今回は、『この赤ちゃん1型糖尿病です』のネタバレと感想をお届けします。
目次
「この赤ちゃん1型糖尿病です」のネタバレ
新しい環境
「あ、娘さんも今日から?」
「そうなんです!こっちに越してきて母子共に今日が初出勤と初登校!今頃元気に校門くぐってんじゃないですかね?」
――…
母親が噂をするちょうどその頃、6年2組に転入することになった大隈愛(おおくまめご)は新しい学校を前に目を丸くしていた。
おしゃれな外観、沢山の人は、いままで愛がいた環境とは大違いである。
「大隈…愛さんすか?」
そう声をかけてきたのは、学級委員の藤林だった。彼は手が離せない教師の代わりに教室へ案内してくれるという。
雨のしずくが反射した姿に見とれる愛は足を滑らせ、倒れた先にいた藤林へ思わず抱き着いてしまうが……。
「朝っぱらからきめぇ顔で帆細めてんじゃねーよ。さっさと歩けっての!遅刻すんじゃねーか、カピバラ!!」
自己紹介で愛は自身が1型糖尿病であることを明かす。1日に5回の注射が必要なこと以外は普通だというが、周囲の子供たちは病気の知識がなく困惑する。
ある日、保健室で注射を打っているところを目撃され、愛は学校中の好奇の的になってしまう。そんな中野次馬をしていた1年生の子がけがをしてしまった。
混乱で血糖値が下がらなくなってしまった愛を救ったのは藤林だった。
この事件を通して愛はみんなに1型糖尿病のことを知ってもらおうと決意。母親がかつて作ってくれた紙芝居を使って知らせようとするが……。
「1型のヤツは死ぬまで注射を打ち続ける」
「……そ…」
「助けてもらわなきゃ生きていけないから、嫌な奴にも媚びるわけ?病気のことわかってもらえたら皆が助けてくれて当たり前だと思ってんのか?――おまえ結構図々しいな」
藤林の言葉に何も言えず、愛は1人教室に取り残される。
一方、医師が見つめる血糖測定記録。それを送ってきているのは、なんと藤林だった――。
サッカーを通した生きがい
転校してきて半年。周囲は愛をどこか避けていた。
そんなある日、サッカーの試合を見かける愛。
以前サッカーの補欠をしていたこともあり、劣勢の高乃崎JSCに声援を送ったことがきっかけで、試合後キャプテンの相模悠也に声をかけられる。
「めごちゃん、うちのクラブに入んない?」
注射を打ってコントロールすれば運動も問題ないことを伝え、入団を前向きに考え始める愛。
そんな愛とクラブメンバーの前に現れた藤林。空気は一変、ピリピリとしたものに――。
「相模、なんで2組のカピバラがおまえらといんだよ」
「何かぁー?大事なウチの新メンバーですけどぉ。早く帰ってこねーと、お前のポジも誰かに取られちまうぞ。皆、おまえのいなくなった分もすっげー練習してるんだ」
藤林が受験を理由に辞めたサッカーチームとは高乃崎JSCだったのだ。
藤林は来月のレインボー杯までに愛を鍛えてやると宣言。その代わり、愛が育てば受験勉強に専念するという。
「おめーは黙ってオレに付き合え!!」
――翌日。一方的に取り付けられた約束を守り、グラウンドにやってきた愛。そこにはボールを大切そうに抱きしめる藤林の姿が……。
ハードな練習に弱音を吐きながらも、藤林の言葉やチームメイトの支えもあり、ついにボールの感覚を掴む。
「本当の練習したら、ボールってちゃんと応えてくれるんだね。この子可愛いねぇ!」
そんな愛をみて藤林も笑う。
練習の成果もあり、チームにすっかり溶け込むことができた。
急にクラブを辞めた藤林に憤りを隠さないメンバーだが、愛はどうしても藤林がサッカーを嫌いになったとは思えなかった。
――一方、藤林の自宅。
「誠…ごめんね」
以前医者よりサッカーを辞めさせるよう言われていた母親は、それが理由で倒れてしまった。
『医者の指示を聞けないなら、もう面倒見切れない』とまで言われてしまい、藤林はサッカーを辞めることになったのだ。
レインボー杯当日。なんと愛は試合に出る事に。しかし、試合の直前愛は姿を消してしまう。
「あいつが逃げるわけない、オレも捜す」
「――藤林!!オレ信じてるから。めごのことも、おまえのことも!」
そうして愛を見つけるも、緊張で血糖値が下がらないのだという。そんな愛の手を握る藤林。
「…あの紙芝居の日…ひでぇこと言った…オレ。おまえは何も悪くないのに。おまえがんばったよ。絶対、試合出れる。オレ、観てるから」
「ふじば…あたしが…最後までちゃんとプレーできたら…藤林くん、またチームに帰ってくる?またサッカー教えてくれる?」
遠くで拍手と歓声が聞こえる。愛の血糖値はいつの間にか下がっていた――。
運命のキックオフ
ついに試合が始まる。藤林との練習を思い返し、仲間へのパスをつなぐ。
