2019年3月23日発売の月刊LaLa5月号に掲載
天堂家物語の最新話【第26話】『ぽとりと落つる紅椿。』を読んだのであらすじとネタバレ、それと感想をいち早くお伝えします!
天堂家物語前回のあらすじ
雅人と再会したらんは、そのまま馬車に乗せられ村を後にします。しかし、三郎との関係を誤解した雅人は憤り、天堂家に着くとそのまま組み敷かれてしまいます。
「お前は道具だ」
雅人の言葉にショックを受けるらん。
所有の証を刻むという雅人は……
天堂家物語【第26話】『ぽとりと落つる紅椿。』のネタバレ
ドン!
襖を叩く立花。
「……風呂の準備が整いました」
襖が開き、部屋を出ていく雅人。
「……らんさん。すぐに湯を沸かしますのでお入りください。長旅でお疲れでしょう」
立花の言葉にらんは無反応で、立花はらんを抱え上げお風呂に連れていきます。
お風呂から出たらんは、雅人と話しがしたくて天堂家に戻って来たと言います。
「でも雅人様は、”何も喋るな”と、私はただの道具だと……」
今にも泣きだしそうならんの様子を見て立花は決意します。
気落ちするらんの手を取り立花は、お願いがあると、自分の話を聞いてほしいと言います。
19歳のときに戦場で左手を失った立花は上官の天堂貴人の勧めで天堂家の書生になりました。天堂家での生活に慣れたころ、貴人から天堂家には内密に或る女性の面倒を見るように命じられました。
それは、ちづるという名の美しい人でした。すでに身重で、雅人の母でした。彼女は人目を避けひっそりと暮らしていましたが、やがて雅人を産みます。
立花は天堂家の書生をしながら、個人として二人の家に通い、雅人に学問や剣術を教えていました。
「雅人様は幼い頃から優秀で気高く逞しい方でした」
貴人の戦死報告が届いたのは雅人が11歳の時、その遺書により雅人の存在が明らかになったことで天堂家は大騒ぎになりました。貴人は二人を天堂家にと望んでいましたが、先代当主はそれを許さず、立花も当主を謀ったとして天堂家を追放されました。
その後も立花は二人を支援していましたが、3年後先代当主は亡くなり、雅人を天堂家に迎えるようにと遺しました。それを知った立花は喜んで二人に報告し、今後は天堂家の書生として力添えしていきたいと申し出ました。
そしていくつかの条件のもと、雅人たちは天堂家の離れで暮らすことになりました。貴人の遺書通り天堂家で暮らすことが雅人たちにとって最善であると思っていた立花でしたが、ある事件が起き、それは間違っていたと思い知らされました。
2年前、この離れでちづるが首を斬られ、惨殺されました。犯人は未だ捕まっていませんが、天堂家の人間だと言います。
雅人は他の何を犠牲にしても必ず犯人を見つけ出して復讐すると言い、立花は雅人に協力することを誓いました。こうなったことは自分に責任があると、立花は雅人の全ての罪を背負うと言います。
「復讐を終えた後、雅人様は生きる意味を失うでしょう。私はあなたに雅人様を支えていただきたいのです」
立花はらんに頭を下げます。
「雅人様を救って下さい」
天堂家物語【第26話】『ぽとりと落つる紅椿。』の感想
立花の語る雅人の過去にらんはどう思ったのでしょうか。
立花の話からはちづるの感情や人となりは見えてきませんが、雅人の今を思うと優しい聡明な方だったと思いたいですね。立花の気持ちを考えるといたたまれませんが、本当はあのまま暮らしていたかったのだと。
雅人は母を殺した犯人に復讐する事だけを考えているのですね。その気持ちがらんへの本当の気持ちに蓋をするような形になってしまっているのでしょうか。立花は復讐を終えた後と言いますが、犯人捜しはしても復讐は思いとどまってほしいと思います。
天堂家物語次号予告
立花が語る雅人の過去。そしてらんの選択は……。
次回の天堂家物語を掲載の月刊LaLa6月号発売日は4月24日(水)です!
まとめ
天堂家物語【第26話】『ぽとりと落つる紅椿。』のネタバレあらすじと感想をお届けしました。
やっぱり漫画は実際に絵と一緒に読むと迫力や面白さが違います。
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