今回は、『バラ色の聖戦単行本』【5巻】のネタバレと感想をお届けします。
ちなみに4巻のネタバレは下記の記事にまとめていますので、続きが気なる方はこちらからどうぞ。
目次
「バラ色の聖戦単行本」【5巻】のネタバレ
ショーに行けない!?
紗良(美生館)主催のショーでトップバッターを務めることになった真琴。
一方、ショーのトリを飾る紗良はそれがどうしても許せず、とうにか引きずり落とそうと企てます。
真琴は、一緒に出演する、ウェイブの美鈴を自宅に泊め、翌朝早く京都へと出発します。
ところがその出発の朝、真琴の夫、敦司のもとへ一本の電話がかかってきます。
するとなんと、なかなか落とせなかった取引先との接待ゴルフに行ってくると、真琴と子供たちを置いてさっさと出て行ってしまいます。
「子供の面倒見てくれるって約束したじゃない」
「オレのは大事な仕事だ」
「あたしだって仕事だよ」
「お前のやってることに生活かかってるのか?」
「考えてみればわかるだろう。お前の仕事より、オレの仕事のほうが大事なんだよ。」
真琴は立ち尽くします。
両親は法事でいません。
妹も旅行です。
もちろんショーには連れて行けません。
諦めかける真琴でしたが、美鈴に励まされ再び顔を上げます。
なんとか24時間保育園に預けることが出来ましたが、泣きわめく子供達に罪悪感を抱えながら、ショーへと向かうのでした。
天国から地獄の前日リハーサル
子供達のことは気持ちを切り替え、ショーの会場へ着いた真琴。
そこは日本庭園の豪華なステージでした。
用意された衣装は2着。
衣装の数はデザイナーからの信用の証だと聞き、誇りに思う真琴。
リハーサルでも、有名な演出家から褒めてもらえる動きが出来て胸が高鳴ります。
しかし、そんな真琴を見た紗良が提案を持ちかけます。
「私にも1度この衣装着させてもらえないでしょうか?」
戸惑う真琴、デザイナーの黒田さんもそれはできないと断ります。
ですが、スポンサーである美生館の紗良の夫や、演出家からの申し出があり、紗良に衣装を着られてしまいます。
トリで着る真っ白なプリエとは反対の黒い衣装をカッコ良く着こなす紗良に、皆が見惚れます。
そしてなんと、トップバッターの座を紗良に奪われてしまうでした。
抵抗する真琴と、納得のいかないデザイナー黒田さんでしたが、スポンサーは大事にしなさいという演出家の言葉に逆らうことができませんでした。
またしても汚い手で真琴を蹴落とした紗良。
悔しく思う真琴ですが、自分の力のなさが原因だと、涙を流しました。
ついに迎えたショー当日
いよいよ迎えたショー当日。
1着になってしまった衣装に肩を落とす真琴。
しかも出番は最後から2番目で、トリの紗良の引き立て役です。
そんな真琴の思いとは関係なく、ショー当日は慌ただしく準備が進められています。
舞台裏は戦場のように多くの人が出入りし、会場には茜子を含む、業界の大物がたくさん来ています。
こんな大きなステージに立てることを誇りに、真琴は気持ちを入れ直します。
トラブル発生!
