想されます。
2025年秋:プロトタイプ公開?→2026年発表→2027年本格展開?
スバルは、2025年秋に開催予定の「ジャパンモビリティショー(旧・東京モーターショー)」で、次期レヴォーグのプロトタイプ(コンセプトモデル)を発表する可能性が指摘されています。
その後のスケジュール予測は以下のとおりです。
- 2026年夏〜秋:正式発表
- 2026年末〜2027年春:市販モデルの発売開始
- 2027年中:全グレード(STI含む)展開完了
この流れは、従来のスバル車でもよく見られる展開であり、特に人気モデルであるレヴォーグでは段階的な発売スケジュールが取られる可能性があります。
STIスポーツや特別仕様車の位置づけは?
STI Sport系については、これまでどおりフルモデルチェンジ後の後期タイミングで追加投入される見込みです。
また、スバルは近年「ブラックエディション」などの特別仕様車を積極的に展開しており、次期型でも発売当初から注目グレードが設定される可能性があります。
こうした限定モデルは人気が集中しやすいため、早期予約・情報収集がカギとなるでしょう。
次期レヴォーグは待つべき?現行モデルとの比較ポイント
レヴォーグのフルモデルチェンジが近づくなか、「新型を待つべきか、それとも現行型を買うべきか?」という悩みを抱えるユーザーも多いでしょう。
ここでは、それぞれのメリット・デメリットを整理しながら、判断のポイントを解説します。
次期型の魅力=燃費・快適性・先進装備
次期レヴォーグの最大の魅力は、ハイブリッド化による燃費性能の向上と、最新技術を詰め込んだ快適性・安全性の進化にあります。
- 燃費改善(最大約43%向上)
- AIアシスタント搭載や縦型ディスプレイによる操作性の進化
- 新世代アイサイトによる運転支援性能の強化
これらの要素は、長く乗る予定の方や最新技術を重視する方にとって、大きな魅力となります。
現行型の魅力=熟成された走行性能・価格の落ち着き
一方、現行モデル(VN型)はすでに複数回の年次改良を経て完成度が高まっており、走行性能や使い勝手は非常にバランスが取れています。
- ターボならではのダイレクト感ある走り
- F型での装備充実や価格の安定感
- 納期や価格面の不確定要素が少ない
また、新型登場直前は現行型の在庫車や未使用車が値引き対象になることもあり、コストパフォーマンスを重視するなら現行型も十分に選択肢になります。
おすすめの選び方|“今買う派”と“待つ派”のチェックポイント
チェック項目 | 今買うべき(現行型) | 待つべき(次期型) |
---|---|---|
価格重視 | ◎ 値引きに期待 | △ 価格上昇の可能性大 |
最新装備 | △ 十分だが旧世代 | ◎ 大幅に進化 |
燃費性能 | △ そこそこ | ◎ ハイブリッドで改善 |
納車時期 | ◎ 即納可グレードあり | △ 納期遅延の可能性 |
所有満足度 | ○ 走りの完成度高い | ◎ 新技術満載で注目度高い |
現行モデルも完成度が高く、熟成された1台である一方、次期型は“燃費・快適・先進性”で明確な進化が見込まれるため、どちらを重視するかによって選び方が分かれると言えるでしょう。
まとめ|レヴォーグ フルモデルチェンジに備える最新情報
スバル・レヴォーグの3代目となる次期モデルは、2026年秋から2027年春にかけて登場する可能性が高まっています。
特に注目されているのが、トヨタとの技術協業によって開発が進むストロングハイブリッド「S:HEV」の搭載であり、従来型よりも大幅な燃費性能の向上が見込まれています。
また、外観は“BOLDER”デザイン思想を採用し、内装にはAIアシスタントや縦型ディスプレイといった先進装備が加わることで、走行性能だけでなく快適性・操作性の面でも大きな進化が期待されています。
価格帯は全体的に10〜20万円ほどの上昇が予想されており、発表前後でグレード構成や購入タイミングをどう判断するかが重要なポイントとなるでしょう。
現行モデルを狙うなら、装備が充実したF型や、在庫車の値引きなども魅力的な選択肢となります。
レヴォーグは、走り・安全性・先進性をバランスよく備えた一台です。
次期モデルに期待を寄せつつ、現行型の完成度やコストパフォーマンスも踏まえ、あなたにとって最適な1台を見極めてください。