フロントバンパーを外すためには、難しい工具は必要ありません。
しかし基本がわからなければどこから手を付けてよいか悩んでしまうだけでなく、最悪はクルマを破損させてしまうでしょう。
そこで、どのような道具が必要なのか、何に注意すれば安全に簡単にバンパーを外せるのか、バンパー外しの基本について詳しく解説します。
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フロントバンパーを外すのに必要な工具は
フロントバンパーを外す場合、クルマの種類によりバンパーの大きさは変わりますが、使用する工具にそれほど違いはありません。
フロントバンパーを外すためには以下の工具があればほとんど可能です。
- プラスドライバー
- マイナスドライバー大・小
- 内張剥しツール
- 眼鏡レンチ8mm~18mm
- ラチェットレンチ10mm、12mm、14mm
- ラジオペンチ
- プライヤー
- 養成用のマスキングテープ
- 潤滑剤
このほかに、どうしても外れないボルトを外す場合、バイスプライヤーがあると便利です。
また、潤滑剤は錆び付いたボルトに使用するために必要ですから、比較的新しいクルマや、ボルトが錆びていないようなら必要ありません。
プライヤーやラジオペンチはあれば便利な工具なので、どうしても必要ではありません。
フロントバンパーを外す手順はこちら
フロントバンパーを外す手順は、クルマにより若干異なりますが、ほとんどのメーカーは外し方の考え方は変わりません。
手順1
クルマをジャッキアップしてリジットラックをかけてクルマを安定させます。
手順2
ボンネットを開けて、フロントグリルが単独で外せるクルマはグリルを外しますが、最近のクルマはカバーで覆われていることが多いので、ラジエーターの上にある黒い樹脂カバーを外します。
手順3
フロントグリルは、プラスチックピンですべて止まっている場合と、10mmのボルトを併用して止まっている車種があります。
まず、何処で止まっているかグリル全体を確認してから外します。
手順4
タイヤハウス内でバンパーが止まっているので、フェンダーライナーをフロント側のクリップを外してめくります。
手順5
フェンダーとバンパーを止めている10mmもしくは8mmのボルトが1本見えるので、それを左右取り外します。
手順6
クルマの下に入り、バンパーの下側で止まっているボルトをすべて外します。
このボルトのサイズは10mmや12mmで止まっています。
また、車種によってはアンダーカバーを外さなければバンパーを外すボルトが見えない場合があります。
手順7
フロントバンパーの上を見て、リーンフォースメントと呼ばれる骨格部分にとまっているクリップやボルトを取り外します。
手順8
すべてのボルトが外せたら、フェンダーとバンパーの部分が差し込み式で止まっているので、バンパーを外側に引っ張りましょう。
するとバンパーのサイドが外れます。
すべてのボルトが外れていれば、これでクルマからバンパーは取り外せるでしょう。
フロントバンパーを外す時のポイントとは
フロントバンパーを外すポイントは強く引っ張らないことです。
少し引っ張ってバンパーが動かない場合、必ずどこかでボルトやクリップで止まっています。
また、外した後は元に戻す必要があるので、慣れない場合はスマホなどを使用してクリップの位置やボルトの位置を写真に収めておくと組付け忘れがなくなります。
このほか、外す順番を間違えると、その上にとまっている部品を破損させてしまうので、バンパーを外す際に邪魔になる部品はすべて外すようにしましょう。
絶対に気をつけたい注意点とは
フロントバンパーを外す際に注意することはクルマをジャッキアップさせるときに車載工具のパンタグラフジャッキを使用しないことです。
パンタグラフジャッキは、非常に不安定であり、バンパーを外す際に無理な力が加わると、クルマが落下して命の危険があります。
クルマをジャッキアップするときは、ガレージジャッキを使用して必ずリジットラックを使用しましょう。
このほか、バンパーを外す際にはちょっとしたことで他の外装部分に傷をつけてしまいがちです。
作業を始める前にバンパーを外す堺部分に養生テープを貼れば、余計なキズを付けずに済みます。
そして、フォグランプ内蔵バンパーでは、外す際に配線を必ず外してからバンパーを取り外しましょう。
無理に外そうと知れば配線を切って取り返しがつかなくなります。
ディーラーやカーショップで依頼する場合にはこちらの記事を参考にしてください。
🔗フロントバンパーの交換費用の相場はいくら?修理や塗装、外れた時の対処法とは!
フロントバンパー外しは基本を守れば簡単
フロントバンパーは、用意する道具も特殊な工具は必要ないので、基本さえ理解できればかなり簡単に外せます。
特に軽自動車などは止められているボルトも少ないので、非常に簡単でしょう。
しかし、クルマは非常に重いのでジャッキアップは細心の注意を払い作業をすることが重要です。