トップバッターの紗良から始まり、あっというまに真琴の出番が訪れます。
ステージを一周し、たくさんの人に見られる高揚感と達成感を胸に、下がろうとした真琴でしたが、トラブルが発生し紗良が出てきません。
もう一周して時間をかせいでと言われて困惑する真琴。
「あたしひとりどう歩いたらいいの?」
「いつまでつないだらいい?」
「ひとりで会場をもたせるなんてできない」
戸惑う真琴でしたが、観客はこのハプニングに気付いてはいません。
「ここでおかしいと気付かれたら、今までのたくさんの人たちの努力がすべておしまいになる。」
支えてくれたスタッフの人たちのことを思い、歩き続ける真琴。
着物をモチーフにしたドレスの帯を外してみせる演出で、会場を沸かせます。
そうしてなんとかつなぎきり、トリの紗良が出てきて、ショーは無事に大成功を収めました。
トラブルの原因を作ったのは、紗良の衣装係。
紗良に高圧的な態度をとられ、萎縮してしまいミスをしました。
そんな衣装係に、優しく声をかけ、フォローする真琴に、ステージ裏が和みます。
さらには、茜子と紗良がモデルを務める雑誌への出演や、各社関係者からの注目を浴びまくる真琴。
ショーの主役である自分よりも目立つ真琴を見て、紗良はまた憎しみをもつのでした。
紗良と家族との溝
4巻で明らかになりましたが、紗良と母親、2人の姉とは大きな溝があります。
そんな母親と姉達が、ショーの話題を聞いて、「そんなにすごいショーなら見に行く」と言って来てくれました。
今までさんざん見下されてきた紗良は、自分の輝かしい姿を見返してやると意気込んだショーでした。
ですが、結果は真琴のほうが目立ってしまった。
「あんたは結局2番手にしかなれないのよ」
姉達からの厳しい言葉と、母親の幻滅した姿を見て、頑張ったのに認めてもらえないと悲しみます。
そしてその怒りは、真琴へと向けられるのでした。
無事帰宅!子供達ただいま!のはずが?
ショーは大成功、おまけに雑誌に載れることになり、大満足で帰る真琴。
ですが、コネ作りの為にどうしても参加しなくてはならなかったショーの打ち上げに行った為、子供達の迎えは夫の敦司に頼んでいました。
保育園に電話すると、迎えに来られましたよと聞いて、一安心して帰ります。
ところが、そこにいたのは一家勢揃い。
真琴の両親に妹、敦司の両親。
敦司と敦司の両親は険しい顔をしています。
24時間保育園に子供を預けたことを責める敦司。
敦司の両親も、敦司をかばい、真琴を悪者です。
見かねた真琴の妹が、もっと妻として認めてあげてよ!と叫びますが、思いは届きません。
「お前のやってることは育児放棄だ」
「なんで女だけがどちらかしか選べないの?主婦がやりたいことするのはいけないこと?」
責められる真琴を見て、子供達が鳴き出します。
「お前のせいで、子供達が罪悪感もつんだ。自分がじゃまなんだって思うだろう。」
「母親失格の妻なんかいらない。」
「モデルやめるか離婚かどっちかだ」
突きつけられる言葉に真琴は何も言えませんでした。
さらなる追い討ち!
敦司とのことに悩む真琴。
妹は、銀行員なんだから、体裁で離婚なんかしないよ、と励まします。
そんな敦司の銀行では、例の接待ゴルフのかいあって、大口の契約が決まりそうでした。
喜ぶ敦司の元へ、紗良と紗良の夫が訪れます。
一部上場した大企業からの融資の相談に、喜ぶ銀行側。
ですが紗良は、敦司の妻、真琴がモデルだということをバラしてしまいます。
さらにはネットに流れている、素人カメラマンの撮影会での悪意ある写真を銀行内に広めます。
敦司は信用を失い、大口の契約は白紙となり、会社での立場を失うのでした。
真琴だけではなく、敦司にまで仕掛けてきた紗良!
このままモデルを諦めるのか?
離婚か?
この先が気になります!
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「バラ色の聖戦単行本」【5巻】の感想
いよいよショーが始まりましたね。
このまま素直にはいかないと思ってましたが、本当に汚いですね、紗良。
でもその紗良の人を蹴落としてでもキレイになって上に立ちたい!って思いは、幼少時の母親や姉達に虐げられてきたことがあってですね。
あと、敦司、ひどいです。
もう少し、真琴を褒めてあげてほしいです。
家政婦や使用物じゃない、って妹の言葉が胸に響きました。
蹴落とされては立ち上がる真琴の強さ、この先またスカッとする大逆転劇を見たいですね。
まとめ
今回は、漫画『バラ色の聖戦単行本』【5巻】のネタバレと感想をお伝えしました。
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