2019年1月24日発売の月刊LaLa3月号に掲載
夏目友人帳の最新話『ビューティフルドリーマーの章』を読んだのであらすじとネタバレ、それと感想をいち早くお伝えします!
目次
夏目友人帳前回のあらすじ
特別編 幕間探偵(1月号)
西村・北本・田沼とともに名取主演の探偵映画を見に来た夏目でしたが、途中で停電してしまいロビーへ。
復旧までの間、4人で映画の中の事件の真相を語り合います。みんながそれぞれ意見を出し合う中、夏目には登場するオウムが妖怪にしか見えず・・・
推理には参加できませんでしたが、楽しいひと時を過ごしました。
夏目友人帳【LaLa2019年3月号最新話】『ビューティフルドリーマーの章』のネタバレ
何かを持ってたたずむ夏目。西村が呼んでもなかなか気が付きませんでした。
「・・・なに持っているんだ夏目、折り紙・・・?」
「ああ。それで?」
たわいのない友人との会話にほっとする夏目。友人たちと別れた後、綺麗だなとさっきの折り紙をポケットから取り出し、夕日を見せます。
「ああ、でもお前はもっときれいな夕日をいっぱい見てきたんだろうな」
事の起こりは数日前のこと。
名前を返してほしい妖が夏目を訪ねてきました。妖は言います。
「私は帰る場所も辿り着く先も持たぬ旅をする者」
「旅か・・・さみしくはないんですか?」
「ひとりで、とは言っておりませぬよ」
その夜ニャンコ先生は妖が持ってきた酒を飲みながら言います。
「ヤボ用がすんだら旅に出るのも一興!」
「ヤボ用って?」
「お前を見届けて友人帳をいただくことだろうが!!」
あてのない旅。どこかさみしい響きだけど、ひとりでないのであればほんの少し心躍る響きかもしれない。そう思って夏目が眠っていると。
しくしく・・・しくしく・・・
何かが泣いている・・・
「夢?」
朝、目を覚まし、夢に現れた場所、藤原家の庭を探してみるとそこには折り紙の人形が落ちていました。わけのわからないものは捨ててしまえとニャンコ先生に言われますが、捨ててまずくなることもあると、夏目は少し様子を見ようと家に持って帰ります。
そこへ凧の妖怪が現れ、折り紙人形が落ちてなかったか尋ねます。その声は昨日の妖。聞けば、折り紙人形が旅仲間であるといいます。気難しく人形に篭もっているのだと。自分は今動けないので、迎えに行くまで預かってほしい、珍しい妖力を持つ希少な者なので自分が行くまで守ってほしいそう言って、依代の凧は消えてしまいます。
その夜、夏目は夢を見ます。星空・・・見たこともないくらいたくさんの星。見たこともない美しい風景。けれど妙に懐かしくて。
朝起きるとなんだかご機嫌なニャンコ先生。
「おお夏目!何とも美しき夢を見たのだ」
「おれもそんな夢を見た」
こうして妖の旅仲間を預かることにした夏目は、あの日以来毎日美しい風景の夢を見るようになりました。
そこでニャンコ先生が折り紙人形と話してみると言います。夏目には聞こえませんでしたが、確かに妖が入っていると言います。そして「夢」は礼だと。旅で見た美しい風景の記憶を預かってもらう礼に見せているのだと。
夏目は名前を教え、名乗れない人形をオリガミと呼ぶことにします。
そしてまた美しい夢をみせてくれたので、そのお礼に夏目は夕日を見せたのですが。何気ないこんな夕日は夏目にとっては輝いて見える風景でも、美しいものを見慣れたオリガミには退屈かもしれないと思ってしまいます。
そんなある日、オリガミが聞いてきます。
「あの花がいっぱいの小屋はなんだ」
「なぜ花を買う、花などどこにでもあるのに」
「花を贈る?なぜ?」
夏目は答えます。
「お礼や好意を伝える時にも花を贈るんだ」
オリガミの声は夏目には聞こえませんでしたが、ほんの少しキラキラして見えました。
そんなある朝、夢のお礼を言う夏目はオリガミのまわりが少し汚れているような気がします。
ーーー何気なく輝き続ける日々だけど当然いつかは終わる。
ーーーおれもオリガミみたいにしっかり焼きつけていけたら。
そう思う夏目は妙な気配を感じます。ニャンコ先生はオリガミを狙う奴が出てきたかと言います。
またオリガミのまわりが汚れていることに気が付いた夏目はオリガミのまわりで何か起こっているのだろうかと心配します。
学校で鍵を返してきてと頼まれた夏目はひとり階段を降りていると妖怪に出くわします。思わず驚いて大きな声を出してしまいますが、次の瞬間にはいなくなっていました。
ーーー今のが・・・オリガミを狙って・・・?
ーーーでも今のは・・・
夏目は何かが気にかかる様子。
その夜、浮かない顔をしている夏目にオリガミが何か言っているとニャンコ先生は言います。
「旅仲間が明日にはむかえにくるでしょう。今夜までお世話になります」
そして、その夜夏目は夢を見ます。それは夏目が見せた夕日の風景。そして妖が現れます。その妖に夏目は言います。
「驚いてごめんな。せっかく・・・本当の姿を見せようとしてくれてたのに」
「もう驚かないからもっと近くへ」
夏目の言葉に妖、オリガミが近づいてきます。オリガミは言います。
「わたしがながいかみがさらりとゆれてにこやかであればよかったのに」
「さよなら夏目。きれいなゆうひをありがとう」
目を覚ますと辺り一面に花の絵が描かれていました。
「花を贈る?なぜ?」
夏目はオリガミの言葉を思い出します。机の汚れはこれを描く練習をしていたのかなと。
「これ・・・塔子さん達に見せられないかな」
「ムリだな。妖の墨だし、じきに消える」
ならばしっかりと焼きつけて
夏目友人帳【LaLa2019年3月号最新話】『ビューティフルドリーマーの章』の感想
夏目とオリガミの優しい気持ちが伝わってきます。夏目にとっては大切な風景でも、オリガミには退屈かもしれないと思う夏目でしたが、オリガミにも夏目の思いが伝わったように思います。オリガミにとっても夏目と見た夕日は美しかったのだと思います。
夏目に「お礼や好意を伝える時にも花を贈るんだ」と聞き花の絵を贈ったオリガミにとっても夏目との出会いは優しい時間だったのではないでしょうか。
その花を塔子さんたちに見せたいと思う夏目もとてもその花が気に入ったのですね。私としては見せることができたとして、どのような理由をつけるつもりなのかと、とても気になりましたが。やっぱり「夢」として見せるのが一番でしょうか。
次はどんな妖とのふれあいが待っているのでしょうか、楽しみにしています。
夏目友人帳次号予告
次号はお休み。5月号は特別編で登場です。
次回の夏目友人帳を掲載の月刊LaLa5月号発売日は3月23日(土)です!
まとめ
夏目友人帳最新話『ビューティフルドリーマーの章』のネタバレあらすじと感想をお届けしました。
やっぱり漫画は実際に絵と一緒に読むと迫力や面白さが違います。
夏目友人帳最新話『ビューティフルドリーマーの章』を無料で読みたい場合は、U-NEXT登録日に無料もらえる600ポイントを使って今すぐ月刊LaLa3月号を購入するといいですよ。