2018年1月17日発売のモーニング第7号に掲載
コウノドリ【第271話】『ここにいる理由』 を読んだのであらすじネタバレと感想をまとめました。
コウノドリ 前回のあらすじ
ゴローに入ったクレームは先日ゴローが診察して流産が判明した丸山さんのご主人からだった。その内容は元々女医を希望していた丸山さんを手違いでゴローが診察したこと、「突然流産だと言われて頭が真っ白な状態なのに突然手術の話や採血の話を切り出された」ことについて。
磯野が間に入り話をするがなかなか納得はしてもらえず、丸山さんのご主人は他の病院に移りたい、その紹介状と今までの診察代を返金してほしいと要求し病院側としてはそれは応じられない。
話が平行線をたどる中、病院では磯野により丸山さん夫婦を招いての話し合いの席が設けられることとなった。
コウノドリ【271話】『ここにいる理由』 のネタバレ
病院の一室では丸山さん夫婦、磯野、ゴロー、サクラがひとつのテーブルにつき重い空気が漂う中、丸山さんのご主人が口を開いた。
ご主人:妻は前回の検診で診てくださった女医の倉崎先生を希望したんです。受付でもそう言ったらしいんですが、なぜか面識のないそちらの赤西先生だったんです。
その言葉にゴローは検診の時の丸山さんの何か言いたげな様子を思い出す。
気が弱い丸山さんはそのことを言い出せないうちに 診察が始まり、その上いきなり流産と告げられた…「その時の妻の気持ちがわかりますか?」とご主人は続ける。
さらに流産と告げた後すぐに、何のフォローもなく手術や採血の話をしたことも指摘され、思わず自分の言い分を話そうとするゴローの肩にサクラが手を置き、首を振ってそれ以上言うことを止める。
それからご主人は、夫婦で次の検診を本当に楽しみにしていたこと、それなのにご主人は外せない仕事があって検診につきそえず、帰ってからエコー写真を見るのが楽しみだったこと、それなのに妻は帰るなり泣き崩れ今日まで食事をとれずに泣いていたのだと話す。
ご主人:それはそうですよね、面識のない男性に突然…お腹の赤ちゃんは亡くなっていると言われたんですから…
次に磯野が内部調査の結果、丸山さんの女医希望の件は受付で確かに聞いていたが、看護師に伝わる段階で連絡ミスがあったということを説明した。
サクラは謝罪しつつ、ペルソナ病院は救急搬送の受け入れも行う周産期センターであるため患者の希望に添えないこともあり、その場合は患者の了承を得る形で対応していることを説明した。
最終的には、今後は連絡ミスがないようにすること、紹介状代や診察代の返金については希望には添えないかもしれないが事務と磯野が話をするという結論が出た。
帰ろうとする丸山さん夫婦だったが、ゴローは一歩踏み出し声をかける。
ゴロー:僕は丸山さんの気持ちを察することができなかったかもしれません。心ない対応だと感じさせてしまったなら、それは僕のせいです。辛い思いをさせてしまってすみません。
そう言って深く頭を下げるゴローを夫婦は複雑な表情で見つめていたが、やがてご主人が「行こうか」と声を丸山さんに声をかけ、その背中に気遣うように手を当てながらその場を去って行ったのだった。
そんな2人を見つめるゴローにサクラは「頑張ったね」と声をかけた。
サクラ:僕はゴロー君が心ない対応をしただなんて思ってないよ。もちろん女医希望のミスはあったけれど…本当はそういうコトではなくて、丸山さん夫婦はどうしても流産の事実が受け入れられなかったのかもしれない。
そう言ってゴローを気遣うサクラ。丸山さんとは磯野が引き続き話を続けることになり、その件はひとまず終わりをむかえたのだった。
後日、磯野は出勤後すぐ「いっぱいありませんよーに…」とドキドキしながら報告書のチェックをしていた。
リホ:ありました?
磯野:普通にいっぱいあった…
まず磯野が注目したのは内科に入院中のおばあちゃんに、家族が面会した際に内出血があったというもの。磯野はさっそく病室に向かった。
まず、入院した時はこんなのなかったと言う家族の話を聞き、次に磯野はおばあちゃん本人に聞くが自分でも覚えがないようで要領を得ない。スタッフに聞いてもいつどこでできたアザなのか不明だということだった。
ひとまず磯野は現在原因がはっきりしていないこと、ひょっとしたらベッド移動の際にヘリにぶつけたかもしれないという可能性を話すと、「確かにおばあちゃん…すぐに内出血することがあります。」と家族にも思い当たることがある様子だ。磯野は「お年寄りの肩は介助で腕を握っただけで内出血をしてしまうこともありますが…」と伝えた上でこちらで原因を調べてみると告げた。
その後磯野はなぜか救急救命室の前でぼんやりと立っていた。そこに救命スタッフである加瀬と下屋が通りかかり、加瀬が「救命に何か用か?」と尋ねると磯野は巡回でたまたま通っただけだと笑い、そのまま去ってしまった。
加瀬:たまたまね~、あいつ…さみしいのかもしんねえな。
下屋:なんでです?
加瀬:今は医療安全管理者なんてやってるけどさ、あいつ3年前までここの腕のいい看護師だったんだよ。
コウノドリ【271話】『ここにいる理由』の感想
丸山さんに自分の思いを話し謝罪したゴロー、それでもそれですべて解決とかいかないのが難しいところですね。
「いっぱいありませんよーに」とドキドキしながら仕事をする磯野はコワモテの顔に反してちょっと可愛いキャラクターなのがわかります。
いい人なのが伝わってくる分、クレーム処理の仕事は辛そうです。かつて腕のいい看護師だったという磯野、次回はその過去が明らかになるのでしょうか。次回は休載とのことですが、続きが待ちきれませんね。
コウノドリ次号予告
次号は休載です。9号に続く!
次回のコウノドリを掲載のモーニング発売日は1月31日(木)です!
まとめ
コウノドリ【第271話】『ここにいる理由』のネタバレあらすじと感想をお届けしました。
やっぱり漫画は実際に絵と一緒に読むと迫力や面白さが違います。
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