2019年2月14日発売の週刊ヤングジャンプ11号に掲載
ドロ刑の最新話【第51話】『嘘と本心』を読んだのであらすじとネタバレ、それと感想をいち早くお伝えします。
前回ドロ刑あらすじ
斑目はハルトと夏梨の指導を受け、一京のセミナーに潜入していた。
一京はセミナーで参加メンバーにスリの手ほどきをするが、それだけでは教唆の証拠にはならない。一京が明確に盗みを指事し、さらに指事された者が反抗に及ばなければ逮捕はできないのだ。
一京と一緒に仕事をするには来週の実力テストに合格する必要がある。しかし斑目のスリは指導を受けてもうまくいかず、手がデカすぎてスリには向いてないと言われてしまう。
実力テスト当日は警察のモサをあらかじめ仕込み斑目は彼らから財布を盗っていたが、一京は指示した相手から盗るようにと自分の仕込んだ人間をターゲットに指名する。
斑目はハルトが箸でうどんのきつねを奪っていった姿を思いだし、自分の手ではなく箸を使って財布を盗ることに成功したのだった。
ドロ刑【51話】『嘘と本心』 のネタバレ
斑目:お…俺が…鴉―役?
一京は、選ばれたメンバーに3日後の東日本最大規模の骨董市で行う仕事について説明していた。
仕事は3人ずつチームに分かれ、ターゲットの注意を引く「ぶつかり役」・財布を盗む「引き抜き役」・周囲からの目隠し「ガード役」をそれぞれが果たす。
ガード役は周囲から隠すだけでなく、抜き取った品を受けとり素早く離れる役割もあり、獲物を持って即座に飛び去る鴉をイメージして、ガード役は「鴉」と呼ばれるのだ。
体の大きさからガード役が適任だと一京に言われた斑目は、その別名は絶対アイツにだけは聞かれたくない!と嫌そうな表情だ。
そんな仕事の打ち合わせの最中に、夏梨が「おばあちゃんは何処!?」と怒りながら乱入してきた。一京は知らないと答えるが、夏梨はアンタの言うことなんて何も信用できない!と言う。
そんな夏梨を見て一京は、お前も仲間に入らないかと誘うのだった。
一京:お前が俺に対してムカついてるのはわかってるが、お前の腕を燻らせておくのは勿体なくないか?
夏梨:誰がアンタなんかと!アンタ達気をつけなよ!一京みたいな裏切り者に付いていっても、金儲けの道具にされて捨てられるだけだよ。
夏梨の言葉に、そこにいたメンバーの表情が曇る。
一京:セツ婆ね…もう歳だしな。どっかで野垂れ死んでんじゃないか?
一京の言葉に夏梨はぶちギレ、殴りかかろうとするが一京はあえてそれを受けるように目を閉じた。しかしそんな夏梨を斑目が止めた。
その後、一京は「さっきは助かったよ」と斑目に自動販売機でコーヒーを買いながら礼を言う。
斑目はふと、なんでスリなんだ?と一京に聞く。一京のような人望もあって頭のいい人間ならこんな危ない橋を渡らなくても儲ける方法があるのでは?と気になったのだ。
一京:危ない橋を渡るような奴らだから俺についてくるんだ。ここ以外に居場所がない奴らがな。
だからこそ罪悪感を抱えずに仕事ができる奴らが残るのだと一京は言う。
一京:だから異分子ってのはすぐ分かる。お前はどうしてうちに来た?納得いく説明をしてみろ。嘘はバレるぞ。
一京の言葉に斑目にも、通信機で会話を聞いていた加藤達にも緊張が走る。
斑目:泥棒なんて…人の財産を掠め取る犯罪者くらいにしか思ってなかった。けど、大泥棒と呼ばれる程の技術も、それに懸ける執念も本当にすごいと思うんだ。人にないものを持ってるのに何でその道を選んだのか知りたくて。
そう言う斑目の目はまっすぐだ。それはまさにドロ刑の理念そのもので、斑目の本心だった。
一京:なんだ、お前もセツ婆のファンか。あれだけ名前が知れると、たまにお前みたいのがやってくるんだよな。やめといた方がいいぞ。夏梨の奴は恩人だとかで心酔してるが、俺に言わせればただの手前勝手な婆さんだ。
斑目:…なんでさっきは避けようとしなかったんだ?
一京:夏梨はセツ婆から弟子を奪った俺を恨んでるからな。一発くらいはサービスしてやろうと思ってな。
斑目:彼女が言っていた、金儲けの道具にされて捨てられるって話、本当にそうなのか?
一京:証明できないことを説明する意味はない。だがセツ婆に拾われた奴らは、俺や夏梨も含めて全員、親や社会に捨てられた身だ。
そういう奴らにとって、また信頼している相手から捨てられることは何よりも恐怖なのだと一京は言う。「だからアイツらを怯えさせるようなことを吹聴したりはしないでくれよ。」そう言う一京の表情は見えない。
そして骨董市当日、会場内ではたくさんの警察官が人にまぎれ配置についていた。目的は一京のチームメンバーの現行犯逮捕だ。
この大捕物を成功させるには、俺が鴉役をやりとげないと…緊張する斑目のもとに、覚えのある匂いが届いた。それはハルトの煙草の匂いだった。
斑目はその匂いで落ち着きを取り戻し、「よし!」と笑うのだった。
ドロ刑【51話】『嘘と本心』 の感想
一京に疑われた時はどうなることかと思ったけれど、斑目は嘘ではなく心からの本心を語る…このまっすぐさは斑目の魅力ですね。
そしてメンバーを心配しているような様子を見せたりあえて夏梨に殴られようとしたり、一京にも何か隠されている本心がありそうに見えるのですがどうでしょうか?
そして最後、ハルトの煙草の匂いで平静に戻る斑目がなんだか2人の関係性を示しているようでいいですね。次回どのようにメンバーを逮捕していくのか、無事目的達成なるか、気になりますね。
ドロ刑次号予告
次号、大泥棒の孤独。
次回のドロ刑を掲載の週刊ヤングジャンプ発売日は2月21日(木)です!
まとめ
ドロ刑【51話】『嘘と本心』のネタバレあらすじと感想をお届けしました。
やっぱり漫画は実際に絵と一緒に読むと迫力や面白さが違います。
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