車のドアロックはキーをキーシリンダーに差し込んで回したり、キーレスエントリーリモコンを操作した時に、ドアの鍵を開けたり閉めたりする役割を持ちます。
もし、車のドアを開けようとして開かなかったらかなり焦りませんか。
近年のキーレスエントリー車は、電波を利用してロックとアンロックを行っているので意外と不具合が多いのです。
今回は車のドアロックについて解説していきますので、参考にしてみてください。
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車のドアロックの仕組みについて
車の各ドアにはドアロックという部品が付いています。
この部品が内部で動くことによって、ドアを開かなくしたり、開くようにしたりしています。
また、キーレスエントリー車だと電波によって、ドアロックという部品を遠隔操作します。
この部品のことをドアロックアクチュエーターと呼びます。
ドアロックアクチュエーターは、内部にモーターが組み込まれており、ロックやアンロックの信号を受け取った時にモーターが回転し、ドアロックを動かすという仕組みになっています。
また、ドアロックアクチュエーターは集中ドアロックにも利用されています。
ドアをロックした時に全てのドアが閉まりますよね。
なぜ全てのドアが閉まるかというと、各ドアに取り付けられているドアロックアクチュエーターがロック信号を受け取ると、一斉にドアロックを閉める方向に動かすからなんです。
このように、意外と簡単な仕組みとなっております。
集中ドアロックが開くけど 閉まらない原因と対処法は
集中ドアロックは、運転席側のスイッチを使用して作動させますが、開くけど閉まらない原因は、スイッチの故障が考えられます。
スイッチは、長年使用し続けると端子部分が劣化して作動が悪くなります。
つまり、電気信号が流れなくなり集中ドアロックが正常に作動しなくなります。
また、集中ドアロックだけでなく、キーレスでも開くけど閉まらないという現象があるなら、アクチュエーターの故障も考えられます。
ただし、全部のドアが同じように開くけど閉まらない場合はスイッチの故障が強く疑われます。
キーレスでの閉まるけど開かない原因と対処法は
キーレスで閉まるけど開かない原因は、おもにアクチュエーターの故障、受信機の故障、リモコンキーの故障の3つに分けられます。
機構としては、スイッチを押すと電波を受信して開錠、もしくは施錠をするように電気をアクチュエーターに流します。
このアクチュエーターにはモーターが内蔵されており、開錠と施錠でモーターの回転方向が異なります。
つまり、多くの場合、モーターが劣化して閉まるけど開かない原因になっています。
詳しくはキーレスのドアロックの機構を、順を追って調べてみなければわかりません。
運転席のドアロックが故障した時の対処法は
運転席のドアロックが故障した場合、助手席や後部座席からクルマに乗り込むしかありません。
そして、運転席側を車内からロックを解除してみましょう。
もし、解除できなければ、内部で故障していることが考えられるので修理工場に連絡します。
クルマのドアロックは、ストライカーと呼ばれるボディ側と、ドア側のラッチが連結することでドアが閉まります。
そしてラッチに部分にロック機構が備わっており、それをロットと樹脂部品で構成されたパーツで作動させています。
つまり、機械的トラブルの場合、どうしてもドア内部を見る必要があり、それには内張を外す必要があります。
しかし、ドアが閉まっている状態では内張が外せないので、どうしてもロックが機械的トラブルになっている場合は、内張を破壊して修理するほかありません。
冬に車のドアボタンが反応しない原因と対処法は
冬の寒い日に、スマートキーなどのドア開錠や施錠ボタンが作動しないことがあります。
それは、内蔵しているバッテリーに原因があります。
スマートキーなどに使われているボタン電池は、化学反応で電気が発生していますが、気温が低いと内部抵抗が高くなり電気が十分供給されません。
そのため、寒い日にスマートキーなどのボタンを押しても反応が悪くなります。
対処方法は、新品のバッテリーに交換することですが、手元にいつもボタン電池を用意している方はそうはいません。
そこで、寒い日にドア解除ボタンで反応しない場合は、エマージェンシーキーを使いドアを開錠します。
そのあとセキュリティアラームが鳴ったら、エンジンスターターボタンをスマートキーで押せばセキュリティアラームも止まりクルマを使用できます。
車のドアロックが開かない時に考えられる原因はなに?
では、ドアロックが開かない時に考えられる原因はなんでしょうか。
ドアロックが開かない時の原因は高確率でドアロックやドアロックアクチュエーターの故障です。
特に、1日に何回もドアロックを操作するという方は、通常よりも早いタイミングで壊れてしまうこともあります。
もう一つは、キーレスエントリーリモコンの電池が弱っていたり、電池が切れているとドアロックが作動しない場合があります。
リモコンから発する電波によってドアロックを作動させているので、そもそもリモコンから電波が出なければ動くはずがありませんよね。
リモコンの電池を最後に変えたのいつだっけ?と思ったら、予防的に電池を変えておくと安心ですね。
そして、内側から開かない場合に限ってですが注意してほしいことが一つあります。
それは、チャイルドロックがオンになっていないかどうかです。
チャイルドロックとは主に後ろのドアに付いている機能で、子供がいたずらなどで走行中にドアを開けないようにしておくことができます。
ドアを開けると、ドア側にチャイルドロックと書いてある小さなレバーがあるのでオンになっていないかチェックしてみてください。
知らぬ間にオンになってしまっているということも結構多いですよ。
車のドアロックが開かない時の解除方法は
キーレスエントリーリモコンで開かない時の解除方法をご紹介します。
自分の車のリモコンを見てください。
鍵が収納されていますよね。
そして、車のドアハンドルにも鍵を差し込む鍵穴が付いているはずです。
これは何のためについているのかというと、ドアロックが故障した時や、キーレスエントリーリモコンの電池が切れてしまった時に、応急的にドアロックを解除するために付いています。
もし、リモコンが反応しないなどのトラブルが発生した場合は、鍵を使用して機械的にドアロックを開けてください。
車のドアロックが閉まらない時に考えられる原因はなに?
次はドアロックが閉まらない時に考えられる原因についてです。
先程紹介した、リモコンの電波切れやドアロックの故障もそうですが、閉まらない場合ですともう一つ怪しまなければいけない事があります。
それは全てのドアが、きちんと閉まっているかです。
リモコンでロックのボタンを押した時、半ドアになっているドアがあると反応しなかったり警告音が鳴ったりします。
もし、ロックのボタンを何回押しても閉まらない場合は、半ドアになっているドアが無いか確認してみましょう。
車のドアロックが閉まらない時の対処法とは
まずはリモコンの電池交換をしてみてください。
それでも改善しないのであれば、付属の鍵でロックをしてその場を凌ぎ、整備工場などで点検してもらいましょう。
ドアロックが閉まらない場合、放置しておくと車上荒らしなどの被害に合う可能性も考えられるので、早めに対処しましょう。
車のドアロックの修理費用はいくら?
最後に修理費用はどれくらいなのか紹介します。
大体、1万円から3万円が相場となっています。
リモコン自体の故障で1万円~、ドアロックアクチュエーターの故障で~3万円といった具合です。
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車が高く売れるこの時期に必ず査定をしておきましょう。
かなりもったいないです。
まとめ
今回は、ドアロックが開閉しない時の原因や対処法、仕組みや修理費用などについて解説しました。
ドアロックのトラブルは意外と多い故障です。
トラブルが起きてしまった際は、慌てずに対処していただければと思います。