「クリーンディーゼル」という言葉を最近聞くことも多いのではないでしょうか?
また車の乗り換えを検討した時、「えっ今の時代にディーゼルなんだ」と、みている車が実はディーゼル車だったこともあるかもしれません。
そんな最近のディーゼル車を選ぶことのメリット、また逆にデメリットについてまとめました。
ディーゼル車の購入を迷われている方の参考になれば幸いです。
車の売却は買取業者によって、数万円から数十万円も変わる場合があります。
いかに業者選びを上手に行うかが、乗り換えの大きなポイントになります。
車の売却は、ここ数年で最も高く中古車が売れているこの時期がおすすめです!
以下の記事で、車買取のおすすめ業者を7選、ご紹介しています。
ぜひ参考にしてください。
ディーゼル車とは
ディーゼル車とは、車の動力源となるエンジンの燃料に「軽油」を用いるタイプの車を指します。
またエンジンの動力の作り方もガソリン車とは違いがあり、その結果排気ガスの成分も通常のガソリン車とは異なります。
一昔前のディーゼル車はその排気ガスの成分の悪さから、法的に規制がかかり乗ることが難しくなる一面もありました。
ですが最近のディーゼル車は「クリーンディーゼル」と呼ばれるように、排気ガスがきれいになるような工夫が施されています。
また、ディーゼル車はガソリン車に比べてトルク(走るための力の強さ)が強いので走りが力強いのが特徴です。
このように、同じ車種でもガソリンエンジンかディーゼルエンジンかで、その車の性格がガラっと変わるのも車の面白みでもあります。
ディーゼル車とガソリン車の違いは
ディーゼル車とガソリン車の違いとしてはエンジンそのものの違いにあります。
ガソリン車は燃料に「ガソリン」を用いるのに対して、ディーゼル車は燃料に「軽油」を使用します。
そして、エンジン内部での動力の作り方にも違いがあります。
ガソリン車はまず空気と燃料を混ぜた混合気を取り入れ圧縮し、そこにスパークプラグで火花と飛ばすことで「点火」を行い、そこからの爆発によって動力を生み出す仕組みです。
それに対してディーゼル車は、まず空気のみを取り入れ、その空気だけを圧縮します。
圧縮することで高温になった空気に燃料(軽油)を噴射し、その燃料が「自己着火」することで爆発が起こり動力を生み出す仕組みです。
このように「点火」させるか「自己着火」するかといった、エンジンそのものの仕組みが大きな違いとなります。
また大きな違いとしては、排気ガス成分の違いがあります。
ディーゼルエンジンの排気ガスは、イメージとしてトラックの排気ガスを思い出していただければ良いですが、白い煙や黒い煙が出るように様々な成分が含まれた排気ガスが排出されます。
具体的には一酸化炭素や炭化水素、またPMなどです。
これらの有害な排気ガスを少しでもきれいにして排出するために、ガソリンエンジンとは違った排気システムを搭載しています。
この部分に関しては少しデメリットの部分として後述いたします。
ディーゼル車にガソリンを入れてしまった時の対処法はこちらの記事をご覧ください。
ディーゼル車のメリットとは
ディーゼル車のメリットはなんといっても燃料代の安さです。
使用燃料がガソリンではなく軽油のため、ガソリンに比べて安価になります。
具体的には軽油がレギュラーガソリンに比べて1リットルあたり20円ほど安価となり、仮に50リットル給油した場合1000円もの差が開きます。
この1000円の差で何度も給油を行えば、長期的に考えて大きな金銭的メリットとなるのは、想像に容易いと思います。
他のメリットとしては、エンジン自体がパワフルな面です。
発進時や坂道を登る際、ガソリン車に比べてパワーのある走りを実現してくれます。
なので自宅が山間にある方や、あるいは趣味がアウトドアの方にはぴったりです。
ディーゼル車のデメリットは
ディーゼル車のなかでも最近の製造・販売されている車両に関しては、保持、メンテナンスにおいて少し手間がかかります。
理由としては上述している排気システムにより、定期的に補充が必要な油脂があったり、また排気ガスをクリーンにする装置を自身で作動させないといけないシチュエーションがあるといった点で、費用がかかったり煩わしさが伴います。
最近のディーゼル車の排気システムには「尿素SCRシステム」というものが搭載されている車種があり、このシステムはアドブルーと呼ばれる尿素水を排気ガスを排出するマフラーの途中に噴射し、化学反応を起こして排気ガスをキレイにする装置です。
なのでこのアドブルーを定期的に補充を行わないといけなくなり、補充をしないまま使用を続けると走行ができなくなります。
数千キロ走行毎に補充が必要で、その費用は3000円前後必要となるでしょう。
ディーゼル車は灯油でも走る?
結論として走ること自体は可能です。
ただしその燃料に含まれる添加剤成分の違いから、使用し続けることでエンジン内部の部品、特にゴム製の部品の劣化を早めてしまうことから、灯油の使用はおすすめしません。
もし故障した場合は、燃料が関係する部品の全てを交換する必要が出てくるため、高額な修理が必要となるでしょう。
まとめ
いかがでしたか?
近年注目のあつまるディーゼル車ですが、それぞれメリットデメリットがあります。
ただ単純なメリットデメリットだけでなく、ディーゼル特有のエンジン音やフィーリングが好きな方も一定数いる、魅力的なエンジンです。
クリーンディーゼルなら環境に優しく、またそれでいてパワフルなので、アウトドアブームにはぴったりの車なのではないでしょうか。
車の購入に向けて是非検討してみてください。