ファンモーターの価格はいくら?車種別・購入方法別に徹底解説!

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ファンモーター 価格 車の修理

近年の車は冷却性能が高くなっているとはいえ、ファンモーターの故障はエンジントラブルの原因になりかねない重要な問題です。
特に、突然の異音やオーバーヒート症状が出たときに「ファンモーターの交換が必要かも?」と気づいた場合、まず気になるのが部品の価格相場や入手方法ではないでしょうか。

この記事では、ファンモーターの価格がどのくらいなのか、車種別や新品・中古品の違い、どこで購入すればよいのかまで、わかりやすく解説していきます。
また、「なるべく安く済ませたいけど品質は妥協したくない」という方のために、コストを抑えるためのポイントや注意点も丁寧に紹介。
交換後に後悔しないための知識として、ぜひ参考にしてください。

 

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ファンモーターの価格帯はどれくらい?基礎知識を押さえよう

ファンモーターの価格は、一概にいくらとは言い切れないほど、車種や冷却方式などによって幅があります。
ここではまず、選択肢ごとの相場や価格に影響を与えるポイントを把握し、費用感の全体像をつかんでおきましょう。

 

純正品・社外品・中古品それぞれの相場

ファンモーターの部品代は、どこから仕入れるかによって大きく異なります。

  • 純正品(新品)7,000円〜30,000円程度
  • 社外品(新品)5,000円〜15,000円程度
  • 中古品・リビルト品3,000円〜10,000円程度

純正品は品質面で安心感がありますが、そのぶん価格は高め。社外品はコストを抑えたい人向けで、信頼できるメーカーを選べば品質も悪くありません。中古品やリビルト品は格安で手に入りますが、耐久性や保証の有無は要確認です。

 

価格に影響する要素|車種・年式・冷却方式の違い

同じファンモーターでも、以下の要素で価格が変動します。

  • 車種・メーカー(国産車 or 輸入車)
  • 年式が古い or マイナー車種
  • 冷却方式(電動ファン or クラッチファン)

たとえば電動ファンモーターの方が構造が複雑で、価格も高くなる傾向があります。また、年式が古い車や一部輸入車は部品が手に入りづらく、相場が上がりやすい点にも注意が必要です。

 

ファンモーターとセットで交換される部品の有無にも注意

整備現場では、ファンモーターの交換時に以下の部品も同時に交換されるケースがあります。

  • ファンシュラウド
  • 冷却ファン(羽部分)
  • カプラーや電動ファンリレー
  • ラジエーターセンサー類

こうしたセット交換が必要になる場合は、部品代が合計で2〜3万円を超えることもあるため、見積もり時には内訳を確認しておきましょう。

 

 車種別で見る!ファンモーターの参考価格

ファンモーターの価格は、車種やカテゴリによっても大きく異なります。
ここでは軽自動車・普通車・SUV・輸入車など、タイプ別に大まかな価格帯を紹介します。

 

軽自動車のファンモーター価格目安

軽自動車のファンモーターは比較的安価で、以下のような相場が目安になります。

種類 価格帯(部品代)
純正品 7,000円〜15,000円
社外品 4,000円〜10,000円
中古・リビルト 2,000円〜8,000円

車種としては、N-BOX・ワゴンR・ムーヴ・タントなどが該当し、純正でも比較的手頃な価格帯で交換可能です。

 

普通車・ミニバン・SUVのケース

普通車やミニバン、SUVになると、エンジンの冷却容量も大きくなるため、ファンモーターもパワフルなものが必要です。その分、部品価格もやや上がる傾向にあります。

車種タイプ 価格帯(部品代)
普通車(カローラ・フィット等) 10,000円〜20,000円
ミニバン(セレナ・ヴォクシー等) 12,000円〜25,000円
SUV(ハリアー・CX-5等) 15,000円〜30,000円

また、ミニバンやSUVでは電動ファンが2基構成になっていることもあり、交換費用が高くなるケースもあります。

 

輸入車・ハイブリッド車の部品価格傾向

輸入車やハイブリッド車は、以下の点で価格が高くなる傾向があります。

  • 輸入パーツの取り寄せコスト
  • 部品形状の専用品が多い
  • センサー一体型の構造が多い

たとえばBMW・ベンツ・アウディなどの欧州車では、部品代だけで3万円を超えることも珍しくありません。
また、プリウス・アクアなどのハイブリッド車も、ファンモーターがインバーター冷却に関連するなど、専用構造になっていることがあり、価格帯は高めです。

 

ファンモーターはどこで買える?入手ルート別の価格比較

ファンモーターを購入する際には、どこで買うかによって価格・品揃え・保証対応が大きく異なります。ここでは、主な入手ルートとその特徴、価格帯の傾向を解説します。

 