愛のパスを起点に勝利をおさめたチーム。終了後辺りには応援に駆けつけてくれたクラスメイトや母の姿が……。
試合は勝利で終えたものの、藤林とチームの溝は埋まらないまま。
「オレ納得なんかできない!――サッカー好きなくせに、オレたちのためにあそこまで動いたくせに、悪役のままで満足なのか。なんでチームに帰ってこない!!」
「あたしも…知りたいよ……!!あたしにも何も答えてくれなかった」
このままでは本当に藤林が消えてしまうのではと不安に駆られる愛。一方、藤林の自宅には、現在の担当医の八橋が訪れていた。
彼は以前の医師が話したリスクは薬もなかった大昔のことだという。専門の医師も少ないなかで、ショックを与えてしまったことへの謝罪を口にする。
「先生、オレのクラスに1型の女子が転校してきたんだ」
「……うん」
「1型は10万人に1人って聞きました。だけどそいつはオレのすごい近くまで来たんだ。こんなことってあるんですか?」
「…それはきっと…運命なんだよ。君とその子のための……」
――それからまた日は流れ、ある日街中で藤林の姿を見かける愛。彼を追って辿りついたのは県を跨いだ山奥だった。
サッカーを辞めた理由を問い詰めるも、藤林は口を開かない。諦めかけたその時、目の前に差し出されたのは注射器だった。
「これ、オレの注射器。オレおまえとおんなじ1型糖尿病なんだよ」
みんなに話すことで、苦しんだり悲しむだろうと考えた藤林。
「そしたらもう二度と…オレたちは、前みたいには……。一生言えないって思った」
クラブに戻らないのかという愛に、様子は一変する。自分のせいで負けたことを後悔し、やっと立ち直ってきたチームに戻ることはできないという。
「オレの…代わりなら、もうおまえがいるだろ」
(居場所をあたしが取っちゃったの…?)
その言葉に呆然とした愛はボールを取り落とし、それを拾おうとした瞬間、二人は崖下へと転落してしまう――。
新し世界を告げるホイッスル音
自宅の方では必死の捜索が始まっていた。クラブチームの面々も藤林の病気について知らされることとなる。
「藤林が…めごと同じ病気…」
「――おまえら、明日の朝練サボるぞ!」
――…
崖から落ちた二人は、茂みのおかげで一命をとりとめていた。しかし、最後に注射を打ってから刻一刻と時は過ぎていく。
さらに愛は熱が出てしまい、藤林に自分を置いて助けを呼んでくるよう言う。
走り去る藤林の背中を見て愛は安堵するが、程なくして藤林は戻ってくる。
「一緒に行こう。背負って下りてやるよ。離さねえから」
そして二人は山を下ることに。同じ1型でもどんな状況で病気になったかによって受け止め方は違うという愛。
愛の世界は壊れなかったが、両親は別居することになり自分が大切な人の世界を壊してしまったという。
強くなろうと決めたが不安で、それでも藤林やクラブのみんな、友達と出会えた。
「藤林くんの世界も壊れてなんてしてない」
遠くから呼ぶ声が聞こえてくる。それはクラブのメンバーたちが必死に二人を探す声だった。
「おおおおおおお!!!!相模――っ!!」
まるで狼の遠吠えのような声はしっかりとメンバーに届いた。
「うおおっ」
「おせぇよ…バカヤロ…」
――…
季節は流れ、冬。そこにはレインボー杯本選に臨む藤林の姿があった。
「……めご」
「ん?」
突然藤林からキスをされる。愛はとっさに突き飛ばし逃げ出してしまう。
(泣きたくなるくらい切ない、ヘンな気持ち。お父さん、また新しい世界がやってきたみたい)
「いけ――っ!!高乃崎――っ」
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「この赤ちゃん1型糖尿病です」の感想
キチンと管理すれば運動もできる、注射を打つ以外は普通と愛が言っていたのは印象的です。
あと、クラブチームとの確執も目が離せませんでした。チームの雰囲気が悪くなる中で、藤林を信じ続ける相模はめちゃくちゃ格好良かったです!
ラストは藤林が無事にクラブに復帰して、愛との恋愛模様も気になる~!ってところで終わりでした(笑)
この作品を通して初めて1型糖尿病という病気を知りました。
病気に悩み、それでも負けずに生きていく二人の姿に胸が打たれました。
是非いままで1型糖尿病を知らなかった人に読んでいただきたい1冊です。
まとめ
今回は、漫画『この赤ちゃん1型糖尿病です』のネタバレと感想をお伝えしました。
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最後までお読みいただきありがとうございました。 (この記事内の価格に関する情報は2019年9月現在のものです。)