2019年9月24日発売の月刊LaLa11月号に掲載の天堂家物語の最新話【序章】『名門の闇に迫る!』を読んだのであらすじとネタバレ、それと感想をいち早くお伝えします!
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目次
天堂家物語前回のあらすじ
こそこそしているらんの様子に悶々とする雅人。
立花の助言に自分の着物の解れを直してくれていると思った雅人は……?
天堂家物語【序章】『名門の闇に迫る!』のネタバレ
梶原の遺した物
「あの、もし」
看板に手をかける男に声をかけるご婦人。
「この辺りに暁新聞という新聞社はありますかしら」
「暁新聞社ならここですよ」
「あら」
「ここだったと言うべきか。経営難で社主が夜逃げして廃刊になりましてね」
「エッ…」
その言葉に青くなる婦人は梶原十二郎の母で、黒田遊馬という人を尋ねてきたと言う。
「黒田遊馬は俺ですが」
「まあ…!」
「…おれに何か?」
「息子が死ぬ少し前に小包が届き、中身は覚書の様なもので私共にはよく分かりませんが、息子の字で黒田様に渡して欲しい、と書き記してありました。不詳の息子ですので主人は“捨てろ”と言いますが、私は息子の最後の頼みならば尊重したく…受け取っていただけますか?」
その言葉に断りづらく、要らない物を受け取ってしまったと思う黒田。
梶原は新聞社の見習いで、ひと月ほど前に下宿先でボヤを出し、慌てて逃げて川で溺死するという不名誉な死を遂げている。
紐をほどき中を開けてみると…
――― 我死せし時はこの密書を黒田遊馬氏に託し候 ―――
大げさな文面に読む気が失せる黒田だが、その内容は……天堂家について。
天堂家について
元々は地方の旧家だったが所有地の鉱山でひと財産築き、郊外に豪壮な屋敷を構える。先々代では栄華を極め享楽の限りを尽くした。
- 天堂勝人 …… 先代当主。病死。
- 天堂志津子 …… 勝人の妻。園遊会の最中に病死。志津子の死の疑問点については後述。
- 天堂貴人 …… 勝人長男。陸軍士官学校を首席で卒業。日清戦争時陸軍歩兵中尉。日露戦争にて戦死。
- 天堂操 …… 勝人長女。婚家を潰した毒婦との噂。
- 天堂直人 …… 勝人三男。放蕩息子。
- 天堂義人 …… 勝人次男。現当主。病に伏す。元華族の妻との間に3人の子。
- 天堂隼人 …… 義人長男。詳細不明。
- 天堂晶 …… 義人長女。高等女学校2年。
- 天堂雪人 …… 義人次男。詳細不明。
- 天堂雅人 …… 天堂貴人の非嫡出子。専門学校予科編入。3年前から母親と天堂家離れで暮らす。2年前母親が離れで首を斬られて殺害される。
猟奇殺人。
相続問題。
絶えぬ噂話。
行方不明の使用人。
(まるで推理小説のアイデア帳だな)
中身を一通り読んで黒田は思う。
(梶原は何故こんなものを俺に…身の危険でも感じたのか? 下手に嗅ぎ回ったせいで事故を装って天堂家に消されたか ―――)
(……なんてな。荒唐無稽な物語のような想像だ。なかなか面白い内容だったが、無職の身としては現実を見なければならん)
黒田はキュッと紐を結び包みなおす。
人質になったお嬢さま
黒田は喫茶店を出て、質屋に向かう途中荷車の前にしゃがみ込む女性を見かける。
「危ない!」
慌てて引っ張ると、それはらんだった。
「危ないじゃないか、何を―――」
そう言いかけると彼女の懐から1匹の猫が。
(猫を助けたのか、なんとまあ心の優しい娘さんだ)
黒田がそう思っていると、声をかけて来る男が一人。
「お嬢!頼むからはぐれないでくれ…」
黒田に頭を下げるらん。黒田をにらむ男。
黒田は思う。
(いい家のお嬢様なんだろうか。頬に傷跡があった。可愛い顔に傷がついて親御さんはさぞ悲しんだことだろうな…)
その後、質屋から出てきた黒田に走って来た男がぶつかって去っていくが…。
「強盗よ捕まえてー!」
と叫び声が。振り向くと、先ほどの男が近くにいた女を人質にして…。
「近寄るな!! こいつがどうなってもいいのか」
(!先刻の娘じゃないか)
「みっ道をあけろ…!」
(まずいぞ、巡査は何をしているんだ。かわいそうに怯えて声も出せずに―――)
黒田がそう思った次の瞬間、人質の娘が強盗をなぎ倒す。
一瞬の出来事に驚きで息を呑む黒田の方に向かうらん。
「あの合羽を返…あっ」
慌てて口をつぐむらんに合羽を返す黒田だが、慌てて去っていくらんの背を見つめ…。
――― 鳥肌がたった。この世にはまだまだ俺の知らない事がたくさんある。ゾッとするような面白い現実もあるのかもしれない ―――
梶原の遺した物をぎゅっと握りしめる黒田だった。
馬車の中では
「言い訳はあるか? 猿のお嬢ちゃん」
村上の言葉に恐縮するらん。
「ありません。すみません、村上さん。家を出る前、雅人様に『誰とも喋るな』と言われたのに喋ってしまいました…」
「そこじゃねえよ。いいか、雅坊は天の邪鬼なんだから言うことをそのまんま受け取るな!」
論点がずれているらんに言葉を続ける村上。
「『誰とも喋るな』ってのは『目立つな』って意味と、あと、お前さんが珍しい恰好で出かけるから嫉妬だ!」
「…ああもう面倒臭え。何でよりによってコレを人質にしやがった、アホ強盗……!!」
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以上、天堂家物語【序章】『名門の闇に迫る!』のネタバレを紹介しましたが、やっぱり実際に絵を見ながら読みたくなったのではないでしょうか?
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天堂家物語【序章】『名門の闇に迫る!』の感想
今回は黒田という記者の目線で話が進みます。
正直、この人誰だっけ?だったのですが、黒田が何故関わるようになるのかが伝わる内容でした。
最初は葬ろうとしていた梶原の『遺した物』ですが、そうとは知らずにらんと出会って、その凄さに触れて、記者としていろいろ動いてくれそうですよね。
天堂家に消されてしまった梶原の蒔いた種を黒田が今後どのように拾っていくのかが楽しみの一つとなりそうです。
それにしても、らんのお嬢様っぷりが可愛いです。と言っても、強盗はさくっとのしてしまいますが。
雅人の嫉妬もかわいいですが、本人が気づいていないので危険なんですよね。
次回はいよいよ新章スタート、雅人の復讐や隼人の陰謀など今後の展開がとても気になります。
天堂家物語次号予告
復讐を決意する雅人、そのそばにいると誓うらん、二人の行く先は……?
そして隼人は……!?
次号はお休みです。1月号から新章&連載再開です。
次回の天堂家物語を掲載の月刊LaLa1月号発売日は11月22日(火)です!
まとめ
天堂家物語【序章】『名門の闇に迫る!』のネタバレあらすじと感想をお届けしました。
やっぱり漫画は実際に絵と一緒に読むと迫力や面白さが違います。
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