ディーラー・整備工場で購入する場合の特徴

ディーラーや整備工場でファンモーターを購入する場合、多くが純正部品の新品になります。
以下のような特徴があります。

  • 価格は高め(例:15,000円〜30,000円程度)

  • 車両適合や品質面で安心感がある

  • 購入から交換まで一括対応が可能

  • 整備保証付きでアフターサポートも受けられる

価格を抑えることは難しいですが、「確実性」を重視したい方には最適です。

 

カー用品店やネット通販の価格と品ぞろえ

オートバックスやイエローハットといったカー用品店や、Amazon・楽天などのネット通販では、社外品やリビルト品を手頃な価格で購入できます。

  • 価格帯:5,000円〜15,000円程度
  • 適合確認が必要だが種類が豊富
  • 配送までのスピードが早い
  • 店舗によっては持ち込み交換も相談可能

ただし、ネット購入の場合は「取付作業は別で手配が必要」な点に注意が必要です。

 

中古パーツ・リビルト品を使う際の注意点

中古やリビルト品を使えば、コストを大幅に抑えられますが、リスクもあります。

  • 価格:2,000円〜10,000円程度
  • リビルト品は分解・整備済で比較的安心
  • 中古品は動作確認済・保証ありのものを選ぶ
  • 自己責任となるケースも多い

価格が安い分、購入先や状態の確認は慎重に行いましょう。

 

費用を抑えたい人必見!価格重視で選ぶときのコツ

できるだけ安くファンモーターを手に入れたい方のために、賢い選び方と注意点を紹介します。

 

型番確認と互換性のチェックで失敗を防ぐ

社外品やネット購入をする際には、必ず型番・互換情報を確認しましょう。

  • 車検証に記載の「型式」「年式」「エンジン型式」がポイント
  • 適合しないと取付不可、返品不可になることも
  • 商品説明にある「適合表」をよく確認すること

間違った型番の部品を買うと、結果的に余計な出費になるため注意が必要です。

 

信頼できる中古・リビルト品を選ぶポイント

安さだけでなく、「販売店の信頼性」にも目を向けることが大切です。

  • 楽天・Yahoo!などで評価が高い出品者を選ぶ
  • 保証期間の有無(最低でも1週間〜1ヶ月)
  • 写真付きの商品で状態が確認できるもの

整備工場からの取り外し品でも、動作確認済であれば良品が見つかる場合もあります。

 

購入前に確認すべき保証や返品対応の有無

購入後に「動かなかった」「取り付けできなかった」というトラブルを防ぐため、以下の点をチェックしておきましょう。

  • 初期不良対応の可否
  • 返品可能な期間と条件
  • 保証書や領収書の有無(特に業者施工時)

特にネット通販や個人出品では、保証がない商品も多いため注意が必要です。

 

ファンモーター購入後の注意点と取り付け費用について

ファンモーター本体を安く手に入れても、取り付け工賃が予想以上に高くなることがあります。
購入後に後悔しないために、事前に知っておくべきポイントをまとめました。

 

部品価格とは別にかかる工賃の目安

ファンモーターの交換工賃は、車種や構造によって異なります

車種 交換工賃の目安
軽自動車 約5,000円〜10,000円
普通車・ミニバン 約8,000円〜15,000円
輸入車 15,000円〜20,000円以上も

作業時間は30分〜1.5時間程度が一般的ですが、冷却ファンの構造によってはバンパー脱着なども伴い、追加工賃が発生するケースもあります。

 

自分で交換できる?DIYとプロ作業の違い

DIYでの交換も不可能ではありませんが、車両知識と道具が必要です。

  • 必要工具:ラチェット、ソケット、プライヤーなど
  • 注意点:冷却水の扱い・誤接続によるトラブル
  • メリット:工賃がかからない

一方で、整備ミスが原因で再故障すると車両への重大なダメージにつながるため、自信がない場合はプロに任せる方が安全です。

 

交換後のトラブルを防ぐチェック項目

ファンモーターの交換後は、以下の点を必ずチェックしましょう。

  • 冷却ファンが正常に作動しているか
  • エンジンの温度計が上昇しないか
  • 冷却水の漏れや不足はないか
  • ファンが異音なくスムーズに回っているか

特に交換直後の1週間は、普段よりもエンジン音や温度変化に敏感になることをおすすめします。

 

まとめ

ファンモーターは車の冷却機能を担う重要な部品であり、価格も入手ルートによって大きく変わります。純正品での確実な対応を選ぶか、社外品や中古品でコストを抑えるかは、使用状況や予算に応じて検討する必要があります。

価格だけにとらわれず、保証の有無や適合性、取り付け対応まで含めた総合的な判断が大切です。
購入後の取り付け・確認までをしっかりと行えば、トラブルを未然に防ぐことができます。

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